夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第三十八話 蔵に封じられたもの
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「──そんなことがあったの」
「ああ」
「ええ」
多軌の言葉に夏目と美結花は頷く。
「…じゃあ昨日のあれもその妖なのかな?」
「え?」
「…何かあったの? 透」
「…実は昨日の夜から何かが廊下を走る音がしたり、窓ガラスをたたく音がするの。…木のせいかもしれないけどひょっとしたら……」
多軌の言葉に部屋を沈黙が訪れる。
「…そうなのか?」
「…うん」
多軌は頷いた。
「じゃあやっぱりあの妖が……」
「でも足音……」
あの妖はずるずる何かを引きずったような音をしていた。足音を立てるだろうかと美結花は首を傾げた。
ぱたたたた
「「ん?」」
思わず天井を見る。
軽快な足音がそこからしているからだ。
ぱたたたた
たたっ
ぱたたたた
「「「「「っ……!」」」」」
五人はびくりと肩を揺らす。
「──ね」
「……足音が凄いな」
「うん。うるさいくらい」
多軌、田沼、速水の会話が聞こえる。
夏目と美結花は黙って足音を聞いていた。
だんだんとこちらに近づいてきているような気がするからだ。
ぱた……
足音がやんだと思ったら何かがこちらをそっと覗いてきた。
小さな30㎝程の妖だった。
『おや。目が合った』
その妖が言った。
(着物の奴とは違う……)
美結花はそう思った。
「お前は何者だ。なぜこの家をうろついている」
「さっきの足音はおまえだな。何が目的だ」
夏目に続いて美結花が質問する。
その声がきつくなってしまうのも仕方ないだろう。
「!? 夏目君? 美結花ちゃん?」
「何かいるのか……?」
「妖?」
三人がいきなり話し始めた二人に驚く。
『目が合った!』
その妖は叫びながら走っていった。
「待ちなさい!」
美結花は夏目とともにその妖を追いかけて行った。
「夏目!」
「夏目さん!」
田沼と速水が叫ぶ声が聞こえた気がした。
「夏……あれ……この匂い……」
多軌も追いかけようとしたが。ふと香る匂いに足を止める。
どことなく懐かしい香りがした。
「ああ」
「ええ」
多軌の言葉に夏目と美結花は頷く。
「…じゃあ昨日のあれもその妖なのかな?」
「え?」
「…何かあったの? 透」
「…実は昨日の夜から何かが廊下を走る音がしたり、窓ガラスをたたく音がするの。…木のせいかもしれないけどひょっとしたら……」
多軌の言葉に部屋を沈黙が訪れる。
「…そうなのか?」
「…うん」
多軌は頷いた。
「じゃあやっぱりあの妖が……」
「でも足音……」
あの妖はずるずる何かを引きずったような音をしていた。足音を立てるだろうかと美結花は首を傾げた。
ぱたたたた
「「ん?」」
思わず天井を見る。
軽快な足音がそこからしているからだ。
ぱたたたた
たたっ
ぱたたたた
「「「「「っ……!」」」」」
五人はびくりと肩を揺らす。
「──ね」
「……足音が凄いな」
「うん。うるさいくらい」
多軌、田沼、速水の会話が聞こえる。
夏目と美結花は黙って足音を聞いていた。
だんだんとこちらに近づいてきているような気がするからだ。
ぱた……
足音がやんだと思ったら何かがこちらをそっと覗いてきた。
小さな30㎝程の妖だった。
『おや。目が合った』
その妖が言った。
(着物の奴とは違う……)
美結花はそう思った。
「お前は何者だ。なぜこの家をうろついている」
「さっきの足音はおまえだな。何が目的だ」
夏目に続いて美結花が質問する。
その声がきつくなってしまうのも仕方ないだろう。
「!? 夏目君? 美結花ちゃん?」
「何かいるのか……?」
「妖?」
三人がいきなり話し始めた二人に驚く。
『目が合った!』
その妖は叫びながら走っていった。
「待ちなさい!」
美結花は夏目とともにその妖を追いかけて行った。
「夏目!」
「夏目さん!」
田沼と速水が叫ぶ声が聞こえた気がした。
「夏……あれ……この匂い……」
多軌も追いかけようとしたが。ふと香る匂いに足を止める。
どことなく懐かしい香りがした。
