夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第三十三話 謝りたかったこと
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彩と小枝のアドバイスを受けスーパーで買い物を終えた後、美結花は立ち止った。
「どうしたの?」
小枝が声をかけてくる。
「あれ……」
美結花が自分たちから数メートル先を指さす。
そこには夏目たちがケーキ屋の前で立ち止まってしり込みしていた。
「あんなかわいいところ男が入っていいもんなのか?」
北本の声が聞こえた。
「駄目だ。俺にはハードルが高い」
夏目がしり込みする。
「普段ニャンコを抱いて歩き回っているお前が今更なにかわゆいお店に入るくらいのこと恥ずかしがってんだ。行け!」
西村が夏目を励ます。
「声でかいって……」
小枝が思わずぼそりといった。
「滋さんたちにうまいケーキを食わせたいんだろ!?」
「そうだな。行ってくる」
西村の励ましを受けて夏目はケーキ屋に入る自信を取り戻したようだ。
「いいこというじゃん、西村」
「見事に励ましたわね」
頷きあう彩と小枝。
そこへ夏目に声をかけてくる少年がいた。
「ナツメ。お前夏目貴志だろ? やっと見つけた。久しぶり」
「え?」
夏目が戸惑ったように少年を見る。
それをみた美結花は夏目の元へと向かった。
「お。夏目の知り合い? この変だと見ない制服だな~」
「え? …ええと……」
夏目は誰だかわからない様だった。
「知り合い?」
美結花が訊くも首をかしげている。
「へぇ。こっちでは友達出来たんだ。で、そっちのお嬢さんは? おまえに少し似ているけど?」
少年が美結花に目をやる。
「従妹だよ……」
夏目はぼそりと呟いた。
「従妹? 夏目美結花か?」
「え?」
知らない少年から名前を呼ばれて驚く。
「どうして知っているの?」
「ある人から話を聞いていてね。ところで夏目、おまえってまだ相変わらず?」
「──何が……」
少年の言い方に美結花は嫌なものを感じ、睨んでしまう。
「おい、あんた突然何なんだよ」
西村が見ていられなくて割って入る。
「え? ああ。悪い。おれ榊西高の柴田っていうんだ。ナツメとは同じ小学校だった時があるんだ。覚えていないか? おれは覚えているぞ。おまえ、ちょっと変わっていたから」
その言葉に夏目の顔色が変わる。
思いだしたようだった。
「ところでどうして私の名前を知っているの?」
まだ答えてもらっていないと美結花は訊いた。
「榊原ルリコって知っているか?」
「……!」
美結花の顔色が変わる。
果たせなかった約束。仕方がなかったこととはいえ、何も聞いていなかったことがつらかった。自分はあの子にとって友達ではなかったのだ。
「知っているみたいだな。おれは彼女と同じ学校なんだけど色々聞いていたんだ。中学の時一時期クラスが一緒だった美人なクラスメイトの話をな。預かっているものがある。はい」
美結花はしばらく迷ったが、震える手で受け取った。
「大丈夫?」
小枝が心配そうに訊いてくる。
「大丈夫……」
美結花は微笑んで答える。
やがて夏目が西村たちと別れ、柴田という少年とどこか行くことになっても美結花は俯いて答えなかった。
「どうしたの?」
小枝が声をかけてくる。
「あれ……」
美結花が自分たちから数メートル先を指さす。
そこには夏目たちがケーキ屋の前で立ち止まってしり込みしていた。
「あんなかわいいところ男が入っていいもんなのか?」
北本の声が聞こえた。
「駄目だ。俺にはハードルが高い」
夏目がしり込みする。
「普段ニャンコを抱いて歩き回っているお前が今更なにかわゆいお店に入るくらいのこと恥ずかしがってんだ。行け!」
西村が夏目を励ます。
「声でかいって……」
小枝が思わずぼそりといった。
「滋さんたちにうまいケーキを食わせたいんだろ!?」
「そうだな。行ってくる」
西村の励ましを受けて夏目はケーキ屋に入る自信を取り戻したようだ。
「いいこというじゃん、西村」
「見事に励ましたわね」
頷きあう彩と小枝。
そこへ夏目に声をかけてくる少年がいた。
「ナツメ。お前夏目貴志だろ? やっと見つけた。久しぶり」
「え?」
夏目が戸惑ったように少年を見る。
それをみた美結花は夏目の元へと向かった。
「お。夏目の知り合い? この変だと見ない制服だな~」
「え? …ええと……」
夏目は誰だかわからない様だった。
「知り合い?」
美結花が訊くも首をかしげている。
「へぇ。こっちでは友達出来たんだ。で、そっちのお嬢さんは? おまえに少し似ているけど?」
少年が美結花に目をやる。
「従妹だよ……」
夏目はぼそりと呟いた。
「従妹? 夏目美結花か?」
「え?」
知らない少年から名前を呼ばれて驚く。
「どうして知っているの?」
「ある人から話を聞いていてね。ところで夏目、おまえってまだ相変わらず?」
「──何が……」
少年の言い方に美結花は嫌なものを感じ、睨んでしまう。
「おい、あんた突然何なんだよ」
西村が見ていられなくて割って入る。
「え? ああ。悪い。おれ榊西高の柴田っていうんだ。ナツメとは同じ小学校だった時があるんだ。覚えていないか? おれは覚えているぞ。おまえ、ちょっと変わっていたから」
その言葉に夏目の顔色が変わる。
思いだしたようだった。
「ところでどうして私の名前を知っているの?」
まだ答えてもらっていないと美結花は訊いた。
「榊原ルリコって知っているか?」
「……!」
美結花の顔色が変わる。
果たせなかった約束。仕方がなかったこととはいえ、何も聞いていなかったことがつらかった。自分はあの子にとって友達ではなかったのだ。
「知っているみたいだな。おれは彼女と同じ学校なんだけど色々聞いていたんだ。中学の時一時期クラスが一緒だった美人なクラスメイトの話をな。預かっているものがある。はい」
美結花はしばらく迷ったが、震える手で受け取った。
「大丈夫?」
小枝が心配そうに訊いてくる。
「大丈夫……」
美結花は微笑んで答える。
やがて夏目が西村たちと別れ、柴田という少年とどこか行くことになっても美結花は俯いて答えなかった。
