夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第三十話 東方の森にあるもの
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(あれ? この森、変なお札のようなものが……)
逃げていく途中で美結花は変なものがあるのに気づいた。
お札やしめ縄のようなものだ。
「うわっ!」
「わっ! 何するの!?」
途中で何かに引っ張られ、悲鳴を上げる。
「しっ。静かに」
「美結花もね」
「ニャンコ先生……!」
「佐貝……!」
ひそひそ声で驚く。
「──まったく世話の焼けるやつらね」
「佐貝の言う通りだ。ちょっと目を離せばこんなところに連れ込まれおって」
二匹はため息をつく。
「三篠の話が気になってお前の様子を見に戻ってみれば……」
「ごめん……」
「ごめんなさい……」
自分が悪いので素直に二人は謝った。
「──でもこの森、なんか変なんだ。札とかがあちこちに」
「貴志も気づいたのね。なんか嫌な感じの札とかがあるみたい……」
「──ああ。どうやらあちこちに罠があるようだ」
「罠……? 俺たちを逃げられなくするためか?」
「猿面の一団が貼ったの?」
「──いや。これは……。とにかくここから離れるぞ」
「そうね。嫌な感じがする。二人とも分からない?」
美結花たちの猿面の一団の仕業かということは否定し、すぐにはなれるように先生たちが忠告する。
「──この森に感じる気配のこと」
「さっきから感じる嫌な気配のこと?」
佐貝は頷いた。
『いたか?』
『──いや。こざかしい隠れたか』
『チッ。探せ。ん? おい、あれはなんだ?』
見つからないように隠れていると猿面の一匹が何かを指す。
『何かこっちへ来る……』
その声には少し恐怖が混ざっていた。
『まずい。みんな逃げろ』
『あいつが、あいつが来る』
猿面たちが騒ぐ。
それととともに黒いものが猿面たちに襲い掛かる。
猿面たちは逃げるが一匹が捕まってしまう。
『ぎゃっ』
『っくそ。いったん退け』
『逃げるぞ!』
猿面たちが次から次へと逃げる。
(一匹捕まった……。でもなんだか嫌な予感がする)
心臓がばくばくと音を立てていた。
そのまま繁みから様子を見ていると捕まった猿面が壺の中に納まった。
そして誰かの手の中に回収される。
「──さて。こいつはちっとは使えるかな」
知っている声だった。
ますます心臓が音を立てる。
(あの人は──……)
「的場。どうでした?」
一門の人が彼の名を呼ぶ。
「ああ。一匹捕まえた」
「使えそうですか」
「しっ」
的場が一門の人を静かにさせる。
「──あの繁み何か──…」
二人は真っ青になって顔を見合わせて逃げた。
「──おや。気のせいか」
そのため的場が探したときには誰もいなかった。
逃げていく途中で美結花は変なものがあるのに気づいた。
お札やしめ縄のようなものだ。
「うわっ!」
「わっ! 何するの!?」
途中で何かに引っ張られ、悲鳴を上げる。
「しっ。静かに」
「美結花もね」
「ニャンコ先生……!」
「佐貝……!」
ひそひそ声で驚く。
「──まったく世話の焼けるやつらね」
「佐貝の言う通りだ。ちょっと目を離せばこんなところに連れ込まれおって」
二匹はため息をつく。
「三篠の話が気になってお前の様子を見に戻ってみれば……」
「ごめん……」
「ごめんなさい……」
自分が悪いので素直に二人は謝った。
「──でもこの森、なんか変なんだ。札とかがあちこちに」
「貴志も気づいたのね。なんか嫌な感じの札とかがあるみたい……」
「──ああ。どうやらあちこちに罠があるようだ」
「罠……? 俺たちを逃げられなくするためか?」
「猿面の一団が貼ったの?」
「──いや。これは……。とにかくここから離れるぞ」
「そうね。嫌な感じがする。二人とも分からない?」
美結花たちの猿面の一団の仕業かということは否定し、すぐにはなれるように先生たちが忠告する。
「──この森に感じる気配のこと」
「さっきから感じる嫌な気配のこと?」
佐貝は頷いた。
『いたか?』
『──いや。こざかしい隠れたか』
『チッ。探せ。ん? おい、あれはなんだ?』
見つからないように隠れていると猿面の一匹が何かを指す。
『何かこっちへ来る……』
その声には少し恐怖が混ざっていた。
『まずい。みんな逃げろ』
『あいつが、あいつが来る』
猿面たちが騒ぐ。
それととともに黒いものが猿面たちに襲い掛かる。
猿面たちは逃げるが一匹が捕まってしまう。
『ぎゃっ』
『っくそ。いったん退け』
『逃げるぞ!』
猿面たちが次から次へと逃げる。
(一匹捕まった……。でもなんだか嫌な予感がする)
心臓がばくばくと音を立てていた。
そのまま繁みから様子を見ていると捕まった猿面が壺の中に納まった。
そして誰かの手の中に回収される。
「──さて。こいつはちっとは使えるかな」
知っている声だった。
ますます心臓が音を立てる。
(あの人は──……)
「的場。どうでした?」
一門の人が彼の名を呼ぶ。
「ああ。一匹捕まえた」
「使えそうですか」
「しっ」
的場が一門の人を静かにさせる。
「──あの繁み何か──…」
二人は真っ青になって顔を見合わせて逃げた。
「──おや。気のせいか」
そのため的場が探したときには誰もいなかった。
