夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第二十六話 文化祭にて
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「あはは」
「ふふふ」
「笑うなよ、タキ」
「笑い事じゃないわよ。速水君」
二人は笑っている速水と多軌に文句を言う。
校庭にあるベンチ二脚に多軌、速水、夏目、美結花の四人が座っていた。
販売係決定のいきさつを二人は話していたのだ。
「ごめんごめん。おかしくてさ」
速水がまず謝ってくる。
「──ふふっ。ごめんなさい。二組はバザーか。低予算高利益だね。買いに行かなくちゃ」
「…いいよ…。タキの組は?」
「……男装女装喫茶……」
気まずそうに多軌が答える。
「へ、へえ……」
「そ、そうなんだ……」
そういう案が出たが、クラスでは即却下されたのでそういうのやるクラスがあるんだと何といえばいいか分からなかった。
「は、速水君のクラスは?」
速水は三組所属だ。どうなんだろうと気を取り直して訊いた。
「僕のクラスは展示系だよ。学校について調べて発表するんだ」
そう速水は言った。
「へえ。いいわね」
美結花は頷いた。
当日は彼は時間ができそうだった。
「タキの五組も夏目たちの二組も展示見に行くね!」
速水はにっこりと笑っていった。
「「「……」」」
それを聞いて美結花たちは性に合わないことをすることを思い出してしまった。
「お互いお祭りごとは性に合わないけれどこういうのは楽しんだもの勝ちね。腹括って楽しみましょう」
「そうね、透の言うとおりね」
「ああ。そうだな」
二人は頷いた。
そこへ田沼が夏目を探しにやってきた。
「夏目、そっちの組はなにを──…」
そこで田沼は夏目が一人じゃないことに気づいた。
「田沼」
「田沼君」
田沼に向かってほほ笑む。
「友達?」
「夏目の友達かい?」
多軌と速水が訊く。
「あっ。ごめん。三人とも初対面か……。えええと……」
「……どうすれば、いいのかな……」
二人はどう紹介すれば良いのか分からなかった。
「タキ、速水…一組の田沼だ。田沼も俺たちが妖を視えることを知っていて色々話を聞いてくれるんだ」
「「えっ」」
多軌と速水は驚いた顔で田沼を見た。
「「も」ってじゃあ君たちも……」
「田沼、五組の多軌だ。…妖についていろいろ詳しいんだ」
「それでこっちが三組の速水君。彼も妖について詳しいの」
「え……」
今度は田沼が驚く番だった。
「そっ、そうなんだ……」
「あっ。田沼君も妖が視えるの……?」
「夏目や夏目さんが視えるの知っているってことはそうなのかい?」
「え、視えるというか……。あ、多軌さん、速水君は視えるのか?」
「えっと視えるってわけじゃ……。視たことあるっていうか……」
「条件がそろわないと視えないっていうか……」
もじもじと自己紹介をしあって照れ臭い状況が続いた。
(なんだか照れ臭いな……)
美結花は照れ臭さで顔が赤くなるのを自覚した。
「おい、夏目。ちょっといいか」
「美結花~! ちょっといい?」
夏目と美結花を西村と小枝がそれぞれ呼びに来た。
「どうした、西村」
「小枝、どうしたの?」
「店員の衣装のことなんだけど……」
小枝が話し始める。
美結花は頷きながらその話を聞く。
その一方で夏目は多軌のことを西村に詰められていた。
「田沼は妖を感じることができるんだな」
速水が田沼に話しかける。
「うん。すごい。田沼君は妖を感じることができるのね。私は陣がないとだめだし」
「僕は鏡がないと視えない」
「感じるといっても微妙なんだ」
田沼は首を横に振る。
「夏目や美結花は視えているのが人なのか妖なのか判断できないくらいはっきり視えるらしいな」
「──ええ。でも二人とも妖相手には饒舌だったり、あけすけだったり。人には気を使ってばかり。妖の友達ばかり増えていくみたいでちょっと心配」
多軌は不安を吐露した。
