夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第三十四話 偽りの神
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「はあ……」
美結花は深々とため息をついた。
「どうしてこんなことに……」
「自業自得だ馬鹿」
佐貝は冷たい。
「だってあんなこと言われたらやるしかないんだもの……」
「ふん!」
佐貝はそっぽを向く。
『さあ美結花様。行きますよ。夏目様を守るようにお近くに……』
「う、うん……」
美結花は頷いた。
今彼女は声をかけてきた妖と同じ格好をしていた。
夏目を助けるために周りのお付きたちと同じ格好をしていたのだ。
先頭のお付きの妖の声とともに動き出す。
『下に下に~。豊月様のお通りである』
妖達が豊月様がきたと騒めく。
(偽物だけどね……。ああ、どうかばれませんように……)
笠の下で美結花は震える。
「あ、やば!」
夏目が何かを見つけて声を出す。
「どうした……。げ」
美結花は夏目の視線の先をたどると会いたくない人がいた。
(な、名取さん……)
祓い人の名取がそこにいた。
この格好だけは見られたくなかったと内心悲鳴を上げる。
「わ~~!」
名取が小声で悲鳴を上げる。
(あとでなんて説明しよう……)
美結花はがっくりしていた。
『さあさ、先行きますよ』
小声で言われ、今は豊月様の行列の方が大事だとさっさと先に行く。
名取に見られた動揺で足が少し震えていた。
「柊」
『はい』
「今、夏目にそっくりな妖が」
『あれは夏目です』
「美結花にそっくりな妖も……」
『あれは美結花です』
柊にはっきりきっぱり言われ、名取は沈黙した。
美結花は深々とため息をついた。
「どうしてこんなことに……」
「自業自得だ馬鹿」
佐貝は冷たい。
「だってあんなこと言われたらやるしかないんだもの……」
「ふん!」
佐貝はそっぽを向く。
『さあ美結花様。行きますよ。夏目様を守るようにお近くに……』
「う、うん……」
美結花は頷いた。
今彼女は声をかけてきた妖と同じ格好をしていた。
夏目を助けるために周りのお付きたちと同じ格好をしていたのだ。
先頭のお付きの妖の声とともに動き出す。
『下に下に~。豊月様のお通りである』
妖達が豊月様がきたと騒めく。
(偽物だけどね……。ああ、どうかばれませんように……)
笠の下で美結花は震える。
「あ、やば!」
夏目が何かを見つけて声を出す。
「どうした……。げ」
美結花は夏目の視線の先をたどると会いたくない人がいた。
(な、名取さん……)
祓い人の名取がそこにいた。
この格好だけは見られたくなかったと内心悲鳴を上げる。
「わ~~!」
名取が小声で悲鳴を上げる。
(あとでなんて説明しよう……)
美結花はがっくりしていた。
『さあさ、先行きますよ』
小声で言われ、今は豊月様の行列の方が大事だとさっさと先に行く。
名取に見られた動揺で足が少し震えていた。
「柊」
『はい』
「今、夏目にそっくりな妖が」
『あれは夏目です』
「美結花にそっくりな妖も……」
『あれは美結花です』
柊にはっきりきっぱり言われ、名取は沈黙した。
