夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第三十四話 偽りの神
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「勝負は獣を先に会場へ捕まえてきたものを勝ちとするらしく、俺も何とか追ってはみたのですが、獣というより竜のような妖で……人には難しいだろうから封印探しの方をと白笠たちが……」
夏目がここまでの経緯を説明してくる。
「無茶するなぁ……。ま貴志らしいかも」
美結花は苦笑しただけだが、名取はそうではなかったらしい。
「追ってみた? 竜のような妖を? ……夏目……また……」
「あ、すみません……」
「ひぇ、すみません……」
名取の怒りが感じられる笑顔に悪くない美結花も謝ってしまう。
「でも……すみません……」
夏目が言い訳しようとするが、名取の様子にすぐに謝ってひっこめる。
「白笠たちだけでどこまでやれるかね」
佐貝がため息をつく。
「そうだな。これでまた勝率が下がったというわけだ……」
「──そういうことだね」
はあと名取がため息をつく。
「名取さんは……」
美結花は何か言いかけて口を閉じる。
(訊けない……。不月神を祓うことに戸惑いがあるのかって聞いてはいけない気がする……)
美結花は着物の前をぎゅっと握りしめた。
「──…白笠達だけじゃない。先生や佐貝、美結花に柊達だっています。何としても豊月神を見つけましょう」
夏目の言葉に我に返る。
「三人なら何とかなるかもしれない」
「貴志……。そうね、ここにいるみんなで何とかなるかもしれないわ」
「夏目……美結花……」
その言葉に名取の瞳が揺れた気がした。
「む……」
「これは……」
先生と佐貝が何かに反応する。
「佐貝?」
思わず声をかける。
「! さがれ、夏目!」
「! 美結花も下がりなさい!」
「「え」」
戸惑っている間に先生と佐貝は本来の姿に戻った。
大きな白い山犬ような妖と黒い山猫の妖に。
『近い』
『近いな。──獣の臭いがする』
『お前たちはここにいろ』
『すぐに戻ってくる』
二匹は外へと飛び出していった。
「先生……」
「佐貝……」
二人は飛び出していった姿を見つめて行った。
「さて、貴志」
「ああ。確かに何かが近づいているな」
二人は頷きあう。
(どこだ……)
あたりをきょろきょろと見回す。
「! 後ろ!」
美結花が窓の外を指さす。
それを聞いた名取がすかさず紙人形で獣を縛ろうとするが、噛まれて近づけさせようとしない。逆に名取が獣に床に倒されてしまう。
『主様!』
「「名取さん!」」
二人は焦る。
「やめなさい! きゃっ!」
美結花がかかっていくが、尻尾で床にたたきつけられ、転がる。
「やめろ!」
それを見た夏目がしっぽを掴むも弾き飛ばされた。それだけでなく窓の外へと身体が落ちていく。
「貴志!」
起き上がりながら美結花は悲鳴を上げる。
「夏目!」
『夏目様!』
名取たちも焦る。
そこを柊が駆け抜け落ちようとした夏目を助けようとするが、ともに下の川に落ちていく。
「貴志──! 柊──!」
美結花の悲鳴があたりに響き渡った。
夏目がここまでの経緯を説明してくる。
「無茶するなぁ……。ま貴志らしいかも」
美結花は苦笑しただけだが、名取はそうではなかったらしい。
「追ってみた? 竜のような妖を? ……夏目……また……」
「あ、すみません……」
「ひぇ、すみません……」
名取の怒りが感じられる笑顔に悪くない美結花も謝ってしまう。
「でも……すみません……」
夏目が言い訳しようとするが、名取の様子にすぐに謝ってひっこめる。
「白笠たちだけでどこまでやれるかね」
佐貝がため息をつく。
「そうだな。これでまた勝率が下がったというわけだ……」
「──そういうことだね」
はあと名取がため息をつく。
「名取さんは……」
美結花は何か言いかけて口を閉じる。
(訊けない……。不月神を祓うことに戸惑いがあるのかって聞いてはいけない気がする……)
美結花は着物の前をぎゅっと握りしめた。
「──…白笠達だけじゃない。先生や佐貝、美結花に柊達だっています。何としても豊月神を見つけましょう」
夏目の言葉に我に返る。
「三人なら何とかなるかもしれない」
「貴志……。そうね、ここにいるみんなで何とかなるかもしれないわ」
「夏目……美結花……」
その言葉に名取の瞳が揺れた気がした。
「む……」
「これは……」
先生と佐貝が何かに反応する。
「佐貝?」
思わず声をかける。
「! さがれ、夏目!」
「! 美結花も下がりなさい!」
「「え」」
戸惑っている間に先生と佐貝は本来の姿に戻った。
大きな白い山犬ような妖と黒い山猫の妖に。
『近い』
『近いな。──獣の臭いがする』
『お前たちはここにいろ』
『すぐに戻ってくる』
二匹は外へと飛び出していった。
「先生……」
「佐貝……」
二人は飛び出していった姿を見つめて行った。
「さて、貴志」
「ああ。確かに何かが近づいているな」
二人は頷きあう。
(どこだ……)
あたりをきょろきょろと見回す。
「! 後ろ!」
美結花が窓の外を指さす。
それを聞いた名取がすかさず紙人形で獣を縛ろうとするが、噛まれて近づけさせようとしない。逆に名取が獣に床に倒されてしまう。
『主様!』
「「名取さん!」」
二人は焦る。
「やめなさい! きゃっ!」
美結花がかかっていくが、尻尾で床にたたきつけられ、転がる。
「やめろ!」
それを見た夏目がしっぽを掴むも弾き飛ばされた。それだけでなく窓の外へと身体が落ちていく。
「貴志!」
起き上がりながら美結花は悲鳴を上げる。
「夏目!」
『夏目様!』
名取たちも焦る。
そこを柊が駆け抜け落ちようとした夏目を助けようとするが、ともに下の川に落ちていく。
「貴志──! 柊──!」
美結花の悲鳴があたりに響き渡った。
