夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第二十四話 矢を射るもの
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プルルルル。
電話の呼び出し音がするが、出ない。
「──ふう……。出ない……」
水崎の兄、正和はため息をついた。
先日伝えた的場の件が気になって巻き込まれたのではないかと心配になったのだ。
それで弟が持っているであろう携帯に電話していたが、出なかった。
「何かあったんじゃないだろうな……。正道……」
受話器を睨みつけるも電話に出ない事実は変わらなかった。
「もう一回してみるか……」
焦りながらも正和はこれが最後だと思って電話をした。
水崎の持っている携帯電話が鳴るが、彼は出ない。
「出ないの?」
彼の肩にいる佐貝が水崎に尋ねる。
「別に。今はそれどころじゃない……」
先程確かめた番号は兄のもの。おそらく心配してくれたのだろう。だけど出るわけにはいかない。
「この件に関わっているものは少ない方が良いからね……。兄さんからの電話をとるわけにはいかない……」
兄を巻き込んで何かあったらと思うというわけにはいかなかった。
「ふ~ん?」
佐貝の返事はそっけない。
佐貝は別に水崎の事情に興味がない。さっき電話について訊いたのは鳴る音がうるさかったからだ。
「なんだちょっと冷たいな……。まあいいや。猫ちゃん2号にはそういう反応すると思っていたし……。さて。名取たちは何かつかめたかな……?」
水崎はフロントに向かった。
そこで名取たちが的場たちの情報を聞き出しているはずだ。
その期待を胸にフロントに行ったが、名取とニャンコ先生が喧嘩をしていた。
「な、何事だい……?」
水崎はぎょっとした。
「水崎、ごめん! 後手に回った!」
喧嘩をやめて名取が開口一番謝った。
「え? え?」
急に謝られて水崎は戸惑う。
「的場の奴、ついさっきチェックアウトしたのだ」
ニャンコ先生が叫ぶ。
「チェックアウト……」
「ついさっき……」
言葉を佐貝と水崎は飲み込むのに時間がかかった。
「「ええ~~!!」」
繋がったとたん、二人は叫んだ。
「お、落ち着いたかい?」
「ああ……。しかしまいったな……。他に手掛かりは……」
水崎があたりを見回しているとある女の人が窓の外から見えた。
何かを追いかけているかのようだった。
「名取、あれ!」
すぐさま教える。
「あの人は……」
名取は窓に駆け寄った。
「む。森へ向かっている……」
ニャンコ先生が言った。
「夏目──……」
「美結花──…」
彼らに危機が迫っているかのように先生と佐貝は二人の名前を呟いた。
電話の呼び出し音がするが、出ない。
「──ふう……。出ない……」
水崎の兄、正和はため息をついた。
先日伝えた的場の件が気になって巻き込まれたのではないかと心配になったのだ。
それで弟が持っているであろう携帯に電話していたが、出なかった。
「何かあったんじゃないだろうな……。正道……」
受話器を睨みつけるも電話に出ない事実は変わらなかった。
「もう一回してみるか……」
焦りながらも正和はこれが最後だと思って電話をした。
水崎の持っている携帯電話が鳴るが、彼は出ない。
「出ないの?」
彼の肩にいる佐貝が水崎に尋ねる。
「別に。今はそれどころじゃない……」
先程確かめた番号は兄のもの。おそらく心配してくれたのだろう。だけど出るわけにはいかない。
「この件に関わっているものは少ない方が良いからね……。兄さんからの電話をとるわけにはいかない……」
兄を巻き込んで何かあったらと思うというわけにはいかなかった。
「ふ~ん?」
佐貝の返事はそっけない。
佐貝は別に水崎の事情に興味がない。さっき電話について訊いたのは鳴る音がうるさかったからだ。
「なんだちょっと冷たいな……。まあいいや。猫ちゃん2号にはそういう反応すると思っていたし……。さて。名取たちは何かつかめたかな……?」
水崎はフロントに向かった。
そこで名取たちが的場たちの情報を聞き出しているはずだ。
その期待を胸にフロントに行ったが、名取とニャンコ先生が喧嘩をしていた。
「な、何事だい……?」
水崎はぎょっとした。
「水崎、ごめん! 後手に回った!」
喧嘩をやめて名取が開口一番謝った。
「え? え?」
急に謝られて水崎は戸惑う。
「的場の奴、ついさっきチェックアウトしたのだ」
ニャンコ先生が叫ぶ。
「チェックアウト……」
「ついさっき……」
言葉を佐貝と水崎は飲み込むのに時間がかかった。
「「ええ~~!!」」
繋がったとたん、二人は叫んだ。
「お、落ち着いたかい?」
「ああ……。しかしまいったな……。他に手掛かりは……」
水崎があたりを見回しているとある女の人が窓の外から見えた。
何かを追いかけているかのようだった。
「名取、あれ!」
すぐさま教える。
「あの人は……」
名取は窓に駆け寄った。
「む。森へ向かっている……」
ニャンコ先生が言った。
「夏目──……」
「美結花──…」
彼らに危機が迫っているかのように先生と佐貝は二人の名前を呟いた。
