夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第二十八話 はじめの話
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『待て、人の子。こっちを見たな~! 喰ってやるうう!』
「やめて! あっち行って!」
美結花は必死に走り始めた。
早くこの妖から逃げなければと思ったのだ。
「でさ~」
「あはは。おかし~」
必死に逃げていた美結花は繁みの中を抜けて同級生の前に顔を出した。
「「‼」」
いきなり顔を出した少女に同級生たちは驚く。
「神社どこにあるか知らない⁉」
焦っていた美結花は彼女たちに訊いた。
「あっちだけど……」
「ありがとう!」
美結花はお礼を言うと走り始めた。
そのため同級生たちが自分のことを話していることは知らなかった。
「今の子、誰?」
「転校生の夏目さんだよ。ちょっと変わっているんだ。親が亡くなってたらい回しにされているせいかかなり情緒不安定みたいよ」
「へえ? でも何かに追いかけられているみたいだったよ」
「うん、でも何もいないのよ。なのに急に走り出したり、叫んだりしてさ。そのうち大人も気味悪がっちゃってどうすれば良いのか分からないみたい」
「た、大変なのね。おとなしい子だと思ったんだけどな~」
「まあね。まああの複雑な環境だとそうなるのもわかる気がするけどね……。でも関わり合いにならない方がいいのかもね」
「うん、そうかもね……」
同級生は頷きあった。
そのころ、美結花は必死で走っていた。
『待て~! 小娘!』
(うわ、しつこい妖だ……。確かもうすぐ神社よね……)
後ろをちらちら見ながらも走り続け、階段を見つけた。
(ここまでこれば大丈夫……)
一気に階段を登りきると神社が見えた。
追いかけてきた妖は神社の中までは入れないのか悔しそうに引き下がった。
「はあはあ……。よかった……。ここでしばらく時間をつぶせば大丈夫……」
今出て行ってもあの妖が追いかけてくるだけだろう。
しばらく時間をつぶせば大丈夫と今までの経験が伝えていた。
「座れるところないかなぁ……」
神社の境内を探し、少し外れのところに来た。
(静かなところね……)
小さなお社があるだけののどかなところだった。
「うわっ!」
あたりに気をとられた美結花は縄に躓いて壊したうえ、社に貼られていた札を破ってしまった。
「た、大変……!」
まずいことをしたと真っ青になった。
「じ、神社の人に言わないと……」
罰当たりなことをしたと縄と札を見つめる美結花。
ガタガタガタ。
彼女は社が揺れているのに気づいた。
(何、何が出てくるの……?)
怖いようなそうでないようなただ茫然と社が揺れているのを見るしかなかった。
「やめて! あっち行って!」
美結花は必死に走り始めた。
早くこの妖から逃げなければと思ったのだ。
「でさ~」
「あはは。おかし~」
必死に逃げていた美結花は繁みの中を抜けて同級生の前に顔を出した。
「「‼」」
いきなり顔を出した少女に同級生たちは驚く。
「神社どこにあるか知らない⁉」
焦っていた美結花は彼女たちに訊いた。
「あっちだけど……」
「ありがとう!」
美結花はお礼を言うと走り始めた。
そのため同級生たちが自分のことを話していることは知らなかった。
「今の子、誰?」
「転校生の夏目さんだよ。ちょっと変わっているんだ。親が亡くなってたらい回しにされているせいかかなり情緒不安定みたいよ」
「へえ? でも何かに追いかけられているみたいだったよ」
「うん、でも何もいないのよ。なのに急に走り出したり、叫んだりしてさ。そのうち大人も気味悪がっちゃってどうすれば良いのか分からないみたい」
「た、大変なのね。おとなしい子だと思ったんだけどな~」
「まあね。まああの複雑な環境だとそうなるのもわかる気がするけどね……。でも関わり合いにならない方がいいのかもね」
「うん、そうかもね……」
同級生は頷きあった。
そのころ、美結花は必死で走っていた。
『待て~! 小娘!』
(うわ、しつこい妖だ……。確かもうすぐ神社よね……)
後ろをちらちら見ながらも走り続け、階段を見つけた。
(ここまでこれば大丈夫……)
一気に階段を登りきると神社が見えた。
追いかけてきた妖は神社の中までは入れないのか悔しそうに引き下がった。
「はあはあ……。よかった……。ここでしばらく時間をつぶせば大丈夫……」
今出て行ってもあの妖が追いかけてくるだけだろう。
しばらく時間をつぶせば大丈夫と今までの経験が伝えていた。
「座れるところないかなぁ……」
神社の境内を探し、少し外れのところに来た。
(静かなところね……)
小さなお社があるだけののどかなところだった。
「うわっ!」
あたりに気をとられた美結花は縄に躓いて壊したうえ、社に貼られていた札を破ってしまった。
「た、大変……!」
まずいことをしたと真っ青になった。
「じ、神社の人に言わないと……」
罰当たりなことをしたと縄と札を見つめる美結花。
ガタガタガタ。
彼女は社が揺れているのに気づいた。
(何、何が出てくるの……?)
怖いようなそうでないようなただ茫然と社が揺れているのを見るしかなかった。
