夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十八話 鏡に映るものは
夢小説設定
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美結花ははっと目を覚ました。
「夢……」
起き上がって夢を反芻する。
「あれがきっと速水君からお母さんの形見を奪った妖……」
肩までの黒髪に青い紫陽花柄の着物を着ていた。
あの妖は楽しそうに形見を奪っていった。だけどそこに悪意はないと何となくだが思った。
(透の時の妖は一瞬だったけど人に対して悪意があったもの……。あの妖にはそれがなかったわ……)
顔を洗いながらそんなことを思った。
「おはよう、美結花」
そこへ従兄が顔を出す。
「なんだか変な夢を見た。大事なものを青い紫陽花柄の着物の妖がとっていく夢」
「!! 貴志も見たの? 黒髪を肩まで切りそろえた女妖の夢!」
「美結花も? 同じ夢を見たのか……。ただあの妖、悪意がなかったような……」
「貴志も? そうよね……。なんか楽しんでいそうというか、関われて嬉しいって感じがしたのよ……」
速水には悪いが、本当に悪意があったら呪いをかけていたはずだ。それなのに大切なものをとっていったと言う事はそこに何か意図があるのではないかと二人は考えた。
「こんなこと言うと佐貝に阿呆と言われるんだけどね……」
「佐貝なら言うかもな。先生なら甘いというかもしれない」
「あはははははは! 本当に言いそう」
「あははははは! 確かにね」
二人はおかしくなって洗面所で笑い続けた。
そこから1時間後、二人は河原へと出かけた。
「おはよう、速水君」
「おはよう、速水」
二人は到着するなり、速水に挨拶をした。
「おはよう、夏目さん、夏目」
速水も挨拶を返す。
「昨日は眠れた?」
「あまり……。やっぱり気になって……」
速水はどことなく疲れた顔をしている。
「……無理はしないでね」
母親の形見が奪われたのだ。そのうえ、見つけないとさらに大事なものが奪われるのだ。取り返そうと必死なのも分かる。
「所で速水君、昨日言っていた妖だけど青い紫陽花柄の着物を着ているであっている?」
「うん。あっているよ。黒髪を肩まで切りそろえた上に目元に赤い化粧をしているね」
さらに特徴をつかめた。夢で見た妖に違いない。
「そんな妖だったら誰かしらみているかもしれないわね」
「そうだな」
「猫が喋っている!?」
佐貝とニャンコ先生が話したことに速水は驚く。
「やっぱ驚くよね……」
田沼も驚いたことを思い出す。
「うちの佐貝と……」
「ニャンコ先生だ」
二人は二匹を紹介する。
「か、可愛い──!」
速水はニャンコ先生と佐貝を抱きしめる。
「な、何すんだ!」
「あ、撫でまわさないで……!」
暴れる二匹。
「「え、えええええ!?」」
夏目と美結花は驚く。
まさか多軌と同じ感性の持ち主がいるとは思わなかったからだ。
「夢……」
起き上がって夢を反芻する。
「あれがきっと速水君からお母さんの形見を奪った妖……」
肩までの黒髪に青い紫陽花柄の着物を着ていた。
あの妖は楽しそうに形見を奪っていった。だけどそこに悪意はないと何となくだが思った。
(透の時の妖は一瞬だったけど人に対して悪意があったもの……。あの妖にはそれがなかったわ……)
顔を洗いながらそんなことを思った。
「おはよう、美結花」
そこへ従兄が顔を出す。
「なんだか変な夢を見た。大事なものを青い紫陽花柄の着物の妖がとっていく夢」
「!! 貴志も見たの? 黒髪を肩まで切りそろえた女妖の夢!」
「美結花も? 同じ夢を見たのか……。ただあの妖、悪意がなかったような……」
「貴志も? そうよね……。なんか楽しんでいそうというか、関われて嬉しいって感じがしたのよ……」
速水には悪いが、本当に悪意があったら呪いをかけていたはずだ。それなのに大切なものをとっていったと言う事はそこに何か意図があるのではないかと二人は考えた。
「こんなこと言うと佐貝に阿呆と言われるんだけどね……」
「佐貝なら言うかもな。先生なら甘いというかもしれない」
「あはははははは! 本当に言いそう」
「あははははは! 確かにね」
二人はおかしくなって洗面所で笑い続けた。
そこから1時間後、二人は河原へと出かけた。
「おはよう、速水君」
「おはよう、速水」
二人は到着するなり、速水に挨拶をした。
「おはよう、夏目さん、夏目」
速水も挨拶を返す。
「昨日は眠れた?」
「あまり……。やっぱり気になって……」
速水はどことなく疲れた顔をしている。
「……無理はしないでね」
母親の形見が奪われたのだ。そのうえ、見つけないとさらに大事なものが奪われるのだ。取り返そうと必死なのも分かる。
「所で速水君、昨日言っていた妖だけど青い紫陽花柄の着物を着ているであっている?」
「うん。あっているよ。黒髪を肩まで切りそろえた上に目元に赤い化粧をしているね」
さらに特徴をつかめた。夢で見た妖に違いない。
「そんな妖だったら誰かしらみているかもしれないわね」
「そうだな」
「猫が喋っている!?」
佐貝とニャンコ先生が話したことに速水は驚く。
「やっぱ驚くよね……」
田沼も驚いたことを思い出す。
「うちの佐貝と……」
「ニャンコ先生だ」
二人は二匹を紹介する。
「か、可愛い──!」
速水はニャンコ先生と佐貝を抱きしめる。
「な、何すんだ!」
「あ、撫でまわさないで……!」
暴れる二匹。
「「え、えええええ!?」」
夏目と美結花は驚く。
まさか多軌と同じ感性の持ち主がいるとは思わなかったからだ。
