夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第二十九話 小さな妖
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「ただいま~」
「おかえりなさい、美結花ちゃん」
ラムネを買って家に帰ると塔子が出迎えてくれた。
「汗かいているけど大丈夫?」
「大丈夫ですよ。あ、これラムネです。塔子さんと滋さんにも」
「まあまあありがとう。後でいただくわね」
塔子は嬉しそうに冷蔵庫へと仕舞いにいった。
「さて……。西瓜は買えたのかな?」
「西瓜、西瓜、おいしい西瓜」
そんなことを言いながら階段を上がる。
「うわあああああ!」
「貴志の声だ!」
慌てて悲鳴が聞こえた夏目の部屋へと向かう。
「しっしっ! あっちへ行け!」
ニャンコ先生が何か白いものを追い払っていた。
白いものはぱちりと眼を開いた。
「「「「わ───っ!」」」」
佐貝と美結花、夏目とニャンコ先生で抱きしめあって悲鳴を上げる。
しばらく無言のまま白い毛玉と見つめあう。
「あれ? こいつかわいいぞ」
「本当だ。かわいいかも」
「何!?」
「どこが!?」
かわいいという二人にニャンコ先生と佐貝が驚く。
「お前ら毛があってぽわぽわしていれば何でもいいのか? 外見に騙されおって。首もないような生物だぞ!?」
「首がないなんて不気味でしょ!?」
「首だったら先生や佐貝だって……」
夏目がそっと指を白い毛玉に近づけて威嚇される。
威嚇したその生き物は部屋中を飛び跳ねた。
「わ──!」
「ぎゃ──!」
「ほれみたことか……」
「部屋がめちゃくちゃね…」
佐貝が呟く。
「止めなきゃ……」
美結花の言葉に夏目が捕まえようと奮闘する。
「こら動くな」
毛玉を彼は何とか捕まえた。
「痛っ!」
逆立てた毛が突き刺さり、夏目は悲鳴を上げる。
「大丈夫!?」
思わず心配してしまう。
「ああ。大丈夫だよ。お前を傷つけようとしているんじゃない。大丈夫だから落ち着け!」
「ここにお前を傷つける者はいないわ!」
白い毛玉はその言葉に落ち着いて逆立てた毛を落ち着かせていった。
「「はあ~~~」」
「「ふう~~~」」
落ち着いたのを確認すると二人と二匹でため息をつく。
「よし今のうちにしめだせ」
「そうね。また暴れられても困るし」
「そうだな……。美結花」
「うん、わかってる」
美結花は夏目の言いたいことが分かっていた。
急いである薬を持ってきた。前にヒノエから渡されたやつだ。
「妖用の薬だ。前ヒノエにもらったやつの残りだから効くか分からないけど……。悪いがここには俺たち以外にも人がいるんだ。一晩休んだらちゃんと帰るんだぞ」
「今日はゆっくり休んでね……」
「はあ……。お人好し共が……」
深いため息を佐貝はついた。
「おかえりなさい、美結花ちゃん」
ラムネを買って家に帰ると塔子が出迎えてくれた。
「汗かいているけど大丈夫?」
「大丈夫ですよ。あ、これラムネです。塔子さんと滋さんにも」
「まあまあありがとう。後でいただくわね」
塔子は嬉しそうに冷蔵庫へと仕舞いにいった。
「さて……。西瓜は買えたのかな?」
「西瓜、西瓜、おいしい西瓜」
そんなことを言いながら階段を上がる。
「うわあああああ!」
「貴志の声だ!」
慌てて悲鳴が聞こえた夏目の部屋へと向かう。
「しっしっ! あっちへ行け!」
ニャンコ先生が何か白いものを追い払っていた。
白いものはぱちりと眼を開いた。
「「「「わ───っ!」」」」
佐貝と美結花、夏目とニャンコ先生で抱きしめあって悲鳴を上げる。
しばらく無言のまま白い毛玉と見つめあう。
「あれ? こいつかわいいぞ」
「本当だ。かわいいかも」
「何!?」
「どこが!?」
かわいいという二人にニャンコ先生と佐貝が驚く。
「お前ら毛があってぽわぽわしていれば何でもいいのか? 外見に騙されおって。首もないような生物だぞ!?」
「首がないなんて不気味でしょ!?」
「首だったら先生や佐貝だって……」
夏目がそっと指を白い毛玉に近づけて威嚇される。
威嚇したその生き物は部屋中を飛び跳ねた。
「わ──!」
「ぎゃ──!」
「ほれみたことか……」
「部屋がめちゃくちゃね…」
佐貝が呟く。
「止めなきゃ……」
美結花の言葉に夏目が捕まえようと奮闘する。
「こら動くな」
毛玉を彼は何とか捕まえた。
「痛っ!」
逆立てた毛が突き刺さり、夏目は悲鳴を上げる。
「大丈夫!?」
思わず心配してしまう。
「ああ。大丈夫だよ。お前を傷つけようとしているんじゃない。大丈夫だから落ち着け!」
「ここにお前を傷つける者はいないわ!」
白い毛玉はその言葉に落ち着いて逆立てた毛を落ち着かせていった。
「「はあ~~~」」
「「ふう~~~」」
落ち着いたのを確認すると二人と二匹でため息をつく。
「よし今のうちにしめだせ」
「そうね。また暴れられても困るし」
「そうだな……。美結花」
「うん、わかってる」
美結花は夏目の言いたいことが分かっていた。
急いである薬を持ってきた。前にヒノエから渡されたやつだ。
「妖用の薬だ。前ヒノエにもらったやつの残りだから効くか分からないけど……。悪いがここには俺たち以外にも人がいるんだ。一晩休んだらちゃんと帰るんだぞ」
「今日はゆっくり休んでね……」
「はあ……。お人好し共が……」
深いため息を佐貝はついた。
