夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第二十六話 文化祭にて
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夏目は家に帰ると美結花とヒノエに何が起きたのか説明していた。
ヒノエは呪術に詳しいし、石を蹴飛ばした張本人。美結花は夏目が襲われた場所にいたため、話しておいた方がいいと判断したためだ。
『どうやらそこそこの妖を封じた石だったようだ。服についてた間、お前の力を吸い取って、人一人を操る力を得たんだろう』
話を聞いたヒノエが見解を示す。
「あの妖の目的は何だろう?」
「確かに。人一人を操ってまで何がしたいんだろう?」
美結花は首を傾げた。
『どうも憑依型の妖のようだね。おそらくは。お前に乗り移りたいんだろうさ』
「「‼」」
美結花は思わず身を乗り出す。
『今日の接触でまたお前の力を吸い取ったようだし……。学校とやらのものか人に隠れ宿って、お前に取り憑く隙を狙うつもりなんだろう』
その言葉にざわざわした。
(貴志に取り憑く……。そしてみんなを巻き込む……)
させないと思った。
自分たちのことに周りを巻き込んでなるものかと決意した。
「俺が目的ならほかに害はないのか?」
夏目が訊く。
そこは確かに重要なことだ。
『まあ憑りつかれているやつがいるなら多少奇行をとらされるかもしれないが……。まぁよく調べもせず蹴っ飛ばした私にも責任がある。封じなおす方法を調べておくから。それまでは自分で踏ん張るんだよ、夏目。いいね、夏目。隙を作らず油断しないことだ』
「私も貴志の手伝いをするから。憑かれないように見張っておく!」
美結花はやる気満々だった。
「ああ。ありがとう、ヒノエ、美結花」
夏目はお礼を言った。
「貴志、気を付けるんだよ? あの石、明らかに狙っていたじゃない?」
「ああ。気を付けるよ。だけど美結花も気を付けて。次に狙われる可能性が高いのは美結花なんだから」
「──うん。わかっている」
美結花は頷くと自分の部屋へと戻った。
「佐貝……」
眠っている彼女に美結花は声をかけた。
「私、文化祭で販売係をするの……。──みんなで何かするって初めて……」
美結花はそこで微笑んだ。
佐貝は答えず、ぷうぷうと眠っている。
「私、ちゃんとできるかな……」
佐貝を撫でながら呟く。
「ぐすっ」
幸せなのにどこか不安で思わず涙がこぼれる美結花。
その様子を目を開けて佐貝は見つめていたのだった。
ヒノエは呪術に詳しいし、石を蹴飛ばした張本人。美結花は夏目が襲われた場所にいたため、話しておいた方がいいと判断したためだ。
『どうやらそこそこの妖を封じた石だったようだ。服についてた間、お前の力を吸い取って、人一人を操る力を得たんだろう』
話を聞いたヒノエが見解を示す。
「あの妖の目的は何だろう?」
「確かに。人一人を操ってまで何がしたいんだろう?」
美結花は首を傾げた。
『どうも憑依型の妖のようだね。おそらくは。お前に乗り移りたいんだろうさ』
「「‼」」
美結花は思わず身を乗り出す。
『今日の接触でまたお前の力を吸い取ったようだし……。学校とやらのものか人に隠れ宿って、お前に取り憑く隙を狙うつもりなんだろう』
その言葉にざわざわした。
(貴志に取り憑く……。そしてみんなを巻き込む……)
させないと思った。
自分たちのことに周りを巻き込んでなるものかと決意した。
「俺が目的ならほかに害はないのか?」
夏目が訊く。
そこは確かに重要なことだ。
『まあ憑りつかれているやつがいるなら多少奇行をとらされるかもしれないが……。まぁよく調べもせず蹴っ飛ばした私にも責任がある。封じなおす方法を調べておくから。それまでは自分で踏ん張るんだよ、夏目。いいね、夏目。隙を作らず油断しないことだ』
「私も貴志の手伝いをするから。憑かれないように見張っておく!」
美結花はやる気満々だった。
「ああ。ありがとう、ヒノエ、美結花」
夏目はお礼を言った。
「貴志、気を付けるんだよ? あの石、明らかに狙っていたじゃない?」
「ああ。気を付けるよ。だけど美結花も気を付けて。次に狙われる可能性が高いのは美結花なんだから」
「──うん。わかっている」
美結花は頷くと自分の部屋へと戻った。
「佐貝……」
眠っている彼女に美結花は声をかけた。
「私、文化祭で販売係をするの……。──みんなで何かするって初めて……」
美結花はそこで微笑んだ。
佐貝は答えず、ぷうぷうと眠っている。
「私、ちゃんとできるかな……」
佐貝を撫でながら呟く。
「ぐすっ」
幸せなのにどこか不安で思わず涙がこぼれる美結花。
その様子を目を開けて佐貝は見つめていたのだった。
