夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第三十四話 偽りの神
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『──まったく。お前の周りが騒がしいな』
「好きで騒いでいるわけじゃないぞ。──久しぶりだな、柊」
「いつもこうじゃないのよ。久しぶり、柊」
二人は柊に挨拶をした。
『ああ』
柊が少し微笑んだ気がした。
『夏目様! お支度を!』
白笠の一人が急かす。
『美結花様はこの祓い人とともにここでお待ちを』
「え、ええ……」
美結花は頷いた。
『そろそろ祭りが、会場となる原っぱへと急がねば!』
急かされる夏目。
『お前たちはなんだか少し柔らかくなった気がする』
「「え?」」
柊の方を振り向く。
『名取もいつかそんなふうになることもあるだろうか……』
「え──…」
「柊?」
「柊、ちょっといいか」
名取が柊を呼んだため、その真意を聞く機会を失ってしまった。
「──…」
「柊……」
『さあさ、夏目様…いや「豊月サマ」神輿にお乗りください』
白笠衆の一人が夏目を急かす。
「そういえば勝負って何をするんだ?」
夏目が訊く。
(確かに何をするか聞いてないわね……)
難しいのだったらどうしようと考えてしまう。
『競争だったりもの探しだったりその都度決めてやるのです』
「「えっ!」」
ぎょっとした。
「対策の立てようがないじゃない……。せっかくどうすれば良いのか考えようと思ったのに……」
「アバウトだな……。対策の立てようがない……」
ぶつくさと文句を言う。
『あっ! まずい! おかくれを!』
「えっ」
「何っ!?」
二人は繁みに身体を押し付けられる。
その一瞬後、黒い衣を着て鎌を持った妖がやってきた。
「何だ……」
「誰……」
こっそりと見ながら疑問に思う。
『あれは不月様のお付きのもの……。いったい何をしに……』
白笠衆が不審に思う。
『ぎゃあ!』
『やめろ!』
『おまえたち何をこそこそやっている。お前らごときがいくら小細工をしようとしたところで今回こそは我らが不月様が勝つのだ』
白笠衆に襲い掛かる不月神のお付き。
『噂では豊月神はまだ姿をお見せにならぬとか』
『お前らやこの山のことが面倒になってお逃げになったのではないか!』
不月神のお付きは核心を突く。
『何を!』
白笠衆は言い返すもいないのは事実なので言葉が動揺する。
しかしほかの妖が豊月神をみたと騒ぐ。
それなら見せてみろと恫喝する不月神のお付き。
「見てられない……」
「何を……待……」
美結花が止める暇もなかった。
夏目は吐いていた草履を不月神のお付きにあてる。
「こんなところで暴れて貰っては困る。心配しなくとも豊月はここにいるぞ。戻って始まりの時を待つがいい」
周りの妖たちが盛り上がる。
(なんとかごまかせているみたい……。貴志の妖力が強いのがいい方向に作用しているみたい……)
美結花はほっとした。
「好きで騒いでいるわけじゃないぞ。──久しぶりだな、柊」
「いつもこうじゃないのよ。久しぶり、柊」
二人は柊に挨拶をした。
『ああ』
柊が少し微笑んだ気がした。
『夏目様! お支度を!』
白笠の一人が急かす。
『美結花様はこの祓い人とともにここでお待ちを』
「え、ええ……」
美結花は頷いた。
『そろそろ祭りが、会場となる原っぱへと急がねば!』
急かされる夏目。
『お前たちはなんだか少し柔らかくなった気がする』
「「え?」」
柊の方を振り向く。
『名取もいつかそんなふうになることもあるだろうか……』
「え──…」
「柊?」
「柊、ちょっといいか」
名取が柊を呼んだため、その真意を聞く機会を失ってしまった。
「──…」
「柊……」
『さあさ、夏目様…いや「豊月サマ」神輿にお乗りください』
白笠衆の一人が夏目を急かす。
「そういえば勝負って何をするんだ?」
夏目が訊く。
(確かに何をするか聞いてないわね……)
難しいのだったらどうしようと考えてしまう。
『競争だったりもの探しだったりその都度決めてやるのです』
「「えっ!」」
ぎょっとした。
「対策の立てようがないじゃない……。せっかくどうすれば良いのか考えようと思ったのに……」
「アバウトだな……。対策の立てようがない……」
ぶつくさと文句を言う。
『あっ! まずい! おかくれを!』
「えっ」
「何っ!?」
二人は繁みに身体を押し付けられる。
その一瞬後、黒い衣を着て鎌を持った妖がやってきた。
「何だ……」
「誰……」
こっそりと見ながら疑問に思う。
『あれは不月様のお付きのもの……。いったい何をしに……』
白笠衆が不審に思う。
『ぎゃあ!』
『やめろ!』
『おまえたち何をこそこそやっている。お前らごときがいくら小細工をしようとしたところで今回こそは我らが不月様が勝つのだ』
白笠衆に襲い掛かる不月神のお付き。
『噂では豊月神はまだ姿をお見せにならぬとか』
『お前らやこの山のことが面倒になってお逃げになったのではないか!』
不月神のお付きは核心を突く。
『何を!』
白笠衆は言い返すもいないのは事実なので言葉が動揺する。
しかしほかの妖が豊月神をみたと騒ぐ。
それなら見せてみろと恫喝する不月神のお付き。
「見てられない……」
「何を……待……」
美結花が止める暇もなかった。
夏目は吐いていた草履を不月神のお付きにあてる。
「こんなところで暴れて貰っては困る。心配しなくとも豊月はここにいるぞ。戻って始まりの時を待つがいい」
周りの妖たちが盛り上がる。
(なんとかごまかせているみたい……。貴志の妖力が強いのがいい方向に作用しているみたい……)
美結花はほっとした。
