夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第二十話 すれ違いの末に
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「あれ? この辺りに藪があった気がしたけど」
夏目と美結花は藪のあたりに来ていた。
「私もそんな気がしたけど、ないわねえ……」
(記憶間違いかしら……?)
首を傾げてしまう。
「視たくないとき視え、視たいとき視えぬ。それが妖というものさ」
ニャンコ先生が訳知り顔で言った。
「気まぐれだしそんなもんでしょ。探そうと思っても見つからないものよ」
佐貝も訳知り顔でそんなことを言った。
「くっそ~。すごくテキトーなものに振り回されているって感じがするから黙っててくれ、先生」
「佐貝も黙っててよ。振り回されている感じが強くなっちゃうから」
二人は文句を言った。
妖に振り回されているだなんて認めたくなかったのだ。
「あれ?」
夏目が足を止めた。
「どうしたの?」
美結花が夏目の方を振り向く。
「ここからカイに出会った廃屋が見えるんだなって……」
夏目が指を指したのはぼろぼろの家だった。ところどころ崩れ落ちてきそうだった。
「どれどれ。へえ……。あれがそうなんだ……」
美結花が廃屋を見るのはこれが初めてだった。
(カイはいったいあそこに何をしに行ったんだろう……)
ぼろぼろの廃屋を見てふとそんなことを思ってしまう。
ゆらっ
(え!?)
ふと廃屋の中を見ると人影がいたような気がした。
「今、廃屋の窓に人影が……。誰かいる……?」
「貴志も見えたの? 誰かって……」
美結花はそこではっとした。
『あんな廃屋に何をしに行ったと思う?』
名取の言葉が頭をよぎる。
「佐貝、行きましょう!」
「行こう、先生!」
「ええい」
「こうなったらやけよ」
二人と二匹はその場所から駆け出した。
目指すは廃屋だった。
夏目と美結花は藪のあたりに来ていた。
「私もそんな気がしたけど、ないわねえ……」
(記憶間違いかしら……?)
首を傾げてしまう。
「視たくないとき視え、視たいとき視えぬ。それが妖というものさ」
ニャンコ先生が訳知り顔で言った。
「気まぐれだしそんなもんでしょ。探そうと思っても見つからないものよ」
佐貝も訳知り顔でそんなことを言った。
「くっそ~。すごくテキトーなものに振り回されているって感じがするから黙っててくれ、先生」
「佐貝も黙っててよ。振り回されている感じが強くなっちゃうから」
二人は文句を言った。
妖に振り回されているだなんて認めたくなかったのだ。
「あれ?」
夏目が足を止めた。
「どうしたの?」
美結花が夏目の方を振り向く。
「ここからカイに出会った廃屋が見えるんだなって……」
夏目が指を指したのはぼろぼろの家だった。ところどころ崩れ落ちてきそうだった。
「どれどれ。へえ……。あれがそうなんだ……」
美結花が廃屋を見るのはこれが初めてだった。
(カイはいったいあそこに何をしに行ったんだろう……)
ぼろぼろの廃屋を見てふとそんなことを思ってしまう。
ゆらっ
(え!?)
ふと廃屋の中を見ると人影がいたような気がした。
「今、廃屋の窓に人影が……。誰かいる……?」
「貴志も見えたの? 誰かって……」
美結花はそこではっとした。
『あんな廃屋に何をしに行ったと思う?』
名取の言葉が頭をよぎる。
「佐貝、行きましょう!」
「行こう、先生!」
「ええい」
「こうなったらやけよ」
二人と二匹はその場所から駆け出した。
目指すは廃屋だった。
