ミュウ側の主人公です。ジョミーの遺伝子上の妹です。
晴れ晴れとした日
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月の光のような暖かな光が差し込む部屋。
かなり広いのだがベッドとタンスしかない寂しい部屋だった。
銀髪のショートカットの少女、セレーネはベッドの上で目を開けた。
ルビーのような紅玉が姿を現す。
「やれやれ……」
セレーネの補聴器に覆われた耳は足音をとらえていた。
「セレーネ! 聞いてくれ!」
案の定やってきたのは銀髪の青年、ブルーだった。
「何? ブルー?」
セレーネは体を起こしてブルーを迎えた。
「僕の太陽が!」
またかと思った。
ここのところブルーは己が後継者と定めた子供の様子を見ては話すということを繰り返す。どうやら子供が愛おしくてならないらしく誰かに話さないと気が済まないらしい。
セレーネはそれをよかったと思うと同時に心のどこかが冷えていくような気がした。
「セレーネ! 聞いているのかい!?」
「聞いているわよ。で、ジョミーがどうかしたの?」
「そうなんだ。それでだね――」
それからもブルーは子供の可愛さについて語った。
ボール遊びしているのが可愛いだの、食べる姿が可愛いだのを話してくる。
(もう孫を可愛がるおじいちゃんよね……)
実際、祖父より年齢がいっているのだが。セレーネは自分が似たような年であることを棚に上げて心中で呟いたのだった。
かなり広いのだがベッドとタンスしかない寂しい部屋だった。
銀髪のショートカットの少女、セレーネはベッドの上で目を開けた。
ルビーのような紅玉が姿を現す。
「やれやれ……」
セレーネの補聴器に覆われた耳は足音をとらえていた。
「セレーネ! 聞いてくれ!」
案の定やってきたのは銀髪の青年、ブルーだった。
「何? ブルー?」
セレーネは体を起こしてブルーを迎えた。
「僕の太陽が!」
またかと思った。
ここのところブルーは己が後継者と定めた子供の様子を見ては話すということを繰り返す。どうやら子供が愛おしくてならないらしく誰かに話さないと気が済まないらしい。
セレーネはそれをよかったと思うと同時に心のどこかが冷えていくような気がした。
「セレーネ! 聞いているのかい!?」
「聞いているわよ。で、ジョミーがどうかしたの?」
「そうなんだ。それでだね――」
それからもブルーは子供の可愛さについて語った。
ボール遊びしているのが可愛いだの、食べる姿が可愛いだのを話してくる。
(もう孫を可愛がるおじいちゃんよね……)
実際、祖父より年齢がいっているのだが。セレーネは自分が似たような年であることを棚に上げて心中で呟いたのだった。
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