「その気持ちちょっとわかるよ。どこかに行ってしまいそうな二人だもんね……」
速水も感じていたのかそう吐露したのだった。
「ふふふ」
「笑うなよ、タキ」
「笑い事じゃないわよ。速水君」
二人は笑っている速水と多軌に文句を言う。
校庭にあるベンチ二脚に多軌、速水、夏目、美結花の四人が座っていた。
販売係決定のいきさつを二人は話していたのだ。
「ごめんごめん。おかしくてさ」
速水がまず謝ってくる。
「──ふふっ。ごめんなさい。二組はバザーか。低予算高利益だね。買いに行かなくちゃ」
「…いいよ…。タキの組は?」
「……男装女装喫茶……」
気まずそうに多軌が答える。
「へ、へえ……」
「そ、そうなんだ……」
そういう案が出たが、クラスでは即却下されたのでそういうのやるクラスがあるんだと何といえばいいか分からなかった。
「は、速水君のクラスは?」
速水は三組所属だ。どうなんだろうと気を取り直して訊いた。
「僕のクラスは展示系だよ。学校について調べて発表するんだ」
そう速水は言った。
「へえ。いいわね」
美結花は頷いた。
当日は彼は時間ができそうだった。
「タキの五組も夏目たちの二組も展示見に行くね!」
速水はにっこりと笑っていった。
「「「……」」」
それを聞いて美結花たちは性に合わないことをすることを思い出してしまった。
「お互いお祭りごとは性に合わないけれどこういうのは楽しんだもの勝ちね。腹括って楽しみましょう」
「そうね、透の言うとおりね」
「ああ。そうだな」
二人は頷いた。
そこへ田沼が夏目を探しにやってきた。
「夏目、そっちの組はなにを──…」
そこで田沼は夏目が一人じゃないことに気づいた。
「田沼」
「田沼君」
田沼に向かってほほ笑む。
「友達?」
「夏目の友達かい?」
多軌と速水が訊く。
「あっ。ごめん。三人とも初対面か……。えええと……」
「……どうすれば、いいのかな……」
二人はどう紹介すれば良いのか分からなかった。
「タキ、速水…一組の田沼だ。田沼も俺たちが妖を視えることを知っていて色々話を聞いてくれるんだ」
「「えっ」」
多軌と速水は驚いた顔で田沼を見た。
「「も」ってじゃあ君たちも……」
「田沼、五組の多軌だ。…妖についていろいろ詳しいんだ」
「それでこっちが三組の速水君。彼も妖について詳しいの」
「え……」
今度は田沼が驚く番だった。
「そっ、そうなんだ……」
「あっ。田沼君も妖が視えるの……?」
「夏目や夏目さんが視えるの知っているってことはそうなのかい?」
「え、視えるというか……。あ、多軌さん、速水君は視えるのか?」
「えっと視えるってわけじゃ……。視たことあるっていうか……」
「条件がそろわないと視えないっていうか……」
もじもじと自己紹介をしあって照れ臭い状況が続いた。
(なんだか照れ臭いな……)
美結花は照れ臭さで顔が赤くなるのを自覚した。
「おい、夏目。ちょっといいか」
「美結花~! ちょっといい?」
夏目と美結花を西村と小枝がそれぞれ呼びに来た。
「どうした、西村」
「小枝、どうしたの?」
「店員の衣装のことなんだけど……」
小枝が話し始める。
美結花は頷きながらその話を聞く。
その一方で夏目は多軌のことを西村に詰められていた。
「田沼は妖を感じることができるんだな」
速水が田沼に話しかける。
「うん。すごい。田沼君は妖を感じることができるのね。私は陣がないとだめだし」
「僕は鏡がないと視えない」
「感じるといっても微妙なんだ」
田沼は首を横に振る。
「夏目や美結花は視えているのが人なのか妖なのか判断できないくらいはっきり視えるらしいな」
「──ええ。でも二人とも妖相手には饒舌だったり、あけすけだったり。人には気を使ってばかり。妖の友達ばかり増えていくみたいでちょっと心配」
多軌は不安を吐露した。
「その気持ちちょっとわかるよ。どこかに行ってしまいそうな二人だもんね……」
速水も感じていたのかそう吐露したのだった。
