夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第二十八話 はじめの話
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「美結花~!」
小枝が美結花に声をかける。
「何?」
きょとんとして小枝を見た。
「卵焼き頂戴~! 私のタコさんウインナーあげちゃう!」
お願いのポーズを彼女はとった。
「う~ん……」
「駄目?」
「美結花、無理しなくていいのよ。嫌なら嫌といっていいんだからね」
彩が小枝を小突きながら言った。
「いいよ。じゃあ交換ね」
卵焼きを小枝のお弁当に分けてあげる。
「やった~! じゃあタコさんウインナー」
お弁当を交換する。
「彩はどうする?」
「私はいいよ。小枝ほど食い意地が張っていないしね」
彩はにやりと笑って小枝を見た。
「もう彩の意地悪~!」
小枝が膨れる。
「あはははは!」
彩は本気で言ったわけじゃなかったのだろう。笑った。
「それにしてもいつみても愛を感じるお弁当ね」
ひとしきり笑った彩が美結花のお弁当をのぞき込む。
おにぎり、エビフライ、卵焼き、ウインナーなどおいしそうなものが詰め込まれていた。
「そうね──」
美結花は頷いた。
今までこんなお弁当はなかったため、褒められて悪い気はしない。
「そういえば美結花って何回くらい転校しているの?」
「え」
美結花は急にふられて驚く。
「美結花って苦労してそうなのにあまり曲がっていないよね」
「は?」
「小枝!」
彩がたしなめる。
「あはははは!」
その様子がおかしくて笑ってしまう。
「あ、笑わないでよ~。こっちはまじめなのに……」
「ごめんごめん。何回転校したかもう覚えていないんだ。数えきれないぐらいしたしね。それにあの頃は曲がってしまったらもう家の中に入れてもらえなくなるって思っていたかも。そういう気持ちは伝わってかわいくなかったかもしれないわね……。正直においしいですって言って一緒にご飯を食べればよかったのかもしれない……」
しみじみと美結花は呟いた。
小枝が美結花に声をかける。
「何?」
きょとんとして小枝を見た。
「卵焼き頂戴~! 私のタコさんウインナーあげちゃう!」
お願いのポーズを彼女はとった。
「う~ん……」
「駄目?」
「美結花、無理しなくていいのよ。嫌なら嫌といっていいんだからね」
彩が小枝を小突きながら言った。
「いいよ。じゃあ交換ね」
卵焼きを小枝のお弁当に分けてあげる。
「やった~! じゃあタコさんウインナー」
お弁当を交換する。
「彩はどうする?」
「私はいいよ。小枝ほど食い意地が張っていないしね」
彩はにやりと笑って小枝を見た。
「もう彩の意地悪~!」
小枝が膨れる。
「あはははは!」
彩は本気で言ったわけじゃなかったのだろう。笑った。
「それにしてもいつみても愛を感じるお弁当ね」
ひとしきり笑った彩が美結花のお弁当をのぞき込む。
おにぎり、エビフライ、卵焼き、ウインナーなどおいしそうなものが詰め込まれていた。
「そうね──」
美結花は頷いた。
今までこんなお弁当はなかったため、褒められて悪い気はしない。
「そういえば美結花って何回くらい転校しているの?」
「え」
美結花は急にふられて驚く。
「美結花って苦労してそうなのにあまり曲がっていないよね」
「は?」
「小枝!」
彩がたしなめる。
「あはははは!」
その様子がおかしくて笑ってしまう。
「あ、笑わないでよ~。こっちはまじめなのに……」
「ごめんごめん。何回転校したかもう覚えていないんだ。数えきれないぐらいしたしね。それにあの頃は曲がってしまったらもう家の中に入れてもらえなくなるって思っていたかも。そういう気持ちは伝わってかわいくなかったかもしれないわね……。正直においしいですって言って一緒にご飯を食べればよかったのかもしれない……」
しみじみと美結花は呟いた。
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