夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第四十二話 小さな嘘の先は
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「貴志君~! 開けてくれないかしら。鍵を失くしちゃって……」
塔子の声が聞こえる。
珍しいなと美結花は思った。
やがて夏目が下に降りる音が聞こえる。
「塔子さんが鍵を忘れるなんて珍しいかも……」
美結花がぼそりと呟く。
「本当に塔子だったらね」
ぼそりと佐貝が呟く。
「どういう意味?」
美結花の眉がぴくりと動く。
「塔子の姿や声を真似た妖かもしれないってことよ」
「……!」
美結花は固まった。
「大体夏目にだけ頼んでお前を忘れるなんてないだろうが。本当に塔子だったらどちらかに頼んだはずだ」
「貴志!」
美結花は慌てて夏目の部屋に向かった。
「痛いって言っているだろうが!」
部屋を開けると小汚い妖を殴る夏目が見えた。
「おい、夏目。ジャムの瓶を開けてくれ」
「「先生!」」
そこへ先生がやってきた。
「む。なんだこの小汚い奴は」
先生がつつく。
『くそう……こんなもやしに屈するとは屈辱……』
妖が起き上がる。
『しかし力づくでかなわぬというならば……』
妖の言葉に美結花は警戒心を抱く。
『こんなこともあろうかとちゃんと袖の下を用意してくれたわ!』
風呂敷を見せる。
『お願いします』
土下座してきた。
(何なのこの妖……)
美結花はあっけにとられた。
塔子の声が聞こえる。
珍しいなと美結花は思った。
やがて夏目が下に降りる音が聞こえる。
「塔子さんが鍵を忘れるなんて珍しいかも……」
美結花がぼそりと呟く。
「本当に塔子だったらね」
ぼそりと佐貝が呟く。
「どういう意味?」
美結花の眉がぴくりと動く。
「塔子の姿や声を真似た妖かもしれないってことよ」
「……!」
美結花は固まった。
「大体夏目にだけ頼んでお前を忘れるなんてないだろうが。本当に塔子だったらどちらかに頼んだはずだ」
「貴志!」
美結花は慌てて夏目の部屋に向かった。
「痛いって言っているだろうが!」
部屋を開けると小汚い妖を殴る夏目が見えた。
「おい、夏目。ジャムの瓶を開けてくれ」
「「先生!」」
そこへ先生がやってきた。
「む。なんだこの小汚い奴は」
先生がつつく。
『くそう……こんなもやしに屈するとは屈辱……』
妖が起き上がる。
『しかし力づくでかなわぬというならば……』
妖の言葉に美結花は警戒心を抱く。
『こんなこともあろうかとちゃんと袖の下を用意してくれたわ!』
風呂敷を見せる。
『お願いします』
土下座してきた。
(何なのこの妖……)
美結花はあっけにとられた。
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