夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第三十五話 祭りの終わり
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「はあはあはあ……」
美結花たちは岩場に隠れながら獣の様子をうかがっていた。
「…まずい。あの辺りに豊月神がいるかもしれないのに……」
「あと少しだったのに……」
名取と美結花は悔しそうだ。
「お前の血の匂いにひかれてやってきたか。む。そうだ。夏目名案があるぞ」
「「え」」
思わずニャンコ先生を見た。
「佐貝が獣を追い詰め、私があれを喰らいその首をお前が会場へと持っていくのだ」
皆、ひれ伏すぞとまでニャンコ先生は言った。
「ちょっと! 私を囮にする気!? ずるい!」
佐貝が抗議する。
「だめだろそんな神様」
「みんなドン引きしそう……」
げんなりと美結花は言った。
「背に腹は代えられんだろう。さすがに私も神に牙をむけば祟られかねんからな」
「まあそうね。大妖と言ってもいい私たちだけど神は格が違うからね……」
佐貝はため息をついた。
「そう……。でも首を持っていくなんて……」
美結花は渋った。
「渋っているけどね。勝たないとある問題が起きるのよね」
「問題?」
首を傾げた。
「そうだな。佐貝の言う通りだ。豊月神を先に見つけても不月神が先に獣を見つければ負けになるのだぞ」
「う……」
「そういえばそうだった……」
不月神が勝てば山が不作になる。みんな困るだろう。
「──確かに」
名取は静かに頷いた。
「「名取さん……」」
「会場への連れ帰り方はどんな形でもいいのかもしれないってことさ」
「「!」」
美結花は目を見開いた。
「──不月神を封印するため用意してきた呪詛と壺がある」
名取は壺を取り出した。
「これに捕まえて持っていけば首だけっていうよりはましかもしれない」
「──壺に入れていけば……」
「名取さん……」
「二人とも。やってみるか」
「「はい!」」
二人は勢いよく頷いた。
美結花たちは岩場に隠れながら獣の様子をうかがっていた。
「…まずい。あの辺りに豊月神がいるかもしれないのに……」
「あと少しだったのに……」
名取と美結花は悔しそうだ。
「お前の血の匂いにひかれてやってきたか。む。そうだ。夏目名案があるぞ」
「「え」」
思わずニャンコ先生を見た。
「佐貝が獣を追い詰め、私があれを喰らいその首をお前が会場へと持っていくのだ」
皆、ひれ伏すぞとまでニャンコ先生は言った。
「ちょっと! 私を囮にする気!? ずるい!」
佐貝が抗議する。
「だめだろそんな神様」
「みんなドン引きしそう……」
げんなりと美結花は言った。
「背に腹は代えられんだろう。さすがに私も神に牙をむけば祟られかねんからな」
「まあそうね。大妖と言ってもいい私たちだけど神は格が違うからね……」
佐貝はため息をついた。
「そう……。でも首を持っていくなんて……」
美結花は渋った。
「渋っているけどね。勝たないとある問題が起きるのよね」
「問題?」
首を傾げた。
「そうだな。佐貝の言う通りだ。豊月神を先に見つけても不月神が先に獣を見つければ負けになるのだぞ」
「う……」
「そういえばそうだった……」
不月神が勝てば山が不作になる。みんな困るだろう。
「──確かに」
名取は静かに頷いた。
「「名取さん……」」
「会場への連れ帰り方はどんな形でもいいのかもしれないってことさ」
「「!」」
美結花は目を見開いた。
「──不月神を封印するため用意してきた呪詛と壺がある」
名取は壺を取り出した。
「これに捕まえて持っていけば首だけっていうよりはましかもしれない」
「──壺に入れていけば……」
「名取さん……」
「二人とも。やってみるか」
「「はい!」」
二人は勢いよく頷いた。
