夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第三十話 東方の森にあるもの
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「うっ!」
「痛っ!」
投げ出されて悲鳴を上げる。
いつの間にか知らない森へと連れていかれていた。
「…ここは?」
『我らの森だ。人の子がここから里へとそうたやすくは戻れぬぞ』
くすくすと猿面たちは笑う。
『さあ、もう逃げれぬぞ。痛い目を見たくなければ早く友人帳を渡すのだ。どこにある?』
『早く渡さなければこの小娘から痛い目にあわせてやる』
美結花の頬が少し引きつった。
『友人帳とは多くの妖を従えることができるのだろう。さぁよこせ。我らがお頭様こそ持つにふさわしきお方だ』
『そうだそうだ』
『手に入れて我らが群れのお頭様に献上する』
『人のくせに妖を操ろうなど身の程知らずめ』
「貴志はそんなことしない!」
思わず反発する。
操るつもりがあったらそもそも名前など返さないだろう。
「…操るつもりはないし、操ろうと思っている奴に渡す気もない」
「そうよ。大事な名前なんだから!」
きっと猿面たちを睨みつける。
『ふん、威勢のいいことだ。小僧に小娘。覚悟はいいな』
猿面たちのうち一匹ずつ胸倉をつかんでくる。
『おや、その袋には何が入っているんだ』
一匹が夏目の鞄に気づく。
「やめろ!」
「やめなさい!」
押しのけて夏目が逃げ、美結花があとを追った。
『どこへ行く』
『人の子がこの森からどこまで逃げられようか』
猿面たちがくすくすと笑った。
「痛っ!」
投げ出されて悲鳴を上げる。
いつの間にか知らない森へと連れていかれていた。
「…ここは?」
『我らの森だ。人の子がここから里へとそうたやすくは戻れぬぞ』
くすくすと猿面たちは笑う。
『さあ、もう逃げれぬぞ。痛い目を見たくなければ早く友人帳を渡すのだ。どこにある?』
『早く渡さなければこの小娘から痛い目にあわせてやる』
美結花の頬が少し引きつった。
『友人帳とは多くの妖を従えることができるのだろう。さぁよこせ。我らがお頭様こそ持つにふさわしきお方だ』
『そうだそうだ』
『手に入れて我らが群れのお頭様に献上する』
『人のくせに妖を操ろうなど身の程知らずめ』
「貴志はそんなことしない!」
思わず反発する。
操るつもりがあったらそもそも名前など返さないだろう。
「…操るつもりはないし、操ろうと思っている奴に渡す気もない」
「そうよ。大事な名前なんだから!」
きっと猿面たちを睨みつける。
『ふん、威勢のいいことだ。小僧に小娘。覚悟はいいな』
猿面たちのうち一匹ずつ胸倉をつかんでくる。
『おや、その袋には何が入っているんだ』
一匹が夏目の鞄に気づく。
「やめろ!」
「やめなさい!」
押しのけて夏目が逃げ、美結花があとを追った。
『どこへ行く』
『人の子がこの森からどこまで逃げられようか』
猿面たちがくすくすと笑った。
