夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第二十話 すれ違いの末に
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一方カイは名取を探していた。
(どこだ? どこに行った? 忌々しい祓い人め)
自分を一人にした人間を許して、ただ混ざって暮らしていただけなのにあの祓い人はそれさえも許さない。
あまつさえ、夏目と美結花を傷つけたのだ。
カイは怒りのまま木に飛び乗った。
そして夏目と美結花を見つけた。
(ナツメとミユカだ)
顔が明るくなるが、すぐに消える。
「ナツ…、あれ? なんで二人とも祓い人と一緒にいるんだ? なんで……」
笑顔で祓い人と話す二人に心がざわざわする。
「む?」
「ん?」
そのカイの様子に佐貝とニャンコ先生が気づく。
「ナツメ、ミユカ」
二人は名前を呼ばれて振り向く。
「なんで祓い人なんかと一緒に?」
カイは今までにない雰囲気をまとっていた。
「! カイ! ちょうどよかった……!」
その様子に気づかず、美結花は声をかける。
「よかった。大事な話があるんだ。名取さんは……」
夏目も声をかける。
「──ああ。そうか。ナツメもミユカもそいつの仲間なんだね」
そこでようやく二人はカイの異変に気づいた。
「オレをだましたな。二人とも……」
カイの声は震えていた。
「だましてオレに近づいたな!」
「! 違うぞ、カイ」
「…! そうよ。違うわ……!」
二人は誤解されていることに気づき、弁解する。
「ちゃんと話を聞くんだ……」
「山へ帰れと言えばよかったのに! 二人が頼むならオレはそうしたってよかったのに!!」
「カイ……。違うの……」
怒鳴られたことに美結花はショックを受けた。
「──もういい…。──もう人間はこりごりだ。…井戸を見つけて鬼たちを仲間にしよう」
「! 待て、カイ……」
「待って! 話を聞いて……」
言い終わる前にカイは風を起こしてどこかへと飛んでいった。
「私たちは祓い人なんかじゃ……」
そう呟いた美結花は後ろに倒れ込みそうになった。
それを本来の姿に戻った佐貝が体で支える。
『呆けている場合か、面倒なガキどもめ』
『そうそう。世話のかかる奴らね……。それでどうする? 二人共?』
佐貝が訊くが、呆然として美結花は訊いていなかった。
『夏目!』
『美結花!』
名前を呼ばれてはっと気づく。
「カイを追う」
「私も追うわ」
二人はカイの誤解を解かなければいけないと考えた。
「すみません、名取さん行きます」
「やると言っておいて任せてしまいますが、行きます」
「──ああ」
名取は頷いた。
『くそう、面倒ばかり起こしおって』
『全くよ。いつもそうなんだから……』
文句を言いつつもそれぞれ夏目と美結花をのせる。
「井戸は必ず封印する。夏目、美結花。すまなかった……」
名取は余計なことをしてしまったのではと思った。
「──そんなことないですよ。行くよ、佐貝」
「──いいえ、名取さん。行くぞ、先生」
そんなことないと否定をして先生と佐貝に乗って空中を飛んだ。
(カイはそこにいてはいけないと思われるのが怖かったのね……。だから私たちがそうだと思って傷ついた……)
だから誤解を解くのだ。
そんなことを思いながら美結花は佐貝に乗って空をかけた。
(どこだ? どこに行った? 忌々しい祓い人め)
自分を一人にした人間を許して、ただ混ざって暮らしていただけなのにあの祓い人はそれさえも許さない。
あまつさえ、夏目と美結花を傷つけたのだ。
カイは怒りのまま木に飛び乗った。
そして夏目と美結花を見つけた。
(ナツメとミユカだ)
顔が明るくなるが、すぐに消える。
「ナツ…、あれ? なんで二人とも祓い人と一緒にいるんだ? なんで……」
笑顔で祓い人と話す二人に心がざわざわする。
「む?」
「ん?」
そのカイの様子に佐貝とニャンコ先生が気づく。
「ナツメ、ミユカ」
二人は名前を呼ばれて振り向く。
「なんで祓い人なんかと一緒に?」
カイは今までにない雰囲気をまとっていた。
「! カイ! ちょうどよかった……!」
その様子に気づかず、美結花は声をかける。
「よかった。大事な話があるんだ。名取さんは……」
夏目も声をかける。
「──ああ。そうか。ナツメもミユカもそいつの仲間なんだね」
そこでようやく二人はカイの異変に気づいた。
「オレをだましたな。二人とも……」
カイの声は震えていた。
「だましてオレに近づいたな!」
「! 違うぞ、カイ」
「…! そうよ。違うわ……!」
二人は誤解されていることに気づき、弁解する。
「ちゃんと話を聞くんだ……」
「山へ帰れと言えばよかったのに! 二人が頼むならオレはそうしたってよかったのに!!」
「カイ……。違うの……」
怒鳴られたことに美結花はショックを受けた。
「──もういい…。──もう人間はこりごりだ。…井戸を見つけて鬼たちを仲間にしよう」
「! 待て、カイ……」
「待って! 話を聞いて……」
言い終わる前にカイは風を起こしてどこかへと飛んでいった。
「私たちは祓い人なんかじゃ……」
そう呟いた美結花は後ろに倒れ込みそうになった。
それを本来の姿に戻った佐貝が体で支える。
『呆けている場合か、面倒なガキどもめ』
『そうそう。世話のかかる奴らね……。それでどうする? 二人共?』
佐貝が訊くが、呆然として美結花は訊いていなかった。
『夏目!』
『美結花!』
名前を呼ばれてはっと気づく。
「カイを追う」
「私も追うわ」
二人はカイの誤解を解かなければいけないと考えた。
「すみません、名取さん行きます」
「やると言っておいて任せてしまいますが、行きます」
「──ああ」
名取は頷いた。
『くそう、面倒ばかり起こしおって』
『全くよ。いつもそうなんだから……』
文句を言いつつもそれぞれ夏目と美結花をのせる。
「井戸は必ず封印する。夏目、美結花。すまなかった……」
名取は余計なことをしてしまったのではと思った。
「──そんなことないですよ。行くよ、佐貝」
「──いいえ、名取さん。行くぞ、先生」
そんなことないと否定をして先生と佐貝に乗って空中を飛んだ。
(カイはそこにいてはいけないと思われるのが怖かったのね……。だから私たちがそうだと思って傷ついた……)
だから誤解を解くのだ。
そんなことを思いながら美結花は佐貝に乗って空をかけた。
