夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第四十四話 裏山の噂
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「美結花~! お祭り行こう!」
将棋で盛り上がっている男子たちを横目に帰り支度をしていると小枝が飛びついてきた。
「お祭り?」
美結花は首を傾げた。
「そう。すぐ近くでやっているの。彩と私と美結花で行こう。きっと彩がおごってくれるよ」
にこにこと小枝が説明してくれる。
「おごるなんて言っていないわよ」
彩が小枝を少し小突く。
「それでどう? おいしいものがあると思うから行ってみない?」
今度は彩が誘ってくる。
「お祭りか……。いいよ。行こうか」
美結花は少し楽しみだった。
「やった~! 行こう行こう!」
「わわっ。押さないで~!」
小枝と彩に背中を押されて美結花はお祭りへと向かった。
「こんなところでお祭りやっていたんだね……」
美結花はあたりをきょろきょろと見回した。
(人以外もいてくらくらしそう……)
人じゃないものも混ざっているのが分かる。
「そうそう。何かを祀っているんだって。オミバシラ様とかだっけ?」
「違う違う。それは裏山の奴。四組の子が噂してたじゃない」
「あ、そうだった。なんだかわかんないけど何かを祀ってるって」
適当に小枝が説明する。
「オミバシラ様?」
美結花は訊いたことがなかった。
「噂になっていてよく知らないんだけど……。裏山の工事かなにかだったような気がする。よく分からないから今度また聞いておく」
ごめんね~と小枝が謝ってくる。
「かなり噂になっているし、曖昧なところが多いのよね~」
「ふ~ん」
美結花が返事をしながらあたりを見回すと妖しい猿面の妖を見つけた。
「……!」
直感的に目をつけられたらまずいと思った。
「小枝、彩。ちょっと具合が悪いから帰る……」
元気がなさそうに言った。
「え? 人酔いした?」
「ごめんごめん。今日は帰ろうか。また今度ね」
「うん……」
小枝や彩たちと別れる。
(何事もなければいいんだけど……)
美結花はそう願った。
将棋で盛り上がっている男子たちを横目に帰り支度をしていると小枝が飛びついてきた。
「お祭り?」
美結花は首を傾げた。
「そう。すぐ近くでやっているの。彩と私と美結花で行こう。きっと彩がおごってくれるよ」
にこにこと小枝が説明してくれる。
「おごるなんて言っていないわよ」
彩が小枝を少し小突く。
「それでどう? おいしいものがあると思うから行ってみない?」
今度は彩が誘ってくる。
「お祭りか……。いいよ。行こうか」
美結花は少し楽しみだった。
「やった~! 行こう行こう!」
「わわっ。押さないで~!」
小枝と彩に背中を押されて美結花はお祭りへと向かった。
「こんなところでお祭りやっていたんだね……」
美結花はあたりをきょろきょろと見回した。
(人以外もいてくらくらしそう……)
人じゃないものも混ざっているのが分かる。
「そうそう。何かを祀っているんだって。オミバシラ様とかだっけ?」
「違う違う。それは裏山の奴。四組の子が噂してたじゃない」
「あ、そうだった。なんだかわかんないけど何かを祀ってるって」
適当に小枝が説明する。
「オミバシラ様?」
美結花は訊いたことがなかった。
「噂になっていてよく知らないんだけど……。裏山の工事かなにかだったような気がする。よく分からないから今度また聞いておく」
ごめんね~と小枝が謝ってくる。
「かなり噂になっているし、曖昧なところが多いのよね~」
「ふ~ん」
美結花が返事をしながらあたりを見回すと妖しい猿面の妖を見つけた。
「……!」
直感的に目をつけられたらまずいと思った。
「小枝、彩。ちょっと具合が悪いから帰る……」
元気がなさそうに言った。
「え? 人酔いした?」
「ごめんごめん。今日は帰ろうか。また今度ね」
「うん……」
小枝や彩たちと別れる。
(何事もなければいいんだけど……)
美結花はそう願った。
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