夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第三十七話 春を呼ぶ妖
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「先ほど川に流されたときに川岸近くでなにかきらきらと輝くものを見ました」
美結花は水崎に説明を始めた。
「きらきらと輝くもの?」
「はい。たぶん……それが春風 様が封印された石なのだと思います」
「春風様が封印された石? どこら辺かい?」
「こちらがわの川岸近くです」
美結花は自分がいる方向だといった。
「ふう……。その中から探すのか……。大変だな」
水崎はため息をついた。
何日かかることかと思った。
「石に紛れているということでしょうか?」
「たぶんね」
水崎は肩をすくめた。
「見ればすぐわかると思います。多分ここら辺……」
美結花はあたりをきょろきょろして30㎝ほどの場所をうろうろした。
後から夏目がついてきて水面を覗いていた。
「本当だ……。きらきらしたものがある……」
ぼそりと彼が呟いた。
「……すごいな……」
水崎は今度は感嘆のため息をついた。
夏目も美結花もどちらも力はすごかった。
「名取の小僧もそうだけど祓い屋にはたまらない力でしょ」
佐貝が訊いた。
「ああ。そうだね。祓い屋にはたまらない力だ。でも大切な友人を失いたくないよ」
「そう言ったところも名取の小僧に似ておるな。おまえ」
「さっきから気になっていたんだけど……。名取と仕事したことあるの? 君たち」
水崎は半目になった。
「さあな」
「知っていても教えないわよ」
二匹はぷいと横を向いた。
(たぶん……あれなんだろうな……)
名取が神祓いをせずに妖たちを鎮めたと評価を上げた一件があった。彼だけだと神祓いをしそうと感じていたこともあり、おそらく夏目たちの力を借りたのだろう。
(ま。彼らの力はすごいけど……その力を利用することはしたくないなぁ。そこは名取も同意見だろう。だからこそ……的場とか……矢場家とかには利用されたくない……)
水崎はぎゅっと拳を握った。
「水崎さん! ここからどうやって探します?」
夏目が手を振って声をかけてきた。
「ああ、そうだね~」
水崎は自分の物思いを振り払って夏目たちの方へと向かった。
美結花は水崎に説明を始めた。
「きらきらと輝くもの?」
「はい。たぶん……それが
「春風様が封印された石? どこら辺かい?」
「こちらがわの川岸近くです」
美結花は自分がいる方向だといった。
「ふう……。その中から探すのか……。大変だな」
水崎はため息をついた。
何日かかることかと思った。
「石に紛れているということでしょうか?」
「たぶんね」
水崎は肩をすくめた。
「見ればすぐわかると思います。多分ここら辺……」
美結花はあたりをきょろきょろして30㎝ほどの場所をうろうろした。
後から夏目がついてきて水面を覗いていた。
「本当だ……。きらきらしたものがある……」
ぼそりと彼が呟いた。
「……すごいな……」
水崎は今度は感嘆のため息をついた。
夏目も美結花もどちらも力はすごかった。
「名取の小僧もそうだけど祓い屋にはたまらない力でしょ」
佐貝が訊いた。
「ああ。そうだね。祓い屋にはたまらない力だ。でも大切な友人を失いたくないよ」
「そう言ったところも名取の小僧に似ておるな。おまえ」
「さっきから気になっていたんだけど……。名取と仕事したことあるの? 君たち」
水崎は半目になった。
「さあな」
「知っていても教えないわよ」
二匹はぷいと横を向いた。
(たぶん……あれなんだろうな……)
名取が神祓いをせずに妖たちを鎮めたと評価を上げた一件があった。彼だけだと神祓いをしそうと感じていたこともあり、おそらく夏目たちの力を借りたのだろう。
(ま。彼らの力はすごいけど……その力を利用することはしたくないなぁ。そこは名取も同意見だろう。だからこそ……的場とか……矢場家とかには利用されたくない……)
水崎はぎゅっと拳を握った。
「水崎さん! ここからどうやって探します?」
夏目が手を振って声をかけてきた。
「ああ、そうだね~」
水崎は自分の物思いを振り払って夏目たちの方へと向かった。
