夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第二十七話 鏡探し
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先生と佐貝がたどり着いたのは一枚の窓だった。
(貴志……?)
「~~!」
中で夏目と誰かが話している。
『──そして一つはお前の目の中に落ち、隠れてほかの欠片が近づくと「拾ってくれ」と痛むんだろうさ。──さあ、私の鏡を返しておくれ』
「待てい!」
ニャンコ先生が窓を開け放って妖を止めた。
その妖は角の生えた妖だった。
「! ニャンコ先生、タキ、美結花、速水、佐貝」
妖に顔を掴まれている夏目が名前を呼ぶ。
『チッ』
妖は舌打ちをした。
大勢に見つかって都合が悪かったのだ。
「あ!」
美結花は驚いた。
妖が田沼の中に入っていったように見えたからだ。
『まあ何しろしばらくこの体に宿らせてもらう』
「何だと⁉」
「田沼君に⁉」
「田沼!」
「田沼君!」
衝撃を受けた。
妖の影響を受けやすい田沼が妖を宿らせて大丈夫だろうか。
『安心しろ。そう長くは意識を乗っ取れはしない。──しかし無事にこいつをかえしてほしければ協力しろ、小僧。鏡の入ったその目があれば欠片集めも容易かろう。鏡さえ戻れば私は去る』
「そんな脅すようなこと……!」
美結花は妖をにらんだ。
事情は分からないが、そんな勝手なことを許されるはずがないと思ったのだ。
「勝手なことを」
「まったくね、ずいぶんなことを言うじゃない」
「先生!」
「佐貝!」
「これ以上厄介ごとに付き合わせてたまるか、さあ」
「「出ていくがいい!」」
先生と佐貝が光を浴びせる。
『まだだ……。まだだ……。鏡を集めるまではなれはせんぞ……』
妖は光を浴びても執念で放れない。
「む⁉ 私と佐貝の光でも放れぬとはなんと執念深いやつ」
「執念が放れさせてくれないか……」
佐貝は悔しそうだ。
「「田沼!」」
「「田沼君!」」
美結花たちは田沼に駆け寄った。
田沼は起き上がった。
「大丈夫か⁉」
「ああ……。事情は何とか聞こえていたよ……」
田沼は頷いた。
「──…鏡の欠片を集めれば出ていくんだな?」
『──ああ。そうだよ』
妖は田沼の口を借りていった。
そのことにムッと美結花はする。
「それが一番安全だろうな。無理やり追い出せば精神が危険かもしれないぞ」
「ええ。精神が戻ってこない可能性がある」
佐貝が頷く。
「そっか……。鏡集めに協力するしかないか……」
うすぼんやりだが、妖は鏡を集めるために田沼に憑りついているということはわかった。
「──私も手伝っていい?」
「──僕も手伝うよ」
「タキ」
「速水君」
彼らの気持ちはうれしかった。
会話しているうちに田沼の目が覚めた。
「──夏目」
「田沼君、気が付いたのね」
美結花が気付く。
「田沼」
夏目が彼の名前を呼ぶ。
「すまないが、鏡集め、付き合ってくれないか? 夏目さんも」
「もちろんだ」
「ええ、もちろんよ」
「ありがとう」
田沼はお礼を言った。
(貴志……?)
「~~!」
中で夏目と誰かが話している。
『──そして一つはお前の目の中に落ち、隠れてほかの欠片が近づくと「拾ってくれ」と痛むんだろうさ。──さあ、私の鏡を返しておくれ』
「待てい!」
ニャンコ先生が窓を開け放って妖を止めた。
その妖は角の生えた妖だった。
「! ニャンコ先生、タキ、美結花、速水、佐貝」
妖に顔を掴まれている夏目が名前を呼ぶ。
『チッ』
妖は舌打ちをした。
大勢に見つかって都合が悪かったのだ。
「あ!」
美結花は驚いた。
妖が田沼の中に入っていったように見えたからだ。
『まあ何しろしばらくこの体に宿らせてもらう』
「何だと⁉」
「田沼君に⁉」
「田沼!」
「田沼君!」
衝撃を受けた。
妖の影響を受けやすい田沼が妖を宿らせて大丈夫だろうか。
『安心しろ。そう長くは意識を乗っ取れはしない。──しかし無事にこいつをかえしてほしければ協力しろ、小僧。鏡の入ったその目があれば欠片集めも容易かろう。鏡さえ戻れば私は去る』
「そんな脅すようなこと……!」
美結花は妖をにらんだ。
事情は分からないが、そんな勝手なことを許されるはずがないと思ったのだ。
「勝手なことを」
「まったくね、ずいぶんなことを言うじゃない」
「先生!」
「佐貝!」
「これ以上厄介ごとに付き合わせてたまるか、さあ」
「「出ていくがいい!」」
先生と佐貝が光を浴びせる。
『まだだ……。まだだ……。鏡を集めるまではなれはせんぞ……』
妖は光を浴びても執念で放れない。
「む⁉ 私と佐貝の光でも放れぬとはなんと執念深いやつ」
「執念が放れさせてくれないか……」
佐貝は悔しそうだ。
「「田沼!」」
「「田沼君!」」
美結花たちは田沼に駆け寄った。
田沼は起き上がった。
「大丈夫か⁉」
「ああ……。事情は何とか聞こえていたよ……」
田沼は頷いた。
「──…鏡の欠片を集めれば出ていくんだな?」
『──ああ。そうだよ』
妖は田沼の口を借りていった。
そのことにムッと美結花はする。
「それが一番安全だろうな。無理やり追い出せば精神が危険かもしれないぞ」
「ええ。精神が戻ってこない可能性がある」
佐貝が頷く。
「そっか……。鏡集めに協力するしかないか……」
うすぼんやりだが、妖は鏡を集めるために田沼に憑りついているということはわかった。
「──私も手伝っていい?」
「──僕も手伝うよ」
「タキ」
「速水君」
彼らの気持ちはうれしかった。
会話しているうちに田沼の目が覚めた。
「──夏目」
「田沼君、気が付いたのね」
美結花が気付く。
「田沼」
夏目が彼の名前を呼ぶ。
「すまないが、鏡集め、付き合ってくれないか? 夏目さんも」
「もちろんだ」
「ええ、もちろんよ」
「ありがとう」
田沼はお礼を言った。
