夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第四十二話 小さな嘘の先は
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「だから友人帳をやるわけにはいかないんだ……」
『ふうむ……。では貸すというのは』
「無理だ」
きっぱりと夏目が断る。
「貸すっていったい何に使うつもりだ……」
「そうよ。ちゃんと理由を言ってくれないと」
美結花も頷く。
『──ふむ。「カリカミ」という妖をご存じだろう。私はそ奴を探しているのだが、「友人帳」とやらに名が載っているらしいと噂で聞いてな。そやつを呼び出していただきたい』
(──妖を呼び出す……)
いったい何が理由でそうして欲しいのだろう。
「カリカミ…? その妖を呼び出してどうするつもりだ」
夏目の問いにその妖はふところから手紙を取り出した。
『これだ』
「紙…? だいぶ古そうだな。…ガビガビしている」
「ずいぶん野ざらしにあったような紙……」
『そうなのだ。触ると崩れるだろう!』
「「…………」」
偉そうに言う妖に二人は沈黙した。
「……それで?」
「その紙がどうしたの?」
『分からんのか! ニブチンが! しょうがないから話してやろう』
酒が風呂敷から取り出される。
『長くなるぞ! 覚悟しろ!』
(本当に長くなりそうね……)
酒に喜ぶ佐貝と先生をよそに美結花は深々とため息をついた。
『ふうむ……。では貸すというのは』
「無理だ」
きっぱりと夏目が断る。
「貸すっていったい何に使うつもりだ……」
「そうよ。ちゃんと理由を言ってくれないと」
美結花も頷く。
『──ふむ。「カリカミ」という妖をご存じだろう。私はそ奴を探しているのだが、「友人帳」とやらに名が載っているらしいと噂で聞いてな。そやつを呼び出していただきたい』
(──妖を呼び出す……)
いったい何が理由でそうして欲しいのだろう。
「カリカミ…? その妖を呼び出してどうするつもりだ」
夏目の問いにその妖はふところから手紙を取り出した。
『これだ』
「紙…? だいぶ古そうだな。…ガビガビしている」
「ずいぶん野ざらしにあったような紙……」
『そうなのだ。触ると崩れるだろう!』
「「…………」」
偉そうに言う妖に二人は沈黙した。
「……それで?」
「その紙がどうしたの?」
『分からんのか! ニブチンが! しょうがないから話してやろう』
酒が風呂敷から取り出される。
『長くなるぞ! 覚悟しろ!』
(本当に長くなりそうね……)
酒に喜ぶ佐貝と先生をよそに美結花は深々とため息をついた。
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