夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第四十話 両親の写真
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「夏目―、夏目―?」
「美結花? 美結花─」
西村や小枝たちが美結花たちを探してやってきた。
「おっ。いた! どうした夏目。何をやっているんだ?」
「美結花もいた! 探したよ~」
「よかった……」
「無事だった……」
田沼や多軌がほっとしているのが見える。
「大丈夫か夏目」
「道が分かったぞ。行こうぜ夏目」
「だいぶ苦労したけどね~」
「日が暮れる前に行こうよ」
口々に誘ってくる。
「え……」
「でも……」
森を振り返る。
「そうだな。行こう」
夏目がすっと立ち上がる。
「貴志……」
いいの?と視線で問いかける。
夏目は首を横に振った。
(せっかくの両親の写真なのに……)
後ろ髪を引かれながらも美結花も立ち上がった。
「夏目! 何を落としたって!?」
そこへ田沼が夏目の肩に手を置いて問い詰める。
「え……」
夏目が戸惑うのが見える。
「西村、北本、速水。戻れ。夏目が落とし物をしたらしい。探してくれ。東川さんも南沢さんもタキも頼む」
「え? 落とし物?」
「馬鹿! なんで早く言わないんだ! 行っちゃうところだっただろ!」
「そうだよ。みんなで探すよ」
「当り前じゃない!」
「大事なものなのね。分かったわ」
「探すよ」
全員頷いた。
「! でも本当にいいんだ。後で探しに……」
「夏目。そんなこと言われても今の顔見れば嘘つかれているってのくらいは分かるんだ!」
田沼がきっぱりと言った。
「──しっかりしろ。夏目。つかなくていい嘘はつくな」
「──!」
その言葉は美結花にも刺さった。
(つかなくていい嘘はか……。私は本当は……)
「ごめん……探してくれないか……大事な写真なんだ……」
蚊の鳴くような声で夏目が頼んだ。
そこから一斉に探し物が始まった。
日が暮れかけた頃、写真が見つかった。
「あ! あった! これじゃないか。夏目」
西村が見つけた。
夏目が駆け寄って受け取る。
「勝手に見ちゃったけどこれ、夏目のお母さんか? かなり似ているな。──優しそうな人たちだな」
「──ああ。ありがとう」
夏目は嬉しそうに笑った。
それを見てみんな嬉しそうに笑った。
「美結花? 美結花─」
西村や小枝たちが美結花たちを探してやってきた。
「おっ。いた! どうした夏目。何をやっているんだ?」
「美結花もいた! 探したよ~」
「よかった……」
「無事だった……」
田沼や多軌がほっとしているのが見える。
「大丈夫か夏目」
「道が分かったぞ。行こうぜ夏目」
「だいぶ苦労したけどね~」
「日が暮れる前に行こうよ」
口々に誘ってくる。
「え……」
「でも……」
森を振り返る。
「そうだな。行こう」
夏目がすっと立ち上がる。
「貴志……」
いいの?と視線で問いかける。
夏目は首を横に振った。
(せっかくの両親の写真なのに……)
後ろ髪を引かれながらも美結花も立ち上がった。
「夏目! 何を落としたって!?」
そこへ田沼が夏目の肩に手を置いて問い詰める。
「え……」
夏目が戸惑うのが見える。
「西村、北本、速水。戻れ。夏目が落とし物をしたらしい。探してくれ。東川さんも南沢さんもタキも頼む」
「え? 落とし物?」
「馬鹿! なんで早く言わないんだ! 行っちゃうところだっただろ!」
「そうだよ。みんなで探すよ」
「当り前じゃない!」
「大事なものなのね。分かったわ」
「探すよ」
全員頷いた。
「! でも本当にいいんだ。後で探しに……」
「夏目。そんなこと言われても今の顔見れば嘘つかれているってのくらいは分かるんだ!」
田沼がきっぱりと言った。
「──しっかりしろ。夏目。つかなくていい嘘はつくな」
「──!」
その言葉は美結花にも刺さった。
(つかなくていい嘘はか……。私は本当は……)
「ごめん……探してくれないか……大事な写真なんだ……」
蚊の鳴くような声で夏目が頼んだ。
そこから一斉に探し物が始まった。
日が暮れかけた頃、写真が見つかった。
「あ! あった! これじゃないか。夏目」
西村が見つけた。
夏目が駆け寄って受け取る。
「勝手に見ちゃったけどこれ、夏目のお母さんか? かなり似ているな。──優しそうな人たちだな」
「──ああ。ありがとう」
夏目は嬉しそうに笑った。
それを見てみんな嬉しそうに笑った。
