夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第三十三話 謝りたかったこと
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「はあはあはあ……」
美結花はかけていくと夏目が視えた。
「貴志!」
「美結花!? どうしてここに!?」
夏目が戸惑う。
「それはあと! それより追いかけないと!」
「あ、ああ……」
夏目と美結花は影を追いかけて行って昨日の山藤の木の元へとたどり着いた。
その根元に女の子が倒れていた。
「あれが……妖……!」
「村崎だ……」
夏目が名前を呟く。
「しかし山藤か……。でかいな。腐って倒れたか……」
「何か月か前に倒れたんだって」
ルリコから聞いたことを言った。
「これが妖の正体のようなものだ」
ニャンコ先生が言った。
「生気も残っていない木だな」
『ああ。倒れて後は朽ちるばかりさ』
むくりと妖─村崎が起き上がる。
「! おい!」
『触るな』
夏目が触ろうとするのを村崎は止めた。
『──下等な人の子など触れたら喰ってやる。そこの小娘もだ』
美結花はびくりと震えた。
「食ったら元気になるのか?」
『さあな。しかしただ消えゆくのを待つのなら残り少ない力を使って人にでも化けて喰ってやろうと少しでも長らえるかもしれんと思っただけさ……』
優しい顔で村崎は呟いた。
そこで柴田との出会いを語り始めた。
最初は喰ってやろうと思ったが、あっていくうちにだんだんとその気がなくなっていったと。会うのが楽しかったのだ。
そして昨日会った時にはもう柴田は正体をしっていたのだなと自嘲するように村崎は言った。
(この妖は……柴田君のこと……)
『う……』
村崎が胸を抑える。
「! 村崎」
心配そうに夏目が名前を呼ぶ。
美結花もそばに駆け寄る。
「魚が必要ならとってくるぞ」
「私も手伝う!」
美結花は言った。
「離れろ。夏目」
「美結花もよ」
「触れたら喰うんじゃなかったのか?」
ニャンコ先生と佐貝が忠告する。
『──そうしてやろうかと思ったが、無理のようだ。こいつは柴田の友人だ。──喰ったりしたら嫌われる。それにこの小娘も……うう……』
村崎が倒れこむ。
「!? 大丈夫!?」
「!? む、村崎!?」
慌てる二人。
「…やれやれ。明日くらいまでは持つと思ったが……」
「斑の勘も外れるのね」
ニャンコ先生と佐貝がため息をつく。
(村崎の気配が薄く……)
美結花は嫌な予感がした。
「もう時が近いようだ」
「「え?」」
「──まあもったほうだな」
「……!」
ニャンコ先生の言葉に硬直した。
(消えてしまうのね……)
対して知らない妖でも消えてしまうのを見るのは嫌だと思ってしまった。
『……本当はとっくに…とっくに柴田を食うのはあきらめていた。…でも会うのはやめられなかった』
それを聞いた夏目は走り出そうとした。
「待ってろ村崎。今、柴田を呼んでくる」
「あ、こっちよ!」
美結花は案内しようとする。
『待て‼』
それを村崎が呼び止める。
『待ってくれ。…すまない。すまないが…どうか私の願いを聞いてくれないか』
村崎が懇願した。
そして村崎の願いを聞いた夏目と美結花は頷いた。
美結花はかけていくと夏目が視えた。
「貴志!」
「美結花!? どうしてここに!?」
夏目が戸惑う。
「それはあと! それより追いかけないと!」
「あ、ああ……」
夏目と美結花は影を追いかけて行って昨日の山藤の木の元へとたどり着いた。
その根元に女の子が倒れていた。
「あれが……妖……!」
「村崎だ……」
夏目が名前を呟く。
「しかし山藤か……。でかいな。腐って倒れたか……」
「何か月か前に倒れたんだって」
ルリコから聞いたことを言った。
「これが妖の正体のようなものだ」
ニャンコ先生が言った。
「生気も残っていない木だな」
『ああ。倒れて後は朽ちるばかりさ』
むくりと妖─村崎が起き上がる。
「! おい!」
『触るな』
夏目が触ろうとするのを村崎は止めた。
『──下等な人の子など触れたら喰ってやる。そこの小娘もだ』
美結花はびくりと震えた。
「食ったら元気になるのか?」
『さあな。しかしただ消えゆくのを待つのなら残り少ない力を使って人にでも化けて喰ってやろうと少しでも長らえるかもしれんと思っただけさ……』
優しい顔で村崎は呟いた。
そこで柴田との出会いを語り始めた。
最初は喰ってやろうと思ったが、あっていくうちにだんだんとその気がなくなっていったと。会うのが楽しかったのだ。
そして昨日会った時にはもう柴田は正体をしっていたのだなと自嘲するように村崎は言った。
(この妖は……柴田君のこと……)
『う……』
村崎が胸を抑える。
「! 村崎」
心配そうに夏目が名前を呼ぶ。
美結花もそばに駆け寄る。
「魚が必要ならとってくるぞ」
「私も手伝う!」
美結花は言った。
「離れろ。夏目」
「美結花もよ」
「触れたら喰うんじゃなかったのか?」
ニャンコ先生と佐貝が忠告する。
『──そうしてやろうかと思ったが、無理のようだ。こいつは柴田の友人だ。──喰ったりしたら嫌われる。それにこの小娘も……うう……』
村崎が倒れこむ。
「!? 大丈夫!?」
「!? む、村崎!?」
慌てる二人。
「…やれやれ。明日くらいまでは持つと思ったが……」
「斑の勘も外れるのね」
ニャンコ先生と佐貝がため息をつく。
(村崎の気配が薄く……)
美結花は嫌な予感がした。
「もう時が近いようだ」
「「え?」」
「──まあもったほうだな」
「……!」
ニャンコ先生の言葉に硬直した。
(消えてしまうのね……)
対して知らない妖でも消えてしまうのを見るのは嫌だと思ってしまった。
『……本当はとっくに…とっくに柴田を食うのはあきらめていた。…でも会うのはやめられなかった』
それを聞いた夏目は走り出そうとした。
「待ってろ村崎。今、柴田を呼んでくる」
「あ、こっちよ!」
美結花は案内しようとする。
『待て‼』
それを村崎が呼び止める。
『待ってくれ。…すまない。すまないが…どうか私の願いを聞いてくれないか』
村崎が懇願した。
そして村崎の願いを聞いた夏目と美結花は頷いた。
