夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第二十八話 はじめの話
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「ふああああ……」
美結花は布団から起き上がった。
昨日は妖のせいで大変な目にあった。
家の人はまだ眠っているようで静かだった。
「うう……。昨日は疲れた……」
慌ててドングリを片付けてぐしゃぐしゃになった部屋もきれいにした。そのため2時ごろまで起きる羽目になった。
幸いだったのは今日が休みだったことだ。
「今日はいい天気……。何も起きないといいけど……」
ぽつりと呟いた時だった。
「見つけた!」
昨日の招き猫の妖がこちらに襲い掛かってきた。
「うわっ!」
美結花は慌ててよけた。
「ぎゃー!」
教科書とかが入っている棚に激突する。
そのせいで本がどさどさと落ちてきた。
「何か落としたような音がしたけど……。変なことしていないでしょうね?」
家の人が顔を出した。
美結花は急いで招き猫を押し入れに隠す。
家の人はポニーテールの女の人でさっきまで寝ていたせいか髪がぐしゃぐしゃだ。
「な、なんでもないです……。棚にぶつかっただけです」
「そう。朝から騒がないでね。迷惑だから」
不機嫌そうな声で家の人は自分の部屋に戻った。もう一度眠るのだろう。
「はあ……」
美結花はほっとしたようにため息をついた。
「なかなか大変そうね」
「誰のせいよ?」
この妖がぶつかってこなかったらあそこまで家の人を不機嫌にさせることもなかったのだ。
「ふん。お前がよけたせいでしょう?」
「ぶつかってきたらよけるっつうの! それで何の用?」
念のために訊いた。妖の用にろくなものはないというのが美結花の認識だ。
「ちょっと様子を見に来ただけよ。それとおまえうまそうだからちょっと食べさせてもらおうかと」
そう言って大きな口を開けてこちらに襲い掛かってくる。
「……!」
美結花は真っ青になって部屋から出て行った。
「ふん! 逃げたか……」
招き猫はそれをじっと見て後を追った。
(やばいやばい……! あの妖はまずいって!)
今までにないくらい高位の妖の気配がした。
だから追われないように神社まで逃げようとした。
美結花の頭の中からその妖が神社に封じ込められていたことは頭からすっぽ抜けていた。
『逃がすか!』
大きな黒い山猫が空から降ってきた。
美結花はさっきの妖だと気づいた。
「げ!」
思わず声を上げる。
『もう逃がさんぞ……! まずは一口……』
「嫌だっていってるでしょうがあああ!」
美結花は無我夢中で拳を振り上げ、顔面にヒットした。
『~~~っ!』
妖は痛かったのかうずくまった。
美結花は布団から起き上がった。
昨日は妖のせいで大変な目にあった。
家の人はまだ眠っているようで静かだった。
「うう……。昨日は疲れた……」
慌ててドングリを片付けてぐしゃぐしゃになった部屋もきれいにした。そのため2時ごろまで起きる羽目になった。
幸いだったのは今日が休みだったことだ。
「今日はいい天気……。何も起きないといいけど……」
ぽつりと呟いた時だった。
「見つけた!」
昨日の招き猫の妖がこちらに襲い掛かってきた。
「うわっ!」
美結花は慌ててよけた。
「ぎゃー!」
教科書とかが入っている棚に激突する。
そのせいで本がどさどさと落ちてきた。
「何か落としたような音がしたけど……。変なことしていないでしょうね?」
家の人が顔を出した。
美結花は急いで招き猫を押し入れに隠す。
家の人はポニーテールの女の人でさっきまで寝ていたせいか髪がぐしゃぐしゃだ。
「な、なんでもないです……。棚にぶつかっただけです」
「そう。朝から騒がないでね。迷惑だから」
不機嫌そうな声で家の人は自分の部屋に戻った。もう一度眠るのだろう。
「はあ……」
美結花はほっとしたようにため息をついた。
「なかなか大変そうね」
「誰のせいよ?」
この妖がぶつかってこなかったらあそこまで家の人を不機嫌にさせることもなかったのだ。
「ふん。お前がよけたせいでしょう?」
「ぶつかってきたらよけるっつうの! それで何の用?」
念のために訊いた。妖の用にろくなものはないというのが美結花の認識だ。
「ちょっと様子を見に来ただけよ。それとおまえうまそうだからちょっと食べさせてもらおうかと」
そう言って大きな口を開けてこちらに襲い掛かってくる。
「……!」
美結花は真っ青になって部屋から出て行った。
「ふん! 逃げたか……」
招き猫はそれをじっと見て後を追った。
(やばいやばい……! あの妖はまずいって!)
今までにないくらい高位の妖の気配がした。
だから追われないように神社まで逃げようとした。
美結花の頭の中からその妖が神社に封じ込められていたことは頭からすっぽ抜けていた。
『逃がすか!』
大きな黒い山猫が空から降ってきた。
美結花はさっきの妖だと気づいた。
「げ!」
思わず声を上げる。
『もう逃がさんぞ……! まずは一口……』
「嫌だっていってるでしょうがあああ!」
美結花は無我夢中で拳を振り上げ、顔面にヒットした。
『~~~っ!』
妖は痛かったのかうずくまった。
