夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第三十八話 蔵に封じられたもの
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それからは蔵の広さと不気味さに圧倒されつつも何とか終わった。
「つ、つかれた……」
「私も……」
「お疲れ様……」
全員ぐったりとしていた。
「ごめんね、こんなに大変だとは」
「いいさ。明日は休みだし。それに……どきどきしてちょっと楽しかった」
「うん、私も楽しかった」
夏目と美結花は楽しかったと声をそろえて言った。
「そうだな」
田沼が同意する。
ここにいる全員同じ意見だった。
「腹減ったな。分かっていたら弁当くらいつくってきたんだけどな」
「確かにそうだね」
田沼の言葉に速水は頷いた。
「ヤキソバくらいならすぐ作れるわ。母屋に戻りましょう」
「じゃあ私手伝う」
「ありがとう、美結花ちゃん」
多軌は嬉しそうに言った。
「ああ。…あれ?」
夏目が何かを見て首を傾げた。
「どうしたの? …あれ?」
美結花も首を傾げる。
そこには2枚の着物が置いてあった。
(さっきは3枚だったような……)
「タキ、ここの着物1枚片付けたのか?」
同じことを思ったのか夏目が多軌に訊く。
「ん? ううん?」
多軌は不思議そうな顔をした。
「どうした夏目、さっきと同じで2枚ちゃんとあるぞ 」
「うん。さっきから2枚しかないよ 」
「え……」
「──え…」
思わず声を上げる。
(2枚? 3枚じゃなくて2枚? さっきのは見間違え─?)
気のせいだったのかもと片付けることにした。
だから夏目も美結花も何も言わないことにした。
「うまいな、ヤキソバ」
夏目が多軌に微笑むのを美結花は黙ってみていた。
「つ、つかれた……」
「私も……」
「お疲れ様……」
全員ぐったりとしていた。
「ごめんね、こんなに大変だとは」
「いいさ。明日は休みだし。それに……どきどきしてちょっと楽しかった」
「うん、私も楽しかった」
夏目と美結花は楽しかったと声をそろえて言った。
「そうだな」
田沼が同意する。
ここにいる全員同じ意見だった。
「腹減ったな。分かっていたら弁当くらいつくってきたんだけどな」
「確かにそうだね」
田沼の言葉に速水は頷いた。
「ヤキソバくらいならすぐ作れるわ。母屋に戻りましょう」
「じゃあ私手伝う」
「ありがとう、美結花ちゃん」
多軌は嬉しそうに言った。
「ああ。…あれ?」
夏目が何かを見て首を傾げた。
「どうしたの? …あれ?」
美結花も首を傾げる。
そこには2枚の着物が置いてあった。
(さっきは3枚だったような……)
「タキ、ここの着物1枚片付けたのか?」
同じことを思ったのか夏目が多軌に訊く。
「ん? ううん?」
多軌は不思議そうな顔をした。
「どうした夏目、
「うん。
「え……」
「──え…」
思わず声を上げる。
(2枚? 3枚じゃなくて2枚? さっきのは見間違え─?)
気のせいだったのかもと片付けることにした。
だから夏目も美結花も何も言わないことにした。
「うまいな、ヤキソバ」
夏目が多軌に微笑むのを美結花は黙ってみていた。
