夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第三十一話 的場一門再び
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美結花の目の前に黒い仮面をかぶった妖がいた。
その妖は美結花を縛り上げようとしていた。
「やめなさい!」
思わず蹴ってやめさせる。
妖が倒れた。
(ここは……座敷牢の中……? 荷物はないみたい……)
あたりを見回して位置を把握する。
美結花が観察できたのはそこまでだった。
妖が復活して襲い掛かってきたのだ。
「このっ!」
パンチをし、牢屋から出て逆に閉じ込めた。
「よし。貴志はどこに……」
「ここだよ」
夏目もちょうど牢屋から出てきたところだった。
「無事だったのね!」
美結花はほっとした。
「ああ。だけど先生たちがいない」
「うん、佐貝もいない。とりあえず早くここから出ましょう」
「ああ」
二人は急いで座敷牢から出た。
「それであの帳面は!?」
誰が聞いているかわからないため、美結花は名前を伏せて訊いた。
「ない。荷物もとられたみたいだ」
「そんな……」
友人帳のことが的場に知られたら大変なことになる。
美結花は真っ青になった。
「それも重要だけど、先生も探さないと……」
「そうね……。先生見つけて、荷物取り返さなきゃ」
美結花は拳を握る。
それから二人は屋敷の中を探し始めた。
「疲れた……」
「この屋敷広い……」
階段下で二人はぐったりとしていた。
「早く佐貝と先生を探さないと……」
「しっ。声がする」
夏目が美結花を静かにさせる。
「表を見張らせていた奴が何か捕まえたようです」
「ほう」
階段を下りながら会話している人たちがいた。
「──それがどうも少年と少女のようで」
その言葉にはっとする。自分たちのことだ。
「普通の人間がこの屋敷に近づくことは難しいはずなのですが。──ほう。面白いですねぇ。どこです?」
心臓がバクバクと音を立てる。
(的場さん!)
できれば会いたくない的場だった。
「西側の牢に放り込ませてあります。持ち物は桐の間に運んでおきました」
「西牢か。ではその少年と少女とやらに話を聞きに行きましょうか」
的場がそう言った。
(持ち物が桐の間にあるっていうのは収穫かもしれない)
美結花はそう思った。
「──おや。階段下に何かいますね」
的場が鏡に映る夏目と美結花に気づいてそう言った。
「──!」
美結花は真っ青になって自分たちが隠れているところの横にある着物を二着拝借し、夏目と自分にかぶせた。
「何者です? さあ出てきなさい」
的場がたどり着いたとき、夏目と美結花は体当たりをし逃げて行った。
「何者!? 侵入者か!?」
「あれを追え」
的場が命令する。
その妖は美結花を縛り上げようとしていた。
「やめなさい!」
思わず蹴ってやめさせる。
妖が倒れた。
(ここは……座敷牢の中……? 荷物はないみたい……)
あたりを見回して位置を把握する。
美結花が観察できたのはそこまでだった。
妖が復活して襲い掛かってきたのだ。
「このっ!」
パンチをし、牢屋から出て逆に閉じ込めた。
「よし。貴志はどこに……」
「ここだよ」
夏目もちょうど牢屋から出てきたところだった。
「無事だったのね!」
美結花はほっとした。
「ああ。だけど先生たちがいない」
「うん、佐貝もいない。とりあえず早くここから出ましょう」
「ああ」
二人は急いで座敷牢から出た。
「それであの帳面は!?」
誰が聞いているかわからないため、美結花は名前を伏せて訊いた。
「ない。荷物もとられたみたいだ」
「そんな……」
友人帳のことが的場に知られたら大変なことになる。
美結花は真っ青になった。
「それも重要だけど、先生も探さないと……」
「そうね……。先生見つけて、荷物取り返さなきゃ」
美結花は拳を握る。
それから二人は屋敷の中を探し始めた。
「疲れた……」
「この屋敷広い……」
階段下で二人はぐったりとしていた。
「早く佐貝と先生を探さないと……」
「しっ。声がする」
夏目が美結花を静かにさせる。
「表を見張らせていた奴が何か捕まえたようです」
「ほう」
階段を下りながら会話している人たちがいた。
「──それがどうも少年と少女のようで」
その言葉にはっとする。自分たちのことだ。
「普通の人間がこの屋敷に近づくことは難しいはずなのですが。──ほう。面白いですねぇ。どこです?」
心臓がバクバクと音を立てる。
(的場さん!)
できれば会いたくない的場だった。
「西側の牢に放り込ませてあります。持ち物は桐の間に運んでおきました」
「西牢か。ではその少年と少女とやらに話を聞きに行きましょうか」
的場がそう言った。
(持ち物が桐の間にあるっていうのは収穫かもしれない)
美結花はそう思った。
「──おや。階段下に何かいますね」
的場が鏡に映る夏目と美結花に気づいてそう言った。
「──!」
美結花は真っ青になって自分たちが隠れているところの横にある着物を二着拝借し、夏目と自分にかぶせた。
「何者です? さあ出てきなさい」
的場がたどり着いたとき、夏目と美結花は体当たりをし逃げて行った。
「何者!? 侵入者か!?」
「あれを追え」
的場が命令する。
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