いつか朝焼けに会えるまで

あとがき
長編「地球への唄」番外編
ジョミーの誕生はブルーとセレーネには喜ばしいことだったと思います。
だけど後継者がいないセレーネにとっては後継者を見つけたブルーを祝福しつつも複雑な思いを抱いていたはず。
セレーネはこれでもミュウの指導者のひとりなので嫉妬とか妬ましいという思いは抱いてはいけないと思い込んでいたんです。周りには見せてはいけないと。
ブルーもですが、周りはもう少し頼って欲しいと思っているんですけどね。
夢主とジョミーは4歳年の差があるので、4年間もセレーネはブルーを羨ましいと思う心と戦っていきます。
ちなみにタイトルの朝焼けはミュウ側の夢主のことをさしています。ジョミーが太陽なら彼女は夜が明ける朝焼けかなって。
つまりセレーネにとって夢主は自分の夜をはらってくれた朝焼けなんです。
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