夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第三十話 東方の森にあるもの
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「ねえねえ、今度の土曜日夏祭りいかない?」
そう言って小枝が誘ってきた。
「え……」
美結花は思わず驚いて彼女を見た。
「いいわね~。北本と西村も一緒よ。誘われたの」
彩が賛成する。
「美結花はどう? みんなで夜出かけることってあまりないし、いいんじゃないかなって」
「そうねえ……」
美結花は考え込んだ。
夏の夜は妖が活発になる。
だからあまり外に出たくなかったのだが、1年前から佐貝がいる。彼女がいるときは祭りがきちんと楽しめたのでいいかなと思った。
「いいよ。行こう」
「やった~! じゃあ浴衣来て集合ね~!」
小枝は嬉しそうだ。
「浴衣! 唐突ね」
「だって西村達に見せびらかしたいじゃん? びっくりさせてやるんだから!」
「気合十分だね……」
美結花は少し呆れたが、浴衣着るのも少し楽しみだった。
(それに前の夏祭りは残念なことになっちゃったからちゃんと楽しみたい)
美結花は過去に思いをはせてそんなことを思った。
「じゃあ次の土曜日にね~!」
「塔子さんたちにきちんと伝えてね~!」
「うん! 伝える!」
小枝と彩と別れて通学路を歩き始めた。
「あ、貴志」
美結花は夏目を見つけて声をかけた。
「美結花」
夏目が振り向いた。
「貴志も夏祭り誘われたの?」
「ああ。夏は妖が活発だろう。だけど塔子さんたちに焼きとうもろこし買ってあげたい気もするんだよ……。それに田沼はタキも気になるし……」
「ああ。確かに気になるわね。先生を連れて行けば?」
「! そうだな。ニャンコ先生を焼きイカで釣って連れて行けば……」
『夏目様、美結花様』
夏目が何かを決めた時、妖が話しかけてきた。
『夏目様、美結花様でございますか?』
「──お前は?」
「なんのよう?」
不審な顔を向けてしまう。
『夏目様! 美結花様! どうかお助けください! 友人が岩に足を挟まれ動けないのです!』
「え?」
「え? え?」
しがみつかれ驚く。
『どうか一緒に来てください!』
「な、悪いがそれは……」
「急に言われても……」
『どうかどうか私の友人を助けてやってください。急がねば足が……』
泣きついてくる。
「どうする?」
「どうするも仕方ないだろ」
二人はため息をついて妖の案内するところまで行くことにした。
そう言って小枝が誘ってきた。
「え……」
美結花は思わず驚いて彼女を見た。
「いいわね~。北本と西村も一緒よ。誘われたの」
彩が賛成する。
「美結花はどう? みんなで夜出かけることってあまりないし、いいんじゃないかなって」
「そうねえ……」
美結花は考え込んだ。
夏の夜は妖が活発になる。
だからあまり外に出たくなかったのだが、1年前から佐貝がいる。彼女がいるときは祭りがきちんと楽しめたのでいいかなと思った。
「いいよ。行こう」
「やった~! じゃあ浴衣来て集合ね~!」
小枝は嬉しそうだ。
「浴衣! 唐突ね」
「だって西村達に見せびらかしたいじゃん? びっくりさせてやるんだから!」
「気合十分だね……」
美結花は少し呆れたが、浴衣着るのも少し楽しみだった。
(それに前の夏祭りは残念なことになっちゃったからちゃんと楽しみたい)
美結花は過去に思いをはせてそんなことを思った。
「じゃあ次の土曜日にね~!」
「塔子さんたちにきちんと伝えてね~!」
「うん! 伝える!」
小枝と彩と別れて通学路を歩き始めた。
「あ、貴志」
美結花は夏目を見つけて声をかけた。
「美結花」
夏目が振り向いた。
「貴志も夏祭り誘われたの?」
「ああ。夏は妖が活発だろう。だけど塔子さんたちに焼きとうもろこし買ってあげたい気もするんだよ……。それに田沼はタキも気になるし……」
「ああ。確かに気になるわね。先生を連れて行けば?」
「! そうだな。ニャンコ先生を焼きイカで釣って連れて行けば……」
『夏目様、美結花様』
夏目が何かを決めた時、妖が話しかけてきた。
『夏目様、美結花様でございますか?』
「──お前は?」
「なんのよう?」
不審な顔を向けてしまう。
『夏目様! 美結花様! どうかお助けください! 友人が岩に足を挟まれ動けないのです!』
「え?」
「え? え?」
しがみつかれ驚く。
『どうか一緒に来てください!』
「な、悪いがそれは……」
「急に言われても……」
『どうかどうか私の友人を助けてやってください。急がねば足が……』
泣きついてくる。
「どうする?」
「どうするも仕方ないだろ」
二人はため息をついて妖の案内するところまで行くことにした。
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