夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第三十一話 的場一門再び
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夏目と美結花は出されたお茶をむすっと睨みつけた。
あれから的場に連れられて客間のような場所に案内された。
そこでお茶を出されて対面に的場が座った。
「まあお茶でもどうぞ」
そうにこやかに的場が言うが、手に付けようとしない。
「大丈夫ですよ。毒なんて入っていません」
(嘘くさ!!)
(信用できない‼)
思わず二人は心の中で突っ込みを入れる。
いまいち信用できないのが的場という男だった。
(佐貝は…先生は…無事かしら……)
荷物を取りに行ったはずの佐貝のことを思う。
無事なのだろうかと考えてしまう。
「ずいぶん苦労したようですね。夏目貴志君、夏目美結花さん」
名前を呼ばれて目を見開く。
「なんで俺の名前……」
「私の名前も…なんで……」
思わず動揺してしまう。
「七瀬に聞きました。すぐに調べればわかることですし。──おばあさまはあなた方と同じで妖を視る人だったのですね」
そこも調べたのだろう。
「夏目さんの方は父親の方は生まれる前に事故で、母親は生まれた日に亡くなったとか。そこから伯父である夏目君の父親が引き取って育てていたとか。夏目君の父親が亡くなった後は夏目君の親戚筋を転々と二人ともさせられていたそうですね」
美結花は拳を机の下でぎゅっと握りしめた。嫌な奴だ。人の調べられたくない過去をえぐってこようとしている。
「夏目君は施設に預けられたこともあったけれど、君の言動で怖がった子供達が転んで何人か怪我をしたとか、美結花さんも数時間だけ預けられた家の子を言動で怖がらせて家を出されたこともあったとか。いやご立派な親戚だ。人様の子に怪我をさせられるくらいならと身内の中で災厄の種を抱えることにしたのだから」
的場の言葉が嫌な感じに耳に響く。
(これ以上聞きたくない)
そう思うも的場の言葉は続いた。
「──無理解な人間とともに生活するのはさぞきついことでしょう。その点私は幸いでした。祓い屋の家に生まれたのですから。今預かってくれている藤原夫妻は君たちのことを理解してくれていますか?」
そこで我慢の限界がきて立ち上がった。
「あなたには関係のないことだ。帰ります!」
「私も帰ります! これ以上ここにいたくない」
『待て小僧。頭首様はお話の途中だぞ。おとなしくしていろ』
『小娘。お前もだ』
的場の鬼の妖たちが夏目と美結花の腕をつかむ。
そこでものすごい勢いでぶつかってくる白と黒の物体。
妖たちを弾き飛ばし、かばうように的場と美結花達の間に入る。
「先生!」
「佐貝!」
二人はほっとした。
『調子に乗るなと言ったはずだぞ、祓い屋の小僧。道を開けろ』
『これ以上調子に乗れば痛い目に合うとも伝えたはずよ。開けなさい』
本省の姿で二匹は的場を睨みつけた。
『『我らは帰る』』
「先生……」
「佐貝……」
無事だったことと荷物をとってきてくれたことに猶更ほっとした。
「──おややはり猫たちも一緒でしたか。どこに行っていたんです?」
的場が問いかける。
『行くぞ、夏目』
『美結花も行くわよ』
それを無視して二人を促す。
「ああ」
「ええ」
先生たちに乗ろうとすると的場が札を放った。
『ぎゃあ!』
『わあ!』
先生と佐貝に札が命中し、仮の姿に戻ってしまう。
夏目と美結花も一緒に床に転がった。
「色々調べてみたのですが、ただ美しかった、強かったと噂ばかり。なかなか情報が少なくて。是非とも聞かせていただきたいのです。噂の夏目レイコとはどのような人だったのか」
床に転がった美結花たちに的場はそう問いかけた。
あれから的場に連れられて客間のような場所に案内された。
そこでお茶を出されて対面に的場が座った。
「まあお茶でもどうぞ」
そうにこやかに的場が言うが、手に付けようとしない。
「大丈夫ですよ。毒なんて入っていません」
(嘘くさ!!)
(信用できない‼)
思わず二人は心の中で突っ込みを入れる。
いまいち信用できないのが的場という男だった。
(佐貝は…先生は…無事かしら……)
荷物を取りに行ったはずの佐貝のことを思う。
無事なのだろうかと考えてしまう。
「ずいぶん苦労したようですね。夏目貴志君、夏目美結花さん」
名前を呼ばれて目を見開く。
「なんで俺の名前……」
「私の名前も…なんで……」
思わず動揺してしまう。
「七瀬に聞きました。すぐに調べればわかることですし。──おばあさまはあなた方と同じで妖を視る人だったのですね」
そこも調べたのだろう。
「夏目さんの方は父親の方は生まれる前に事故で、母親は生まれた日に亡くなったとか。そこから伯父である夏目君の父親が引き取って育てていたとか。夏目君の父親が亡くなった後は夏目君の親戚筋を転々と二人ともさせられていたそうですね」
美結花は拳を机の下でぎゅっと握りしめた。嫌な奴だ。人の調べられたくない過去をえぐってこようとしている。
「夏目君は施設に預けられたこともあったけれど、君の言動で怖がった子供達が転んで何人か怪我をしたとか、美結花さんも数時間だけ預けられた家の子を言動で怖がらせて家を出されたこともあったとか。いやご立派な親戚だ。人様の子に怪我をさせられるくらいならと身内の中で災厄の種を抱えることにしたのだから」
的場の言葉が嫌な感じに耳に響く。
(これ以上聞きたくない)
そう思うも的場の言葉は続いた。
「──無理解な人間とともに生活するのはさぞきついことでしょう。その点私は幸いでした。祓い屋の家に生まれたのですから。今預かってくれている藤原夫妻は君たちのことを理解してくれていますか?」
そこで我慢の限界がきて立ち上がった。
「あなたには関係のないことだ。帰ります!」
「私も帰ります! これ以上ここにいたくない」
『待て小僧。頭首様はお話の途中だぞ。おとなしくしていろ』
『小娘。お前もだ』
的場の鬼の妖たちが夏目と美結花の腕をつかむ。
そこでものすごい勢いでぶつかってくる白と黒の物体。
妖たちを弾き飛ばし、かばうように的場と美結花達の間に入る。
「先生!」
「佐貝!」
二人はほっとした。
『調子に乗るなと言ったはずだぞ、祓い屋の小僧。道を開けろ』
『これ以上調子に乗れば痛い目に合うとも伝えたはずよ。開けなさい』
本省の姿で二匹は的場を睨みつけた。
『『我らは帰る』』
「先生……」
「佐貝……」
無事だったことと荷物をとってきてくれたことに猶更ほっとした。
「──おややはり猫たちも一緒でしたか。どこに行っていたんです?」
的場が問いかける。
『行くぞ、夏目』
『美結花も行くわよ』
それを無視して二人を促す。
「ああ」
「ええ」
先生たちに乗ろうとすると的場が札を放った。
『ぎゃあ!』
『わあ!』
先生と佐貝に札が命中し、仮の姿に戻ってしまう。
夏目と美結花も一緒に床に転がった。
「色々調べてみたのですが、ただ美しかった、強かったと噂ばかり。なかなか情報が少なくて。是非とも聞かせていただきたいのです。噂の夏目レイコとはどのような人だったのか」
床に転がった美結花たちに的場はそう問いかけた。
