夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第二十五話 犬の会と!
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「わあ! いて……」
「きゃあ! いた……」
投げ出された二人は悲鳴を上げる。
『おお。夏目、美結花。こっちこっち私の横においで』
そう手招きしてくるのはヒノエだ。
『遅いのであります。相変わらずドンくさいのであります』
そういうのはちょびひげ
『ささ、夏目親分、美結花親分』
そう呼んでくるのはかっぱ。
『真昼間から飲み明かしましょう』
そういうのは中級のつるつるで牛がそれに頷いていた。
中級が話していた通り知り合いの妖ばかり来ていた。
『さあさ夏目様、美結花様』
『夏目、美結花。おいで』
べたべたと触ってくる。
「いちいち触るな。未成年だから飲めないぞ」
「私も未成年だから飲めないわよ」
同い年だが、夏目より誕生日が遅いのだ。夏目が飲めなければ美結花ももちろん飲めない。
『久しいね。ただ酒があると聞いて久々来てみればお前たちか』
紅峰だった。
「紅峰さん……」
「紅峰さん」
リオウの時に知り合った妖の登場に思わず名を呼ぶ。
「よお、紅峰か」
「久しぶりね、紅峰」
『ああ。斑様、佐貝様。何度見てもおいたわしいちんちくりんな姿…』
紅峰は嘆く。
「お前は浅いな。この姿もファンはいるんだぞ。人間の小娘と小僧だがな」
「情熱的な愛を注いでくれるのよ」
佐貝が自慢げに言った。
『何と! 己人間めどこまで悪趣味な』
『小娘、静かにおし』
怒りに震える紅峰をヒノエがたしなめる。
『さすがは夏目様と美結花様…。大物な知り合いの多いことで……』
「…そうなのか?」
「…そうなの?」
二人にその自覚はなかった。
ただ単に巻き込まれて知り合いになったその程度の認識で並みの視える人間が見たら驚くくらいの大物と知り合っている自覚は全くなかった。
そこへ繁みが音を立てて子狐が姿を現した。
「子狐」
「あ…お前も来てくれたのか」
美結花が名前を呼んだことで夏目も気づいて声をかける。
『お酒は飲めないけど……。にぎやかで楽しいね。夏目、美結花、人はこんなふうに集まった時、どんなことして遊ぶの?』
「え…?」
「それは……」
子狐の無邪気な質問に二人は困ってしまった。
人と遊ぶ機会など滅多になかったからだ。
『ほお』
ちょびが感心する。
『私の聞きたいね。人の子の間ではどんな遊びをするんだい』
「え……」
「う~ん……」
美結花は考え込んだ。
「ん──……トランプとか……野外だと確か鬼ごっこや陣とり…影踏み鬼とか…」
「影踏み鬼……!」
周りがやっているのを見たことがあった。一度やってみたかったので美結花は目を輝かせた。
『影踏み鬼? 面白そうだね』
『そうだ。飲めぬ夏目様と美結花様に付き合ってその影踏み鬼とやらをやろう』
「え⁉ こら待て誰が……」
「貴志いいじゃない」
美結花は肩に手を置いてなだめる。
「美結花まで……」
夏目は困ったように従妹を見つめた。
「だってやる気十分よ?」
『よし。やろうやろう』
『夏目様! 美結花様! いかなる遊びなのですか⁉』
「……」
夏目は逃げられないことを悟った。
こうして影踏み鬼をやることになった。
「きゃあ! いた……」
投げ出された二人は悲鳴を上げる。
『おお。夏目、美結花。こっちこっち私の横においで』
そう手招きしてくるのはヒノエだ。
『遅いのであります。相変わらずドンくさいのであります』
そういうのはちょびひげ
『ささ、夏目親分、美結花親分』
そう呼んでくるのはかっぱ。
『真昼間から飲み明かしましょう』
そういうのは中級のつるつるで牛がそれに頷いていた。
中級が話していた通り知り合いの妖ばかり来ていた。
『さあさ夏目様、美結花様』
『夏目、美結花。おいで』
べたべたと触ってくる。
「いちいち触るな。未成年だから飲めないぞ」
「私も未成年だから飲めないわよ」
同い年だが、夏目より誕生日が遅いのだ。夏目が飲めなければ美結花ももちろん飲めない。
『久しいね。ただ酒があると聞いて久々来てみればお前たちか』
紅峰だった。
「紅峰さん……」
「紅峰さん」
リオウの時に知り合った妖の登場に思わず名を呼ぶ。
「よお、紅峰か」
「久しぶりね、紅峰」
『ああ。斑様、佐貝様。何度見てもおいたわしいちんちくりんな姿…』
紅峰は嘆く。
「お前は浅いな。この姿もファンはいるんだぞ。人間の小娘と小僧だがな」
「情熱的な愛を注いでくれるのよ」
佐貝が自慢げに言った。
『何と! 己人間めどこまで悪趣味な』
『小娘、静かにおし』
怒りに震える紅峰をヒノエがたしなめる。
『さすがは夏目様と美結花様…。大物な知り合いの多いことで……』
「…そうなのか?」
「…そうなの?」
二人にその自覚はなかった。
ただ単に巻き込まれて知り合いになったその程度の認識で並みの視える人間が見たら驚くくらいの大物と知り合っている自覚は全くなかった。
そこへ繁みが音を立てて子狐が姿を現した。
「子狐」
「あ…お前も来てくれたのか」
美結花が名前を呼んだことで夏目も気づいて声をかける。
『お酒は飲めないけど……。にぎやかで楽しいね。夏目、美結花、人はこんなふうに集まった時、どんなことして遊ぶの?』
「え…?」
「それは……」
子狐の無邪気な質問に二人は困ってしまった。
人と遊ぶ機会など滅多になかったからだ。
『ほお』
ちょびが感心する。
『私の聞きたいね。人の子の間ではどんな遊びをするんだい』
「え……」
「う~ん……」
美結花は考え込んだ。
「ん──……トランプとか……野外だと確か鬼ごっこや陣とり…影踏み鬼とか…」
「影踏み鬼……!」
周りがやっているのを見たことがあった。一度やってみたかったので美結花は目を輝かせた。
『影踏み鬼? 面白そうだね』
『そうだ。飲めぬ夏目様と美結花様に付き合ってその影踏み鬼とやらをやろう』
「え⁉ こら待て誰が……」
「貴志いいじゃない」
美結花は肩に手を置いてなだめる。
「美結花まで……」
夏目は困ったように従妹を見つめた。
「だってやる気十分よ?」
『よし。やろうやろう』
『夏目様! 美結花様! いかなる遊びなのですか⁉』
「……」
夏目は逃げられないことを悟った。
こうして影踏み鬼をやることになった。
