夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第二十三話 的場一門頭首登場!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「美結花。ごめんね……」
水崎が謝ってきた。
彼は宿の部屋の関係で男3人と女1人といった組み合わせになってしまったことを申し訳ないと思っているのだ。
「大丈夫ですよ。私は平気ですから」
美結花はほほ笑んだ。
「そう言ってもらえると助かるよ。さて、私は外で様子を見てこよう」
「ああ。そうだね。鉢合わせすると面倒なことになるからね。君たちは部屋を出ない方が良い」
「すみません……」
「すみません、名取さん、水崎さん」
その言葉を訊くと名取と水崎は部屋を出ていった。
「全然役に立っていない……」
「なんだこの役立たず感……」
夏目と美結花はため息をついた。
そんな思いも知らず、佐貝とニャンコ先生は暢気にところてんをすすっていた。
「この村なんだか悪い気が集まっているようね」
佐貝が食べながら言った。
「やはり何か禍々しい術がこの近くで行われようとしているのだろう。これは…あたりに悪影響がでるかもしれんな」
「「……」」
先生の言葉に真っ青になってドアへと駆け出した。
「どこ行くの!?」
「どこへ行く!」
佐貝とニャンコ先生が服の裾をつかんでとめる。
「名取さんが心配だ。柊もいないのに」
「水崎さんも心配! 楓もいないのに!」
「行ってきてやるからおとなしくしていろ。相手は的場だぞ。お前のエノキパンチなぞ効くか」
「おとなしくしていなさい! 的場にお前のへなちょこキックが効くものですか!」
「う……」
「それはそうだけど……」
妖には抜群な夏目の拳と美結花のキックだが、人間相手に効くとは思えない。なので二匹は止めたのだ。
止めた二匹は代わりに見にいってあげるといった。
「いいな。私が帰るまで絶対にあけるなよ」
「いいわね? 絶対にあけるんじゃないわよ」
「分かった……。先生も気を付けて……」
「佐貝も気を付けて」
ドアがぱたりと閉まると美結花はため息をついた。
「的場さん何をしようとしているんだろうな……」
「分からないわ……」
美結花には分からなかった。
妖の血を集めて何をしようとしているのか。ただまともなことじゃないことだけは分かった。
カタン……
話し込んでいると部屋の中で音がした。
「ひ……!」
美結花は悲鳴を上げた。
窓の外に人がいた気がしたからだ。
「い、今の気のせいじゃないよね……?」
「俺にも見えたぞ……。と、とにかく窓を閉めないと……」
慌てて夏目が窓を閉める。
カタン
「また音が……」
「寝室の方からだ」
慌てて寝室の方へ向かった。
向かうと寝室の窓が開いていた。
「「な、何か入ってきた!!」」
部屋に何者かが入ってきたことに真っ青になる。
窓に気を取られた二人は後ろに何者かが立っていたことに気づかなかった。
ぐいっ
「!!」
髪をつかまれて痛みでびっくりする。
「何のつもりだ。ウロチョロと目障りな。これ以上邪魔すると許さんぞ」
髪をつかんでいたのは髪の長い人らしき何かだった。
(的場さんの式……? それよりも早く逃げないと)
「放しなさい! いったい何が目的!?」
「放せ! いったい何が目的なんだ! 妖や周りの人を巻き込むような術を使おうだなんてどうかしているぞ!」
じたばたと暴れる。
「ちっ!」
美結花たちを抑えていた何者かは舌打ちをすると黒い何かを呼び出す。
(紙面の妖……! 仲間を呼んだのか!?)
黒い紙面の妖に抑えられつつも暴れる。
「退かないのなら仕方がない。的場のためにお前たちの血も供物にしてやる。さあ来い」
その何者かは夏目の髪をつかみ、引っ張っていく。
後から美結花をつかんでいる紙面の妖がついてくる。
「私たちは妖じゃない!」
「そうだ! 俺たちは妖じゃない!」
「ああ。しかしお前たちは何やら妖力が強いようだ。何者か知らないが妖にとってきっと美味だろう。下級の血しか集められなかった。もっと上級や強い力を持つ人間の血ならば……」
妖じゃないと抗議するも聞かずにどこかへと引っ張っていく。
(上級…? 美味……? 何をしようとしているの……?)
考えている間にも物置と書かれた部屋に投げ込まれる。
「う……」
「ぎゃ……」
投げ出されて悲鳴を上げる。
「さあ、悪いが血を貰うよ。的場のために」
まずは夏目だとばかりに従兄に手を伸ばしてくる。
「やめろ!」
「やめなさい!」
自分を抑えている侵入者と紙面の妖をぶん殴って物置から出ていった。
水崎が謝ってきた。
彼は宿の部屋の関係で男3人と女1人といった組み合わせになってしまったことを申し訳ないと思っているのだ。
「大丈夫ですよ。私は平気ですから」
美結花はほほ笑んだ。
「そう言ってもらえると助かるよ。さて、私は外で様子を見てこよう」
「ああ。そうだね。鉢合わせすると面倒なことになるからね。君たちは部屋を出ない方が良い」
「すみません……」
「すみません、名取さん、水崎さん」
その言葉を訊くと名取と水崎は部屋を出ていった。
「全然役に立っていない……」
「なんだこの役立たず感……」
夏目と美結花はため息をついた。
そんな思いも知らず、佐貝とニャンコ先生は暢気にところてんをすすっていた。
「この村なんだか悪い気が集まっているようね」
佐貝が食べながら言った。
「やはり何か禍々しい術がこの近くで行われようとしているのだろう。これは…あたりに悪影響がでるかもしれんな」
「「……」」
先生の言葉に真っ青になってドアへと駆け出した。
「どこ行くの!?」
「どこへ行く!」
佐貝とニャンコ先生が服の裾をつかんでとめる。
「名取さんが心配だ。柊もいないのに」
「水崎さんも心配! 楓もいないのに!」
「行ってきてやるからおとなしくしていろ。相手は的場だぞ。お前のエノキパンチなぞ効くか」
「おとなしくしていなさい! 的場にお前のへなちょこキックが効くものですか!」
「う……」
「それはそうだけど……」
妖には抜群な夏目の拳と美結花のキックだが、人間相手に効くとは思えない。なので二匹は止めたのだ。
止めた二匹は代わりに見にいってあげるといった。
「いいな。私が帰るまで絶対にあけるなよ」
「いいわね? 絶対にあけるんじゃないわよ」
「分かった……。先生も気を付けて……」
「佐貝も気を付けて」
ドアがぱたりと閉まると美結花はため息をついた。
「的場さん何をしようとしているんだろうな……」
「分からないわ……」
美結花には分からなかった。
妖の血を集めて何をしようとしているのか。ただまともなことじゃないことだけは分かった。
カタン……
話し込んでいると部屋の中で音がした。
「ひ……!」
美結花は悲鳴を上げた。
窓の外に人がいた気がしたからだ。
「い、今の気のせいじゃないよね……?」
「俺にも見えたぞ……。と、とにかく窓を閉めないと……」
慌てて夏目が窓を閉める。
カタン
「また音が……」
「寝室の方からだ」
慌てて寝室の方へ向かった。
向かうと寝室の窓が開いていた。
「「な、何か入ってきた!!」」
部屋に何者かが入ってきたことに真っ青になる。
窓に気を取られた二人は後ろに何者かが立っていたことに気づかなかった。
ぐいっ
「!!」
髪をつかまれて痛みでびっくりする。
「何のつもりだ。ウロチョロと目障りな。これ以上邪魔すると許さんぞ」
髪をつかんでいたのは髪の長い人らしき何かだった。
(的場さんの式……? それよりも早く逃げないと)
「放しなさい! いったい何が目的!?」
「放せ! いったい何が目的なんだ! 妖や周りの人を巻き込むような術を使おうだなんてどうかしているぞ!」
じたばたと暴れる。
「ちっ!」
美結花たちを抑えていた何者かは舌打ちをすると黒い何かを呼び出す。
(紙面の妖……! 仲間を呼んだのか!?)
黒い紙面の妖に抑えられつつも暴れる。
「退かないのなら仕方がない。的場のためにお前たちの血も供物にしてやる。さあ来い」
その何者かは夏目の髪をつかみ、引っ張っていく。
後から美結花をつかんでいる紙面の妖がついてくる。
「私たちは妖じゃない!」
「そうだ! 俺たちは妖じゃない!」
「ああ。しかしお前たちは何やら妖力が強いようだ。何者か知らないが妖にとってきっと美味だろう。下級の血しか集められなかった。もっと上級や強い力を持つ人間の血ならば……」
妖じゃないと抗議するも聞かずにどこかへと引っ張っていく。
(上級…? 美味……? 何をしようとしているの……?)
考えている間にも物置と書かれた部屋に投げ込まれる。
「う……」
「ぎゃ……」
投げ出されて悲鳴を上げる。
「さあ、悪いが血を貰うよ。的場のために」
まずは夏目だとばかりに従兄に手を伸ばしてくる。
「やめろ!」
「やめなさい!」
自分を抑えている侵入者と紙面の妖をぶん殴って物置から出ていった。
