夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第二十九話 小さな妖
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「だから次のはこれを代入して……」
数学の授業で先生が数式を説明している。
「うわあ!? 増えた!?」
夏目が急に悲鳴を上げる。
周りがざわざわし、先生が彼に数式を解かせる。
(貴志は一体何を見て……。って昨日の毛玉!? しかも増えてる!?)
窓の外に毛玉を見つけて美結花はぎょっとした。
(まさか学校までついてきちゃったの!?)
美結花は真っ青になった。
(このままだとまずいよね……。早く終わらないかな……)
ひたすら授業が終わるのを美結花は願った。
授業が終わると美結花は夏目とともに急いで毛玉がいたらしき場所へと向かった。
「このあたりがあの窓の下か……」
「そうみたいね……」
美結花は頷いた。
場所は間違いないと思う。
「おい毛玉、毛玉はいるか?」
「毛玉~! 毛玉はいないの?」
あの毛玉らしき生き物を探す。
「! いた!」
夏目が繁みの中で動く塊を見つける。
「ぎゃ!」
その生き物は悲鳴を上げる。
「なんだニャンコ先生のしっぽか……」
「残念……。あ、佐貝もいる」
塊の正体はニャンコ先生のしっぽだった。すぐそばに佐貝もいた。
「何をする! 阿呆!」
「間違えるなんて馬鹿ね……」
佐貝はため息をついた。
「先生と佐貝こそこんなところで何をしているんだ?」
「…お前、用心棒へ何たる言い草だ」
「授業中のあれも先生か?」
「確かに。佐貝もいたみたいだし……」
気のせいにしようとした。
「? 何のこと?」
「ん? 何のことだ?」
二匹は不思議そうにこちらを見てくる。
二人は訳を話した。
「毛玉が増えた? お前寝ぼけていたんじゃないか?」
「そうね。夏目は寝不足みたいだし」
佐貝が頷く。
「だよねえ……」
「……そうだな。二匹いたと思ったらすぐに姿を消してしまったし……。ん?」
「あら?」
「お?」
「ん?」
白いものがニャンコ先生のそばに落ちる。
「おお?」
もう一匹が頭の上に乗っかる。
そしてふーっ!と威嚇する。
「ぎゃっ!」
毛が刺さって先生は悲鳴を上げる。
「け、毛玉!?」
「二匹いる!? どっちだ!?」
二人は慌てた。
「何たる恩知らず。この私を刺すとは」
ニャンコ先生はぷんすか怒る。
「どちらが昨日の毛玉だ?」
「さあ?」
美結花は首をかしげる。
「あ」
やがて二匹は飛んで行ってしまう。
慌てて後を追いかけた。
「おい、毛玉……」
「どこ……」
途中で声が途切れる。
木の上に毛玉の生き物がたくさんいたのだ。
「「「「‼」」」」
二人と二匹は真っ青になる。
「やっぱり増えてる──‼」
美結花の叫びがあたりに響いた。
数学の授業で先生が数式を説明している。
「うわあ!? 増えた!?」
夏目が急に悲鳴を上げる。
周りがざわざわし、先生が彼に数式を解かせる。
(貴志は一体何を見て……。って昨日の毛玉!? しかも増えてる!?)
窓の外に毛玉を見つけて美結花はぎょっとした。
(まさか学校までついてきちゃったの!?)
美結花は真っ青になった。
(このままだとまずいよね……。早く終わらないかな……)
ひたすら授業が終わるのを美結花は願った。
授業が終わると美結花は夏目とともに急いで毛玉がいたらしき場所へと向かった。
「このあたりがあの窓の下か……」
「そうみたいね……」
美結花は頷いた。
場所は間違いないと思う。
「おい毛玉、毛玉はいるか?」
「毛玉~! 毛玉はいないの?」
あの毛玉らしき生き物を探す。
「! いた!」
夏目が繁みの中で動く塊を見つける。
「ぎゃ!」
その生き物は悲鳴を上げる。
「なんだニャンコ先生のしっぽか……」
「残念……。あ、佐貝もいる」
塊の正体はニャンコ先生のしっぽだった。すぐそばに佐貝もいた。
「何をする! 阿呆!」
「間違えるなんて馬鹿ね……」
佐貝はため息をついた。
「先生と佐貝こそこんなところで何をしているんだ?」
「…お前、用心棒へ何たる言い草だ」
「授業中のあれも先生か?」
「確かに。佐貝もいたみたいだし……」
気のせいにしようとした。
「? 何のこと?」
「ん? 何のことだ?」
二匹は不思議そうにこちらを見てくる。
二人は訳を話した。
「毛玉が増えた? お前寝ぼけていたんじゃないか?」
「そうね。夏目は寝不足みたいだし」
佐貝が頷く。
「だよねえ……」
「……そうだな。二匹いたと思ったらすぐに姿を消してしまったし……。ん?」
「あら?」
「お?」
「ん?」
白いものがニャンコ先生のそばに落ちる。
「おお?」
もう一匹が頭の上に乗っかる。
そしてふーっ!と威嚇する。
「ぎゃっ!」
毛が刺さって先生は悲鳴を上げる。
「け、毛玉!?」
「二匹いる!? どっちだ!?」
二人は慌てた。
「何たる恩知らず。この私を刺すとは」
ニャンコ先生はぷんすか怒る。
「どちらが昨日の毛玉だ?」
「さあ?」
美結花は首をかしげる。
「あ」
やがて二匹は飛んで行ってしまう。
慌てて後を追いかけた。
「おい、毛玉……」
「どこ……」
途中で声が途切れる。
木の上に毛玉の生き物がたくさんいたのだ。
「「「「‼」」」」
二人と二匹は真っ青になる。
「やっぱり増えてる──‼」
美結花の叫びがあたりに響いた。
