夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第八話 雪の日の迷子
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『ぐおおおおおおっ!』
カゲユが原っぱに飛び出してくる。
「くるぞ!」
言葉通りユキミツを狙ってやってきた。
ユキミツと美結花は逃げる。
『うわあ!』
突然ユキミツが何かに躓いてしまう。
そのすきをカゲユは狙っていた。
「この子は渡さない!」
美結花はユキミツを抱きしめた。
『ぐ、ぎぎぎぎぎ』
怪しい声を上げて美結花の右腕に触手を伸ばして絡みつく。そして引き寄せ始める。
「美結花!」
夏目が叫ぶ声がする。
「うわっ……」
カゲユの口が近くなると美結花は顔をしかめた。
思わず顔をしかめてしまうほどの悪臭が口の中からしたのだ。
ゆっくりとゆっくりと口へと二人が運ばれていく。
ぽっかりとした大きな口が二人を招いていた。
『美結花を離しなさい!』
大きな山猫になって佐貝が躍りかかる。
『こっちもだ!』
ニャンコ先生も白い山犬のような本来の姿に戻り、とびかかる。カゲユは二匹の妖に気をとられて二人を口の中に運ぶ手を止める。
「貴志!」
そのすきにと美結花は中級から渡されたものを夏目に投げる。
夏目は素晴らしい反射神経で渡されたもの─鏡をキャッチする。
『これで終わりよ!』
『これで終わりだ!』
先生と佐貝が強烈な光をカゲユに向かって放つ。夏目は鏡を取り出し、先生たちの光を反射させ、カゲユに放つ。
『ぎゃああああああ!』
カゲユは悲鳴を上げてのたうち回る。触手がうねうねとあたりに叩きつけられる。その衝撃でユキミツと美結花は地面にどさりと落とされる。
「大丈夫か!? 二人とも」
「ええ。何とか……」
美結花は頷いた。
「ユキミツは?」
『僕も大丈夫。でも母さんたちが近いみたい』
「ユキミツのお母さんが……? でもどこに……?」
あたりを見回した時だった。
『ぐぎゃあああああああああああああ!』
一番の悲鳴を上げてカゲユの足元が凍る。
「あ!」
そこには銀の髪に白い着物の美しい人々が上空に姿を現した。
『母さん!』
ユキミツがひときわ美しい銀の髪を持つ女性を見て顔を輝かせる。
『さあ、おかえりなさい。元居た場所へ……』
銀の髪の女性はカゲユに向かってそう呟くと全体を凍らせていく。やがてその固まりは氷河レベルからサッカーボールほどへと縮んでいった。
『ふん、小物は小物らしく引きこもっていることね』
佐貝はそう呟くと氷の塊をもって空を飛ぶとぷいっとどこかの森へと吐き出した。
カゲユがいなくなると原っぱには雪の子の大群と佐貝、ニャンコ先生、夏目と美結花、ユキミツだけになった。
カゲユが原っぱに飛び出してくる。
「くるぞ!」
言葉通りユキミツを狙ってやってきた。
ユキミツと美結花は逃げる。
『うわあ!』
突然ユキミツが何かに躓いてしまう。
そのすきをカゲユは狙っていた。
「この子は渡さない!」
美結花はユキミツを抱きしめた。
『ぐ、ぎぎぎぎぎ』
怪しい声を上げて美結花の右腕に触手を伸ばして絡みつく。そして引き寄せ始める。
「美結花!」
夏目が叫ぶ声がする。
「うわっ……」
カゲユの口が近くなると美結花は顔をしかめた。
思わず顔をしかめてしまうほどの悪臭が口の中からしたのだ。
ゆっくりとゆっくりと口へと二人が運ばれていく。
ぽっかりとした大きな口が二人を招いていた。
『美結花を離しなさい!』
大きな山猫になって佐貝が躍りかかる。
『こっちもだ!』
ニャンコ先生も白い山犬のような本来の姿に戻り、とびかかる。カゲユは二匹の妖に気をとられて二人を口の中に運ぶ手を止める。
「貴志!」
そのすきにと美結花は中級から渡されたものを夏目に投げる。
夏目は素晴らしい反射神経で渡されたもの─鏡をキャッチする。
『これで終わりよ!』
『これで終わりだ!』
先生と佐貝が強烈な光をカゲユに向かって放つ。夏目は鏡を取り出し、先生たちの光を反射させ、カゲユに放つ。
『ぎゃああああああ!』
カゲユは悲鳴を上げてのたうち回る。触手がうねうねとあたりに叩きつけられる。その衝撃でユキミツと美結花は地面にどさりと落とされる。
「大丈夫か!? 二人とも」
「ええ。何とか……」
美結花は頷いた。
「ユキミツは?」
『僕も大丈夫。でも母さんたちが近いみたい』
「ユキミツのお母さんが……? でもどこに……?」
あたりを見回した時だった。
『ぐぎゃあああああああああああああ!』
一番の悲鳴を上げてカゲユの足元が凍る。
「あ!」
そこには銀の髪に白い着物の美しい人々が上空に姿を現した。
『母さん!』
ユキミツがひときわ美しい銀の髪を持つ女性を見て顔を輝かせる。
『さあ、おかえりなさい。元居た場所へ……』
銀の髪の女性はカゲユに向かってそう呟くと全体を凍らせていく。やがてその固まりは氷河レベルからサッカーボールほどへと縮んでいった。
『ふん、小物は小物らしく引きこもっていることね』
佐貝はそう呟くと氷の塊をもって空を飛ぶとぷいっとどこかの森へと吐き出した。
カゲユがいなくなると原っぱには雪の子の大群と佐貝、ニャンコ先生、夏目と美結花、ユキミツだけになった。
