夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十九話 人に交じって生きる妖
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しばらく黙り込んだふたりは茂みが音を立てていることに気づいた。
『アレが来る』
名取が言っていた言葉を思い出してごくりとつばを飲み込んだ。
やがて姿を現したのはカイだった。
「よかったナツメ、ミユカ。ここにいた」
ほっとしたようにカイが声をかける。
「「カイ……」」
二人は緊張した。
目の前で話をしているカイが人間じゃないように見えた。名取から妖だと聞いたせいだろうか。
「あれ? 話し声が聞こえた気がしたけど……。誰かいた?」
カイが首をかしげる。
「……何もいなかったわ……」
美結花は名取のことを黙っていることにした。うち開けない方が良い気がしたのだ。
「…いや。それよりタキとニャンコ先生と佐貝は?」
夏目は話をそらした。
「あっちにいるよ。さあいこう。ナツメ、ミユカ」
手を差し伸べてくる。
その手を取っていいのか美結花は悩んだ。
「さあ……」
迷っているうちにますます手を差し伸べてくる。
「夏目」
「美結花」
そこへタイミングが良いことにニャンコ先生と佐貝がやってきた。
「「わあ!」」
二人は驚く。
いきなりだったが、タイミングが良かったので美結花は心の中で感謝した。
「よかった三人ともここにいた」
タキが後から茂みをかき分けてやってきた。
「タキ……」
「透……」
「駄目じゃないカイ。急に走り出して」
タキはカイをちょっと叱る。
「…だってナツメとミユカが心配だったんだ」
しゅんとしながらカイは言った。
「──うん。ありがとう」
「──ありがとうね」
美結花は夏目とともに笑顔でお礼を言った。
その後、日も暮れたと言う事で夏目と美結花がカイと別れて家に帰ったのだった。
『アレが来る』
名取が言っていた言葉を思い出してごくりとつばを飲み込んだ。
やがて姿を現したのはカイだった。
「よかったナツメ、ミユカ。ここにいた」
ほっとしたようにカイが声をかける。
「「カイ……」」
二人は緊張した。
目の前で話をしているカイが人間じゃないように見えた。名取から妖だと聞いたせいだろうか。
「あれ? 話し声が聞こえた気がしたけど……。誰かいた?」
カイが首をかしげる。
「……何もいなかったわ……」
美結花は名取のことを黙っていることにした。うち開けない方が良い気がしたのだ。
「…いや。それよりタキとニャンコ先生と佐貝は?」
夏目は話をそらした。
「あっちにいるよ。さあいこう。ナツメ、ミユカ」
手を差し伸べてくる。
その手を取っていいのか美結花は悩んだ。
「さあ……」
迷っているうちにますます手を差し伸べてくる。
「夏目」
「美結花」
そこへタイミングが良いことにニャンコ先生と佐貝がやってきた。
「「わあ!」」
二人は驚く。
いきなりだったが、タイミングが良かったので美結花は心の中で感謝した。
「よかった三人ともここにいた」
タキが後から茂みをかき分けてやってきた。
「タキ……」
「透……」
「駄目じゃないカイ。急に走り出して」
タキはカイをちょっと叱る。
「…だってナツメとミユカが心配だったんだ」
しゅんとしながらカイは言った。
「──うん。ありがとう」
「──ありがとうね」
美結花は夏目とともに笑顔でお礼を言った。
その後、日も暮れたと言う事で夏目と美結花がカイと別れて家に帰ったのだった。
