夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第六話 呪術師の会
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「会合……」
美結花は自分の部屋でぽつりとつぶやいた。
「気になるの?」
佐貝が訊いてくる。
「少し」
今まで従兄以外同じ世界を見ている人はいなかった。
「見える私だって本当かどうか疑いそうになったこともあるんだもの。……見えない人が私を嘘つき扱いするのも当然だったのかもしれない……」
「人は自分とは違うものを認めようとはしない。だからレイコは嫌いだった。人も妖も」
「レイコさん……」
孤独だった祖母。彼女は最期には心から信頼できる人に出会えたのだろうか。見える人たちの集まりに行けば何かわかるのだろうか。
そんな思いを抱いて美結花は夏目と共に会合へと向かっていた。
「確かこの辺のはずだけど」
夏目が辺りを見回す。
「こっちか。飲み会会場は」
「たくさんお酒が飲める~」
ニャンコ先生と佐貝はご機嫌だ。
「だから「会合」だって」
美結花は呆れた。
『ようこそおいでだ。客人。入口はこちら』
小さな一つ目の妖が「北口」と書かれた傘を持って立っていた。
「考えてあるわね」
「ああ,妖に案内させれば見えない人はたどり着けない訳か……」
二人は感心した。
「この辺りも変わったな。昔は大物な妖共(れんちゅう)が治めていたのにほとんどが人間に狩られたからな」
「ええ。今は低級や中級どもばっかりよね」
ニャンコ先生と佐貝が言った。
「人に狩られたって……」
その内容に美結花はショックを受けた。
『おや少年、少女。こんな森で何を?』
『ひょっとしたら会合へ? 私たちもなのだよ。さあさあこっちだ。一緒においで』
天狗の面をつけた妖とおたふくの面をつけた妖が言った。
「え、あの……」
「ちょ、ちょっと……」
随分なっていない妖だと美結花は思った。
「それらにさわるな」
声がかかった。
「この子たちに触れたらその猫たちに喰われてしまうぞ。ギンジ、アイカワ」
「「名取さん」」
『ぎゃっ。これは名取の若様! 別に食べようとしたのではありませんよ』
天狗の面が言った。
「お前たちがいるという事は的場さん来てるのか」
『はい。名取様が捕った新しい式が見たいと。ではではこれにて』
そう言って二匹は去って行った。
「やれやれ子供を連れてくるのはまずかったかな」
「今更なんです……。新しい式って?」
夏目が訊く。
「「柊」だよ。この前君が助けてくれた」
その声と共にお面をつけた妖が出てくる。
(これが柊……)
名取が柊を式にした経緯は夏目から聞いて知っている。
(お面を取ったら美人さんなんだろうな……)
ぼんやりとそう思った。
彼女は夏目のことも気にかけているようでおまじないを夏目の腕に描いてくれた。
美結花は自分の部屋でぽつりとつぶやいた。
「気になるの?」
佐貝が訊いてくる。
「少し」
今まで従兄以外同じ世界を見ている人はいなかった。
「見える私だって本当かどうか疑いそうになったこともあるんだもの。……見えない人が私を嘘つき扱いするのも当然だったのかもしれない……」
「人は自分とは違うものを認めようとはしない。だからレイコは嫌いだった。人も妖も」
「レイコさん……」
孤独だった祖母。彼女は最期には心から信頼できる人に出会えたのだろうか。見える人たちの集まりに行けば何かわかるのだろうか。
そんな思いを抱いて美結花は夏目と共に会合へと向かっていた。
「確かこの辺のはずだけど」
夏目が辺りを見回す。
「こっちか。飲み会会場は」
「たくさんお酒が飲める~」
ニャンコ先生と佐貝はご機嫌だ。
「だから「会合」だって」
美結花は呆れた。
『ようこそおいでだ。客人。入口はこちら』
小さな一つ目の妖が「北口」と書かれた傘を持って立っていた。
「考えてあるわね」
「ああ,妖に案内させれば見えない人はたどり着けない訳か……」
二人は感心した。
「この辺りも変わったな。昔は大物な妖共(れんちゅう)が治めていたのにほとんどが人間に狩られたからな」
「ええ。今は低級や中級どもばっかりよね」
ニャンコ先生と佐貝が言った。
「人に狩られたって……」
その内容に美結花はショックを受けた。
『おや少年、少女。こんな森で何を?』
『ひょっとしたら会合へ? 私たちもなのだよ。さあさあこっちだ。一緒においで』
天狗の面をつけた妖とおたふくの面をつけた妖が言った。
「え、あの……」
「ちょ、ちょっと……」
随分なっていない妖だと美結花は思った。
「それらにさわるな」
声がかかった。
「この子たちに触れたらその猫たちに喰われてしまうぞ。ギンジ、アイカワ」
「「名取さん」」
『ぎゃっ。これは名取の若様! 別に食べようとしたのではありませんよ』
天狗の面が言った。
「お前たちがいるという事は的場さん来てるのか」
『はい。名取様が捕った新しい式が見たいと。ではではこれにて』
そう言って二匹は去って行った。
「やれやれ子供を連れてくるのはまずかったかな」
「今更なんです……。新しい式って?」
夏目が訊く。
「「柊」だよ。この前君が助けてくれた」
その声と共にお面をつけた妖が出てくる。
(これが柊……)
名取が柊を式にした経緯は夏目から聞いて知っている。
(お面を取ったら美人さんなんだろうな……)
ぼんやりとそう思った。
彼女は夏目のことも気にかけているようでおまじないを夏目の腕に描いてくれた。
