夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第二十三話 的場一門頭首登場!
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夏目たちを助け出した美結花は羽の妖を休ませるところを探した。
やがて誰もいない廃屋を見つけ、そこで体を休ませることにした。
「しばらくこの廃屋に隠れていよう……。あの妖を休ませてやらないと……」
「そうね……。あの的場って人も探しているから見つからないようにしなくちゃ……」
美結花は頷いた。
「名取の阿呆がお前たちを探しているようだな……。外を見てくる。動くなよ」
「私も。水崎の馬鹿も探しているようだしね……。じっとしてなさい」
「「え」」
戸惑っている間に外に出た。その際に名取と水崎を絞めると物騒なことを口にしながら。
佐貝とニャンコ先生が外に行ってしまうと二人だけになってしまった。
(それにしても……。妖を使って襲わせるなんて……)
美結花は的場について考えた。
バサッ
そのため音がするのに気づくのに遅れた。
「!?」
驚いて音の方向を見ると天井から黒い妖が二匹現れた。
「うわあああ!」
「ぎゃあああ!」
押さえられて悲鳴を上げる。
逃げなければと思っていると庭からも二匹やってきた。
(庭からも二匹やってきた……!)
真っ青になった。
そうこうしているうちに夏目に二匹、美結花に二匹それぞれ捕まえようとしてくる。
(このままだとまずい……!)
美結花は捕まるものかと暴れ、一匹に顔面にキックをした。同じく夏目もキックする。
強力な妖力で妖はふらつく。
(逃げなきゃいけないけど、あの羽の妖はおいていけないし……)
逃げながら羽の妖のことを思っていると再び捕まりそうになった。
(捕まる……!)
目をつむっているとガンッと音が二つして、黒い妖が二匹倒れた。
「引きなさい。的場に仕えるもの。彼らはこの名取の友人。これ以上、彼らへの無礼を名取家は許さない。帰って主に伝えなさい」
「同じく水崎家も許さない。引きなさい」
名取と水崎が棒みたいなものをもって夏目と美結花の前に立っていた。
妖たちは名取と水崎を敵に回すのは分が悪いと悟ったのか引いていった。
「名取さん……」
「水崎さん……」
どうして彼らがここにいるのか不思議に思った。
「やあ」
「夏目、美結花。久しぶり」
名取と水崎が挨拶をする。
「夏目無事か……。あっ」
「美結花無事? あっ……」
今更のようにニャンコ先生と佐貝がやってくると名取と水崎に気づいた。
「──無事でよかったよ。夏目、美結花」
「危ないところだったね、二人とも」
名取と水崎はほっとしたようだった。
「阿呆! 名取(きさま)の紙人形で落ちたんだぞ!」
「そうよ! 水崎(おまえ)の紙人形に気を取られなければ助けられたのに!」
ニャンコ先生と佐貝が抗議する。
佐貝に至っては八つ当たりが含まれて
「…さっきはどうも……。なぜ名取さんがここに?」
「水崎さんもなんでここに……」
夏目と美結花はなぜ二人がここにいるのか訊いた。
「ちょっと心配でね。…なぜ的場の妖に追いかけられていたんだ?」
「そうだよ。捕まりそうになっている所を見てひやりとしたんだから」
逆に訊かれて夏目と美結花は顔を見合わせた。
どう話せばいいのだろうか。
「…さっき的場さんに会って……。──会ったといっても妖を襲わせている所を邪魔して名乗らず逃げてきてしまっただけだけど……」
夏目がまず話し始めた。
「名乗るのはまずいので逃げてきたんですけど……。興味を持ったみたいで追いかけてきて……」
美結花がなぜ追いかけられたのかを説明する。
「襲わせている?」
「どういうことだい?」
名取と水崎は腑に落ちないようだ。
「妖の血を集めているらしいんです。何か術に使うのではないかと……」
「妖の血で行う術……。きいた事がある気がするが……。水崎はどうだ?」
「僕もないね。興味もなかったし……」
水崎は首を横に振った。
兄なら知っているのだろうかと思った。
「─…なるほど君たちはそれを止めさせようと首を突っ込んだのか」
「らしいといえばらしいね……」
水崎は苦笑した。
しかし彼には気になる事があった。的場が妖の血を求めて襲っていると言う事だ。
そんなことをする人だろうか。
「──確かに気になるな。少し調べてみないかい?」
「私たちと一緒に」
「え!? いいんですか!?」
「本当にいいんですか!?」
二人の力を借りることができるなら嬉しいことはないと二人の顔が明るくなる。
「いつも手伝ってもらっているからね。今回はこちらが手伝おう」
「──名取さん…本当にタダで!? ただで手伝ってくれるんですか!?」
「えっ。あ、うん……」
「ぷっ」
ケチだと思われていることに名取はショックを受け、水崎はその認識に噴き出した。
名取がこっそりと水崎を睨み、足を踏む。
「~~っ!」
踏まれた水崎は悶絶した。
「──的場さんって若いんですね」
水崎が落ち着いたころ、夏目が唐突に言った。
「それ! もう少し渋い感じだと思ってた!」
美結花が頷く。
「眼帯、長髪、番傘とはずいぶん痛い格好だな」
「そうね。厨二感満載って感じ」
厳しいことをニャンコ先生と佐貝が言う。
「まあいろいろあるのさ。長髪の方が妖に髪をやるからと交渉しやすい」
「──へえ……」
「そうなんだ……」
名取の豆知識に二人は感心する。
「番傘や眼帯も……色々あるんだよ」
どことなく水崎の言葉には含みがある気がした。
(私って色々妖のこと知らないんだな……)
どことなくそう思った。
やがて誰もいない廃屋を見つけ、そこで体を休ませることにした。
「しばらくこの廃屋に隠れていよう……。あの妖を休ませてやらないと……」
「そうね……。あの的場って人も探しているから見つからないようにしなくちゃ……」
美結花は頷いた。
「名取の阿呆がお前たちを探しているようだな……。外を見てくる。動くなよ」
「私も。水崎の馬鹿も探しているようだしね……。じっとしてなさい」
「「え」」
戸惑っている間に外に出た。その際に名取と水崎を絞めると物騒なことを口にしながら。
佐貝とニャンコ先生が外に行ってしまうと二人だけになってしまった。
(それにしても……。妖を使って襲わせるなんて……)
美結花は的場について考えた。
バサッ
そのため音がするのに気づくのに遅れた。
「!?」
驚いて音の方向を見ると天井から黒い妖が二匹現れた。
「うわあああ!」
「ぎゃあああ!」
押さえられて悲鳴を上げる。
逃げなければと思っていると庭からも二匹やってきた。
(庭からも二匹やってきた……!)
真っ青になった。
そうこうしているうちに夏目に二匹、美結花に二匹それぞれ捕まえようとしてくる。
(このままだとまずい……!)
美結花は捕まるものかと暴れ、一匹に顔面にキックをした。同じく夏目もキックする。
強力な妖力で妖はふらつく。
(逃げなきゃいけないけど、あの羽の妖はおいていけないし……)
逃げながら羽の妖のことを思っていると再び捕まりそうになった。
(捕まる……!)
目をつむっているとガンッと音が二つして、黒い妖が二匹倒れた。
「引きなさい。的場に仕えるもの。彼らはこの名取の友人。これ以上、彼らへの無礼を名取家は許さない。帰って主に伝えなさい」
「同じく水崎家も許さない。引きなさい」
名取と水崎が棒みたいなものをもって夏目と美結花の前に立っていた。
妖たちは名取と水崎を敵に回すのは分が悪いと悟ったのか引いていった。
「名取さん……」
「水崎さん……」
どうして彼らがここにいるのか不思議に思った。
「やあ」
「夏目、美結花。久しぶり」
名取と水崎が挨拶をする。
「夏目無事か……。あっ」
「美結花無事? あっ……」
今更のようにニャンコ先生と佐貝がやってくると名取と水崎に気づいた。
「──無事でよかったよ。夏目、美結花」
「危ないところだったね、二人とも」
名取と水崎はほっとしたようだった。
「阿呆! 名取(きさま)の紙人形で落ちたんだぞ!」
「そうよ! 水崎(おまえ)の紙人形に気を取られなければ助けられたのに!」
ニャンコ先生と佐貝が抗議する。
佐貝に至っては八つ当たりが含まれて
「…さっきはどうも……。なぜ名取さんがここに?」
「水崎さんもなんでここに……」
夏目と美結花はなぜ二人がここにいるのか訊いた。
「ちょっと心配でね。…なぜ的場の妖に追いかけられていたんだ?」
「そうだよ。捕まりそうになっている所を見てひやりとしたんだから」
逆に訊かれて夏目と美結花は顔を見合わせた。
どう話せばいいのだろうか。
「…さっき的場さんに会って……。──会ったといっても妖を襲わせている所を邪魔して名乗らず逃げてきてしまっただけだけど……」
夏目がまず話し始めた。
「名乗るのはまずいので逃げてきたんですけど……。興味を持ったみたいで追いかけてきて……」
美結花がなぜ追いかけられたのかを説明する。
「襲わせている?」
「どういうことだい?」
名取と水崎は腑に落ちないようだ。
「妖の血を集めているらしいんです。何か術に使うのではないかと……」
「妖の血で行う術……。きいた事がある気がするが……。水崎はどうだ?」
「僕もないね。興味もなかったし……」
水崎は首を横に振った。
兄なら知っているのだろうかと思った。
「─…なるほど君たちはそれを止めさせようと首を突っ込んだのか」
「らしいといえばらしいね……」
水崎は苦笑した。
しかし彼には気になる事があった。的場が妖の血を求めて襲っていると言う事だ。
そんなことをする人だろうか。
「──確かに気になるな。少し調べてみないかい?」
「私たちと一緒に」
「え!? いいんですか!?」
「本当にいいんですか!?」
二人の力を借りることができるなら嬉しいことはないと二人の顔が明るくなる。
「いつも手伝ってもらっているからね。今回はこちらが手伝おう」
「──名取さん…本当にタダで!? ただで手伝ってくれるんですか!?」
「えっ。あ、うん……」
「ぷっ」
ケチだと思われていることに名取はショックを受け、水崎はその認識に噴き出した。
名取がこっそりと水崎を睨み、足を踏む。
「~~っ!」
踏まれた水崎は悶絶した。
「──的場さんって若いんですね」
水崎が落ち着いたころ、夏目が唐突に言った。
「それ! もう少し渋い感じだと思ってた!」
美結花が頷く。
「眼帯、長髪、番傘とはずいぶん痛い格好だな」
「そうね。厨二感満載って感じ」
厳しいことをニャンコ先生と佐貝が言う。
「まあいろいろあるのさ。長髪の方が妖に髪をやるからと交渉しやすい」
「──へえ……」
「そうなんだ……」
名取の豆知識に二人は感心する。
「番傘や眼帯も……色々あるんだよ」
どことなく水崎の言葉には含みがある気がした。
(私って色々妖のこと知らないんだな……)
どことなくそう思った。
