夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第五話 蛍の妖
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「ここだここ。七つ森の入口だ」
美結花と夏目はニャンコ先生と佐貝に連れられて七つ森に来ていた。
「先生が蛍に詳しいなんて意外な趣味だな」
「うんうん。風流な趣味を持っているのね」
佐貝とニャンコ先生は七つ森の入口を知っていた。意外なことに蛍の事も知っていた。
「蛍火に誘われて狐火も集まるからな。それを喰うと美味いのだ」
「その後に蛍を眺めながら飲む酒が絶品で……」
ニャンコ先生と佐貝が言った。
「「…………」」
美結花と夏目はなんといえばいいのか言葉に詰まった。困っているうちに池に着いた。
「本当だ。こんなところに沼が。水もきれいじゃないか」
「これだけ綺麗なら蛍も出そうね」
池の水の浅いところはそこが見えている。蛍が出るんじゃないかと期待に胸が膨らむ。
「…む? しかし妙に静かだな」
「──そういえば……。こんな森の奥で生気があまり感じられないなんてこの沼一体──…。──…あ」
夏目が何かに気付いた。
茂みの奥から人の足が出ている。
(死体じゃなよね……)
美結花はおびえた。
やがてその足の持ち主が起き上がった。
「「わ──―っ!!」」
夏目と美結花は驚いた。今まで動かなかったものが起き上がったのでびっくりしたのだ。
「……やあ。君たちも蛍を見に?」
「す、すみません。大声出して……」
「お騒がせしてすみません……」
二人は謝った。
「はは。蛍には時間的にも時期的にもまだ少し早いみたいだ。最近じゃそもそも減ったみたいだけどね」
「ありがとうございます──…」
そう言った夏目は何かに気付いたようだ。美結花は不審に思ってその視線の先をたどる。(妖……?)
その男の人に髪が長く、お面をかぶった女妖が憑いていた。
『お前たち……。お前たちは人の子のくせに見えるのか?』
「やばっ……!」
二人はその妖から逃げ出した。
しかしその途中で夏目が崖から足を滑らしてしまう。
「貴志!」
思いっきり叫ぶ。だが彼が落ちることはなかった。
『やれやれ。危なっかしい人の子だ』
さっきの女妖が助けてくれたのだ。
「──―ありがとう。助かった」
夏目がお礼を言う。
『構わんさ。まあ酒の一杯でも出してくれれば祟りはしないさ小僧』
(すごいやくざだ……)
美結花はそう思った。
美結花と夏目はニャンコ先生と佐貝に連れられて七つ森に来ていた。
「先生が蛍に詳しいなんて意外な趣味だな」
「うんうん。風流な趣味を持っているのね」
佐貝とニャンコ先生は七つ森の入口を知っていた。意外なことに蛍の事も知っていた。
「蛍火に誘われて狐火も集まるからな。それを喰うと美味いのだ」
「その後に蛍を眺めながら飲む酒が絶品で……」
ニャンコ先生と佐貝が言った。
「「…………」」
美結花と夏目はなんといえばいいのか言葉に詰まった。困っているうちに池に着いた。
「本当だ。こんなところに沼が。水もきれいじゃないか」
「これだけ綺麗なら蛍も出そうね」
池の水の浅いところはそこが見えている。蛍が出るんじゃないかと期待に胸が膨らむ。
「…む? しかし妙に静かだな」
「──そういえば……。こんな森の奥で生気があまり感じられないなんてこの沼一体──…。──…あ」
夏目が何かに気付いた。
茂みの奥から人の足が出ている。
(死体じゃなよね……)
美結花はおびえた。
やがてその足の持ち主が起き上がった。
「「わ──―っ!!」」
夏目と美結花は驚いた。今まで動かなかったものが起き上がったのでびっくりしたのだ。
「……やあ。君たちも蛍を見に?」
「す、すみません。大声出して……」
「お騒がせしてすみません……」
二人は謝った。
「はは。蛍には時間的にも時期的にもまだ少し早いみたいだ。最近じゃそもそも減ったみたいだけどね」
「ありがとうございます──…」
そう言った夏目は何かに気付いたようだ。美結花は不審に思ってその視線の先をたどる。(妖……?)
その男の人に髪が長く、お面をかぶった女妖が憑いていた。
『お前たち……。お前たちは人の子のくせに見えるのか?』
「やばっ……!」
二人はその妖から逃げ出した。
しかしその途中で夏目が崖から足を滑らしてしまう。
「貴志!」
思いっきり叫ぶ。だが彼が落ちることはなかった。
『やれやれ。危なっかしい人の子だ』
さっきの女妖が助けてくれたのだ。
「──―ありがとう。助かった」
夏目がお礼を言う。
『構わんさ。まあ酒の一杯でも出してくれれば祟りはしないさ小僧』
(すごいやくざだ……)
美結花はそう思った。
