夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第四十三話 影茶碗と妖しいものの名
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(はあ……。危なかった……。妖に気を取られて変な行動はしないようにしないと……)
慌ててごまかしたが、まかり間違ったら変な行動だ。
これからは気を付けないといけないと美結花は思った。
「それでさ。佐貝はどう思う? あの茶碗の妖」
美結花は佐貝に茶碗の妖のことを話した。
「ふむ。それは影茶碗ね。二週間ぐらいはここに住み着いているわよ」
「ええ!? 二週間も!?」
美結花は驚いた。
「なんで教えてくれないのよ! あなた用心棒でしょ!?」
美結花は佐貝に掴みかかった。
「阿呆。落ち着きなさいよ。害はないわ。害は。名工に焼かれた茶碗は欠けて捨てられた後、地の力を吸って妖になることもあるの。そして人恋しくなって古い民家に住み着くのよ。その家に災いが起きるときは家じゅうを走り回って知らせたり、気まぐれに身代わりとして災厄を受けたりするらしい。まあ飽きれば出ていくわよ」
「そうなの?」
「ええ。そうなのよ」
きっぱりと佐貝は言い切った。
「だといいんだけど……」
美結花は不安を感じた。
その不安は的中し茶碗が走りまわる音が聞こえた。
(やっぱり走っている……!)
覗いてみると茶碗があちこち走り回っていた。
「佐貝……!」
美結花は佐貝を睨んだ。
「私のせいじゃないでしょ──!」
佐貝の叫びがあたりに響いた。
慌ててごまかしたが、まかり間違ったら変な行動だ。
これからは気を付けないといけないと美結花は思った。
「それでさ。佐貝はどう思う? あの茶碗の妖」
美結花は佐貝に茶碗の妖のことを話した。
「ふむ。それは影茶碗ね。二週間ぐらいはここに住み着いているわよ」
「ええ!? 二週間も!?」
美結花は驚いた。
「なんで教えてくれないのよ! あなた用心棒でしょ!?」
美結花は佐貝に掴みかかった。
「阿呆。落ち着きなさいよ。害はないわ。害は。名工に焼かれた茶碗は欠けて捨てられた後、地の力を吸って妖になることもあるの。そして人恋しくなって古い民家に住み着くのよ。その家に災いが起きるときは家じゅうを走り回って知らせたり、気まぐれに身代わりとして災厄を受けたりするらしい。まあ飽きれば出ていくわよ」
「そうなの?」
「ええ。そうなのよ」
きっぱりと佐貝は言い切った。
「だといいんだけど……」
美結花は不安を感じた。
その不安は的中し茶碗が走りまわる音が聞こえた。
(やっぱり走っている……!)
覗いてみると茶碗があちこち走り回っていた。
「佐貝……!」
美結花は佐貝を睨んだ。
「私のせいじゃないでしょ──!」
佐貝の叫びがあたりに響いた。
