夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十九話 人に交じって生きる妖
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「お化けに追い回されている男の子?」
夏目が男の子のことを話した。
「言っているだけでまだ俺は見て確認したわけじゃないんだ。本当に妖相手かは……」
「私は聞いただけだし、判断はつかないわね……」
美結花は判断は保留にすることにした。
実際に見てみないと分からないからだ。
「ふふっ」
タキは笑った。
「夏目君も美結花ちゃんも優しいのね」
そんなことを言ってくれる。
「違うんだ。藤原さん達を巻き込みたくないと思っているのに放っておきたくないと思ったらすぐに手を出してしまって……」
「そういう中途半端に手を出すのは……高慢な気がする……」
迷惑をかけてばかりいるのではないか。そういう事におびえてしまう。
(前までは妖のせいにできたのにな……)
そんなことを思ってしまう。
「あっ」
ふと後ろを見ると男の子がついてきていた。
「あの子だ……」
「「え!?」」
多軌と美結花は驚く。
話題の人物がついてきているとは思わなかったからだ。
「待って……」
夏目が引き留めようとするが少年が逃げる。
しかしニャンコ先生が飛び出してきて足を止める。
そして落とし物を届けた。
少年は受け取る。
「ニャンコ先生か。助かった……」
夏目がほっとしたように言った。
するとニャンコ先生が夏目に200円を要求する。
「そうか、帰ったらな……」
夏目はちょっと引きながら頷いた。
その後ろからやってきて呆れたようにニャンコ先生を蹴った。
ニャンコ先生が怒り顔で佐貝を睨む。
「駄目だ! あまりの可愛さに我慢できない!!」
多軌がニャンコ先生を抱きしめる。
佐貝は先生を犠牲に多軌の手の中から逃げた。
「にゃんちゃんも抱っこするからね~!」
その言葉に佐貝は少し逃げ腰になった。
ニャンコ先生みたいになりたくないと思ったのだ。
「俺を付けていたのか。なぜ」
一方、夏目は少年につけていた理由を聞いていた。
「うっ。だって……」
少年は言葉に詰まる。
「本当にお前じゃないんだな? おれをつけ回したり、箱に閉じ込めたりしたのは」
「──ああ。違うよ」
「貴志じゃないわ。それは本当よ」
安心させるように美結花も言い添える。
「そうか……。悪かったな……。変態とかもやしとかまな板とかごめん」
「ぶっ」
「くっ」
多軌と美結花は噴き出すまいとこらえた。
あまりにも的確だったのでおかしかったのだ。
「ああ。いや……良いんだ……」
夏目は少し微妙な気分になりながら許した。
「それよりそのつけ回しているって奴について話してみないか? ちゃんと警察に言った方が良いかもしれないだろ」
「確かに。大人の方が動いてくれるかもしれない……」
本当に人間の仕業だったら手に負えないのでその方が良いだろうと思った。
「…いいんだ。大したことじゃないし言っても意味がない」
少年、カイはそんなことを言った。
(言っても意味がないか……)
それはとらえようによっては妖の仕業だと言っているのと同じだなと思った。
夏目が男の子のことを話した。
「言っているだけでまだ俺は見て確認したわけじゃないんだ。本当に妖相手かは……」
「私は聞いただけだし、判断はつかないわね……」
美結花は判断は保留にすることにした。
実際に見てみないと分からないからだ。
「ふふっ」
タキは笑った。
「夏目君も美結花ちゃんも優しいのね」
そんなことを言ってくれる。
「違うんだ。藤原さん達を巻き込みたくないと思っているのに放っておきたくないと思ったらすぐに手を出してしまって……」
「そういう中途半端に手を出すのは……高慢な気がする……」
迷惑をかけてばかりいるのではないか。そういう事におびえてしまう。
(前までは妖のせいにできたのにな……)
そんなことを思ってしまう。
「あっ」
ふと後ろを見ると男の子がついてきていた。
「あの子だ……」
「「え!?」」
多軌と美結花は驚く。
話題の人物がついてきているとは思わなかったからだ。
「待って……」
夏目が引き留めようとするが少年が逃げる。
しかしニャンコ先生が飛び出してきて足を止める。
そして落とし物を届けた。
少年は受け取る。
「ニャンコ先生か。助かった……」
夏目がほっとしたように言った。
するとニャンコ先生が夏目に200円を要求する。
「そうか、帰ったらな……」
夏目はちょっと引きながら頷いた。
その後ろからやってきて呆れたようにニャンコ先生を蹴った。
ニャンコ先生が怒り顔で佐貝を睨む。
「駄目だ! あまりの可愛さに我慢できない!!」
多軌がニャンコ先生を抱きしめる。
佐貝は先生を犠牲に多軌の手の中から逃げた。
「にゃんちゃんも抱っこするからね~!」
その言葉に佐貝は少し逃げ腰になった。
ニャンコ先生みたいになりたくないと思ったのだ。
「俺を付けていたのか。なぜ」
一方、夏目は少年につけていた理由を聞いていた。
「うっ。だって……」
少年は言葉に詰まる。
「本当にお前じゃないんだな? おれをつけ回したり、箱に閉じ込めたりしたのは」
「──ああ。違うよ」
「貴志じゃないわ。それは本当よ」
安心させるように美結花も言い添える。
「そうか……。悪かったな……。変態とかもやしとかまな板とかごめん」
「ぶっ」
「くっ」
多軌と美結花は噴き出すまいとこらえた。
あまりにも的確だったのでおかしかったのだ。
「ああ。いや……良いんだ……」
夏目は少し微妙な気分になりながら許した。
「それよりそのつけ回しているって奴について話してみないか? ちゃんと警察に言った方が良いかもしれないだろ」
「確かに。大人の方が動いてくれるかもしれない……」
本当に人間の仕業だったら手に負えないのでその方が良いだろうと思った。
「…いいんだ。大したことじゃないし言っても意味がない」
少年、カイはそんなことを言った。
(言っても意味がないか……)
それはとらえようによっては妖の仕業だと言っているのと同じだなと思った。
