夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第二十九話 小さな妖
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
走っているとちらちらとカルが見えた。
「カルが集合している場所が近いわね」
佐貝が言った。
「こいつらが向かっている方へ行けばケマリもいるかもしれん」
「ああ!」
「ええ!」
スピードを速め、カルが集合している木へとたどり着いた。
「ケマリいるか!? ケマリ!」
「ケマリ、聞こえてる!? ケマリ!」
二人でケマリに呼びかける。
「お前たちにはこの辺はもう危険なんだ! 仲間に八ツ原の方へ行くなと伝えるんだ。妖たちが集まってる」
「お前たちを襲う気なんだ! だから伝えて!」
二人の言葉にカルが騒めく。
『おお、結構な数ですな……』
つるつるが感嘆する。
「これは危険かもしれんな。いったん引くぞ、夏目」
「そうね。引いた方がいいわ」
ニャンコ先生と佐貝が忠告する。
「──ああ……」
「──そうね……」
美結花はちょっと惜しい気がした。
(けどどうやって指輪を探せばいいんだろう……)
みんな同じで見分けがつかないように思えた。
『キ──イ』
美結花ははっとした。
鳴き声が聞こえた気がしたのだ。
そして夏目の頭の上に指輪が降ってきた。
「ケマリか!? ケマリ!?」
「嘘、ケマリ!?」
二人は必死でケマリを探そうとする。
『キ──』
声とともにカルの大群が浮かび上がった。
『八ツ原とは逆の方向へ向かっておりますな。言葉は届いたようだ』
つるつるが言った。
「あいつ、お前たちにはもう己を示さずに旅立つ気だな」
「怪我をさせないようにとの配慮でしょう」
先生たちが言った。
「──そうか……」
夏目がぎゅっと指輪を握りしめる。
「ありがとう、ケマリ。さよなら」
「ありがとう……。さよなら」
寂し気にお礼を言った。
カルがふわふわと光のように浮き上がっていく。
『面妖な妖でしたが、去り際はなかなか風情がありますな』
「そうね。きれいな景色。ありがとうね、手伝ってくれて」
「ああ、そうだな。ありがとう中級。おかげで指輪が見つかったよ。これをアマナに返せば家を守れる」
夏目がそう言った時だった。
ミシリと音がした。
二人が振り返るとアマナがいた。
「カルが集合している場所が近いわね」
佐貝が言った。
「こいつらが向かっている方へ行けばケマリもいるかもしれん」
「ああ!」
「ええ!」
スピードを速め、カルが集合している木へとたどり着いた。
「ケマリいるか!? ケマリ!」
「ケマリ、聞こえてる!? ケマリ!」
二人でケマリに呼びかける。
「お前たちにはこの辺はもう危険なんだ! 仲間に八ツ原の方へ行くなと伝えるんだ。妖たちが集まってる」
「お前たちを襲う気なんだ! だから伝えて!」
二人の言葉にカルが騒めく。
『おお、結構な数ですな……』
つるつるが感嘆する。
「これは危険かもしれんな。いったん引くぞ、夏目」
「そうね。引いた方がいいわ」
ニャンコ先生と佐貝が忠告する。
「──ああ……」
「──そうね……」
美結花はちょっと惜しい気がした。
(けどどうやって指輪を探せばいいんだろう……)
みんな同じで見分けがつかないように思えた。
『キ──イ』
美結花ははっとした。
鳴き声が聞こえた気がしたのだ。
そして夏目の頭の上に指輪が降ってきた。
「ケマリか!? ケマリ!?」
「嘘、ケマリ!?」
二人は必死でケマリを探そうとする。
『キ──』
声とともにカルの大群が浮かび上がった。
『八ツ原とは逆の方向へ向かっておりますな。言葉は届いたようだ』
つるつるが言った。
「あいつ、お前たちにはもう己を示さずに旅立つ気だな」
「怪我をさせないようにとの配慮でしょう」
先生たちが言った。
「──そうか……」
夏目がぎゅっと指輪を握りしめる。
「ありがとう、ケマリ。さよなら」
「ありがとう……。さよなら」
寂し気にお礼を言った。
カルがふわふわと光のように浮き上がっていく。
『面妖な妖でしたが、去り際はなかなか風情がありますな』
「そうね。きれいな景色。ありがとうね、手伝ってくれて」
「ああ、そうだな。ありがとう中級。おかげで指輪が見つかったよ。これをアマナに返せば家を守れる」
夏目がそう言った時だった。
ミシリと音がした。
二人が振り返るとアマナがいた。
