夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十八話 鏡に映るものは
夢小説設定
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夏目と美結花はとぼとぼと歩いて速水との合流場所へと向かった。
「……? 何かあった?」
怪訝そうに速水が暗い表情の二人に声をかけた。
「速水君。私たち例の妖に会ったよ……」
「! どうだった!?」
速水が勢いよく聞いた。
「実はね……」
美結花は事情を話した。もちろん友人帳のことには触れずに大事なものをとると宣言されたことだけを伝えて。
「え!? ご、ごめん……。巻き込んじゃった……」
速水は美結花たちを巻き込んでしまったと落ち込む。
「いやいや。大丈夫。見つければいいだけだし、ね?」
「ああ。速水は悪くないよ。一方的にあの妖に条件を突き付けられたんだから」
二人は速水を慰める。
「それにしてもちょっと面倒なことになったかもしれないわ」
「佐貝?」
美結花は佐貝の方を見た。
「あの妖……。人や妖と関わった経験がほとんどないのかもね……」
「……違和感があったと思ったらそれか。まだ若いんだな」
ニャンコ先生が目を開いた。
「え、どういう事?」
美結花には想像がつかなかった。
「人と関われて嬉しいと言う事で気を引くために物をとってきたのよ。そうすることで追いかけてくるし、自分を見てくれるからよ」
「最初のかかわり方がまずかったのかもな。まあ百年ちょっとしか生きていないみたいだしな……」
「百年……」
ニャンコ先生の言葉に思わず呟いてしまう。
人と妖には時間の差がある。百年ちょっとと言えてしまうほど長い時間を妖たちは生きているのだ。
「それだったら尚更捕まえて返してって言わなきゃ! それは駄目だよって伝えなきゃダメな気がする」
速水は決意をした。
「どうやったら捕まえられるの? 私たちも対象になったからこちらには来ないと思うんだけど……」
美結花は捕まえられないようにしているのではないかと思った。
「簡単だ。夏目を囮にすればいい。向こうはまだ友人帳を手に入れていない。だからこそこちらに来たと言えばこちらに来るはずだ。噂で聞いたのかあの「夏目」と言う事を知っていたみたいだしな」
ニャンコ先生が提案する。
「友人帳って?」
速水に言葉に二人は困った顔をした。余計なことを言って巻き込みたくなかった。
「祖母から受け継いだ遺品なんだ……。だから大事なもので……とられたくないんだ……」
夏目は簡単に概要だけ説明した。
「そっか……。遺品……。なら夏目にとってはとっても大事なものだな……」
速水はほほ笑んだ。
母の遺品を受け継いでいるから理解は早かったようだ。
「ありがとう、速水」
夏目は嬉しそうにほほ笑んだ。
大事なもの、宝物と言ってくれるのは多軌に次いで2人目だった。
(こうして理解を示してくれるのって嬉しいよね……)
美結花も思わずほほ笑んだ。
「……? 何かあった?」
怪訝そうに速水が暗い表情の二人に声をかけた。
「速水君。私たち例の妖に会ったよ……」
「! どうだった!?」
速水が勢いよく聞いた。
「実はね……」
美結花は事情を話した。もちろん友人帳のことには触れずに大事なものをとると宣言されたことだけを伝えて。
「え!? ご、ごめん……。巻き込んじゃった……」
速水は美結花たちを巻き込んでしまったと落ち込む。
「いやいや。大丈夫。見つければいいだけだし、ね?」
「ああ。速水は悪くないよ。一方的にあの妖に条件を突き付けられたんだから」
二人は速水を慰める。
「それにしてもちょっと面倒なことになったかもしれないわ」
「佐貝?」
美結花は佐貝の方を見た。
「あの妖……。人や妖と関わった経験がほとんどないのかもね……」
「……違和感があったと思ったらそれか。まだ若いんだな」
ニャンコ先生が目を開いた。
「え、どういう事?」
美結花には想像がつかなかった。
「人と関われて嬉しいと言う事で気を引くために物をとってきたのよ。そうすることで追いかけてくるし、自分を見てくれるからよ」
「最初のかかわり方がまずかったのかもな。まあ百年ちょっとしか生きていないみたいだしな……」
「百年……」
ニャンコ先生の言葉に思わず呟いてしまう。
人と妖には時間の差がある。百年ちょっとと言えてしまうほど長い時間を妖たちは生きているのだ。
「それだったら尚更捕まえて返してって言わなきゃ! それは駄目だよって伝えなきゃダメな気がする」
速水は決意をした。
「どうやったら捕まえられるの? 私たちも対象になったからこちらには来ないと思うんだけど……」
美結花は捕まえられないようにしているのではないかと思った。
「簡単だ。夏目を囮にすればいい。向こうはまだ友人帳を手に入れていない。だからこそこちらに来たと言えばこちらに来るはずだ。噂で聞いたのかあの「夏目」と言う事を知っていたみたいだしな」
ニャンコ先生が提案する。
「友人帳って?」
速水に言葉に二人は困った顔をした。余計なことを言って巻き込みたくなかった。
「祖母から受け継いだ遺品なんだ……。だから大事なもので……とられたくないんだ……」
夏目は簡単に概要だけ説明した。
「そっか……。遺品……。なら夏目にとってはとっても大事なものだな……」
速水はほほ笑んだ。
母の遺品を受け継いでいるから理解は早かったようだ。
「ありがとう、速水」
夏目は嬉しそうにほほ笑んだ。
大事なもの、宝物と言ってくれるのは多軌に次いで2人目だった。
(こうして理解を示してくれるのって嬉しいよね……)
美結花も思わずほほ笑んだ。
