夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第四十四話 裏山の噂
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「とにかく今夜鬼猿が来た時に捕獲する方法を考えねばな。それともっと情報が必要だ」
先生が言った。
「そうだね。私、妖達に話を聞いてみる」
「ああ、鬼猿が土産にしようとしているくらいだ。妖達の間で噂になっているに違いない」
佐貝が頷く。
「夜か……。俺にできることはあるか? 女子たちが話しているのを聞いたことはあるけど……」
「ううん。大丈夫だよ。田沼君はもし長引いて塔子さんたちが帰ってきたときに胡麻化してくれればいいわ」
「そうか……」
もっと役に立てると思った田沼が落ち込む。
「貴志がここで問題なく暮らせるようにする重要な仕事だよ。だから落ち込まないで」
美結花は励ました。
「おい、行くわよ。話はさくさく聞かなければいけないんだから」
佐貝がせかす。
「え、あ。うん。じゃあまたあとで」
美結花は佐貝とともに森へと戻っていった。
「励ましが上手じゃない」
佐貝が感心する。
「……何もできないっていうのも嫌だからね……」
美結花はそれだけを言った。
「ふん。さくさくと妖どもに話を聞くわよ」
「あ、待ってよ……!」
美結花は慌てて佐貝を追いかけていった。
「う~ん……。分かったことといえばオミバシラのもとに貴志が献上される予定ということかしら……」
美結花はしみじみと呟く。
「ああ。「友人帳の夏目」は妖の間で話題だからな。捧げれば力が戻ると思ったんでしょうね」
佐貝がさらりと言った。
「そんなの駄目だよ。それに貴志を捧げればってことはかなりの力を持ってない? 学校の裏山付近に復活するの嫌だよ」
美結花は顔を顰めた。
「小物たちが献上物を持ってくるってところからしてもそうでしょうね」
「それは、まずいね……。……ん? あれ、先生じゃない?」
美結花はすごい勢いで走るニャンコ先生を見つけた。
「本当ね。なにか焦っているようだったけど……」
「……先生は貴志や田沼君と一緒にいたはず……。何かあったんじゃ……」
美結花は夏目に何かあったのではと思って後を追いかけた。
「あ、こら。待ちなさい!」
佐貝があとを追いかけていった。
(二人とも無事でいて……!)
そう美結花は願った。
先生が言った。
「そうだね。私、妖達に話を聞いてみる」
「ああ、鬼猿が土産にしようとしているくらいだ。妖達の間で噂になっているに違いない」
佐貝が頷く。
「夜か……。俺にできることはあるか? 女子たちが話しているのを聞いたことはあるけど……」
「ううん。大丈夫だよ。田沼君はもし長引いて塔子さんたちが帰ってきたときに胡麻化してくれればいいわ」
「そうか……」
もっと役に立てると思った田沼が落ち込む。
「貴志がここで問題なく暮らせるようにする重要な仕事だよ。だから落ち込まないで」
美結花は励ました。
「おい、行くわよ。話はさくさく聞かなければいけないんだから」
佐貝がせかす。
「え、あ。うん。じゃあまたあとで」
美結花は佐貝とともに森へと戻っていった。
「励ましが上手じゃない」
佐貝が感心する。
「……何もできないっていうのも嫌だからね……」
美結花はそれだけを言った。
「ふん。さくさくと妖どもに話を聞くわよ」
「あ、待ってよ……!」
美結花は慌てて佐貝を追いかけていった。
「う~ん……。分かったことといえばオミバシラのもとに貴志が献上される予定ということかしら……」
美結花はしみじみと呟く。
「ああ。「友人帳の夏目」は妖の間で話題だからな。捧げれば力が戻ると思ったんでしょうね」
佐貝がさらりと言った。
「そんなの駄目だよ。それに貴志を捧げればってことはかなりの力を持ってない? 学校の裏山付近に復活するの嫌だよ」
美結花は顔を顰めた。
「小物たちが献上物を持ってくるってところからしてもそうでしょうね」
「それは、まずいね……。……ん? あれ、先生じゃない?」
美結花はすごい勢いで走るニャンコ先生を見つけた。
「本当ね。なにか焦っているようだったけど……」
「……先生は貴志や田沼君と一緒にいたはず……。何かあったんじゃ……」
美結花は夏目に何かあったのではと思って後を追いかけた。
「あ、こら。待ちなさい!」
佐貝があとを追いかけていった。
(二人とも無事でいて……!)
そう美結花は願った。
