夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第三十三話 謝りたかったこと
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「おい、どこに行くんだ?」
木が繁っているところを走らされて柴田が訊いた。
「まさか……」
「そのまさかよ」
藤の木のところへと案内しようとしていた。
やがて階段が見えてきてそこに村崎がいるのが見えた。
「村崎!」
柴田の顔が明るくなって走っていく。
「美結花ちゃん……」
美結花は黙っていた。
ルリコが言いたいことは分かっていた。
村崎の身体は透けていて限界なのが視えた。
「──駄目ね。来ちゃうなんて。遠くへ行くからもう会えないって書いたでしょ?」
柴田の瞳が揺れる。
「──でも約束だったわね。行きましょう。柴田。連れて行って。いつもみたいに」
二人は手をつないで走っていった。
「あ……!」
ルリコが声を漏らす。
村崎はきらきら光って輪郭が揺れる。
「柴田。ありがとう」
その言葉を最後に村崎は消えてしまった。
それを悟った柴田は立ち尽くし、やがて倒れた」
小さな声でひどいこと言ったのにさいごまで付き合ってくれてありがとうと言った。
「夏目の従妹…夏目さんも榊原もありがとうな」
小さな声でお礼を言った。
「ううん。大丈夫よ。大丈夫」
「ああ……」
大丈夫じゃなさそうな声で柴田は呟いた。
「あとは貴志に任せましょう」
美結花はルリコの背を押してその場を去った。
「柴田君大丈夫かな……」
「分からない……。忘れることはできないと思うけど、それでも生きていけるわ……」
「うん……。柴田君の会いたい人はもう会えない遠くへと行ってしまったけど……。私たちがこうして会えるのは奇跡みたいなものだね……」
「そうだね……」
こうして一度別れた人と再び会える。それは奇跡みたいな出来事なんだ。だからこの奇跡を大事にしていきたい。そう美結花は思った。
木が繁っているところを走らされて柴田が訊いた。
「まさか……」
「そのまさかよ」
藤の木のところへと案内しようとしていた。
やがて階段が見えてきてそこに村崎がいるのが見えた。
「村崎!」
柴田の顔が明るくなって走っていく。
「美結花ちゃん……」
美結花は黙っていた。
ルリコが言いたいことは分かっていた。
村崎の身体は透けていて限界なのが視えた。
「──駄目ね。来ちゃうなんて。遠くへ行くからもう会えないって書いたでしょ?」
柴田の瞳が揺れる。
「──でも約束だったわね。行きましょう。柴田。連れて行って。いつもみたいに」
二人は手をつないで走っていった。
「あ……!」
ルリコが声を漏らす。
村崎はきらきら光って輪郭が揺れる。
「柴田。ありがとう」
その言葉を最後に村崎は消えてしまった。
それを悟った柴田は立ち尽くし、やがて倒れた」
小さな声でひどいこと言ったのにさいごまで付き合ってくれてありがとうと言った。
「夏目の従妹…夏目さんも榊原もありがとうな」
小さな声でお礼を言った。
「ううん。大丈夫よ。大丈夫」
「ああ……」
大丈夫じゃなさそうな声で柴田は呟いた。
「あとは貴志に任せましょう」
美結花はルリコの背を押してその場を去った。
「柴田君大丈夫かな……」
「分からない……。忘れることはできないと思うけど、それでも生きていけるわ……」
「うん……。柴田君の会いたい人はもう会えない遠くへと行ってしまったけど……。私たちがこうして会えるのは奇跡みたいなものだね……」
「そうだね……」
こうして一度別れた人と再び会える。それは奇跡みたいな出来事なんだ。だからこの奇跡を大事にしていきたい。そう美結花は思った。
