夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第三十話 東方の森にあるもの
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放課後──。
多くの生徒たちがまだ学校にのこっていた。
「美結花~! アイス食べよう~! 暑いし……」
小枝がそんなふうに誘ってくる。
「うん。そうだね~。アイスきっとおいしいよね」
美結花は頷いたそのときだった。
ガタン!
大きな音が聞こえたとともに猿面が夏目の首を絞めているのが見えた。
(貴志──!)
美結花は青ざめる。
まさか学校にまで来るとは思わなかったのだ。
「夏目どうした?」
西村は夏目がただ苦しんでいる顔しか目にできない。
『大人しくついてこい。小僧。友人帳はどこにある?』
脅すように猿面が言った。
「大丈夫か? 夏目……?」
西村がますます心配そうに声をかけてくる。
『いたぞ』
『いたぞ、夏目だ。美結花もいる』
猿面が集まってきてますますまずい状況になっている。
「悪い、西村! 先帰る!」
夏目は慌てて教室を出て行った。
「あ、おい!」
あとに残された西村が戸惑う。
「私も貴志が気になるからあとを追うね! じゃあまた!」
美結花も慌てて立ち上がる。
「美結花!?」
小枝が驚く声がするが無視をして教室を出て行った。
教室を出ていくと夏目はすぐに見つかった。
「早くここから離れないと!」
「ああ!」
二人はスピードを上げて森の中に入った。
しかし森の中は足場が悪いため、すぐに猿面に捕まってしまった。
「うわっ!」
「きゃっ!」
二人は悲鳴を上げた。
『ふむ。猿面の一団?』
佐貝とニャンコ先生から話を聞いた三篠が疑問の声を上げた。
「ああ。このあたりでは見ない連中だが友人帳の噂を聞きつけやってきたらしい」
「集団でやってきて陰湿だったわよ。美結花を人質にしようとしていたし。何か知らない?」
『ほほう。友人帳の名も妖の内に広がりはじめたか……』
三篠が感心する。
「あの感じ……。そこそこ力のある連中のようだったが……」
「頭がいる感じね」
『──東山の山にそのような一団が治める森があると聞いたことがある』
「東方の山か……」
「普段はいかないところね……」
二人は納得する。
『──ああ。思いだしたぞ。あの山は人と妖の世があいまいな森があってあそこには近づかない方がいい』
「なぜだ?」
「どうして?」
『─嫌なものがあるからさ』
二匹の疑問に三篠はそのように答えた。
多くの生徒たちがまだ学校にのこっていた。
「美結花~! アイス食べよう~! 暑いし……」
小枝がそんなふうに誘ってくる。
「うん。そうだね~。アイスきっとおいしいよね」
美結花は頷いたそのときだった。
ガタン!
大きな音が聞こえたとともに猿面が夏目の首を絞めているのが見えた。
(貴志──!)
美結花は青ざめる。
まさか学校にまで来るとは思わなかったのだ。
「夏目どうした?」
西村は夏目がただ苦しんでいる顔しか目にできない。
『大人しくついてこい。小僧。友人帳はどこにある?』
脅すように猿面が言った。
「大丈夫か? 夏目……?」
西村がますます心配そうに声をかけてくる。
『いたぞ』
『いたぞ、夏目だ。美結花もいる』
猿面が集まってきてますますまずい状況になっている。
「悪い、西村! 先帰る!」
夏目は慌てて教室を出て行った。
「あ、おい!」
あとに残された西村が戸惑う。
「私も貴志が気になるからあとを追うね! じゃあまた!」
美結花も慌てて立ち上がる。
「美結花!?」
小枝が驚く声がするが無視をして教室を出て行った。
教室を出ていくと夏目はすぐに見つかった。
「早くここから離れないと!」
「ああ!」
二人はスピードを上げて森の中に入った。
しかし森の中は足場が悪いため、すぐに猿面に捕まってしまった。
「うわっ!」
「きゃっ!」
二人は悲鳴を上げた。
『ふむ。猿面の一団?』
佐貝とニャンコ先生から話を聞いた三篠が疑問の声を上げた。
「ああ。このあたりでは見ない連中だが友人帳の噂を聞きつけやってきたらしい」
「集団でやってきて陰湿だったわよ。美結花を人質にしようとしていたし。何か知らない?」
『ほほう。友人帳の名も妖の内に広がりはじめたか……』
三篠が感心する。
「あの感じ……。そこそこ力のある連中のようだったが……」
「頭がいる感じね」
『──東山の山にそのような一団が治める森があると聞いたことがある』
「東方の山か……」
「普段はいかないところね……」
二人は納得する。
『──ああ。思いだしたぞ。あの山は人と妖の世があいまいな森があってあそこには近づかない方がいい』
「なぜだ?」
「どうして?」
『─嫌なものがあるからさ』
二匹の疑問に三篠はそのように答えた。
