夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十八話 鏡に映るものは
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「失礼した。僕の名前は速水 雄吾 。知っていると思うけど三組所属だ」
落ち着いた速水は自己紹介をした。
「よろしく……。私たちのこと知っているのね?」
「ああ。君たちは有名人だから……。それに妖怪が視えるんだろう?」
速水の言葉に美結花はぎょっとした。
「だ、誰に聞いたの……?」
心臓がばくばくと音を立てる。
多軌の時に慣れたとはいえ、人から妖怪が視えると指摘されるのはなれなかった。
「妖怪に」
速水はそう答えた。
「ま、待ってくれ。君は妖怪が視えるのか……?」
夏目は勢いよく聞いた。
「普段は視えない。だけど鏡に陣を描くと妖怪が視えるんだ」
速水はそう言った。
「僕の家は古い家で様々なものが受け継がれている。その中で亡くなった母から受け継いだのがこの陣だ。母はうっすらと声だけは聞こえていたようで妖の話をいつもしてくれた。そして陣を鏡に描くと妖が視えるようになることも教えてくれた」
速水は説明を始めた。
「ある日、その陣を使って鏡を見ているとある妖が現れた。そして僕のペンダントを奪っていってしまった……。そして『1か月以内に私を見つけて捕まえて。無事見つけることが返してあげる。見つけられなかったらあなたの大事なものをもう一つ奪う。鬼ごっこよ』といったんだ。奪われたペンダントは母の形見だし、これ以上大事なものを奪われたくない……! 期限まであともう少しなんだ。だから助ける義理はないと思うけれど。お願いします。力を貸してください……!」
速水は必死だった。
(母親の形見か……。「友人帳」も祖母の形見だ。それと同じようなものなのかな……)
美結花はそう思った。
「力を貸すのは良いけど一つ確かめさせてくれ。あの妖、視えるか?」
夏目は河原の向こう岸にいる狸の形をした妖を指した。
「いや。視えない……」
速水は目を凝らすが視えないようだった。
「じゃあこの鏡を使って向こう岸を視てみてくれ」
速水は言われるがまま向こう岸を映す。
「!? 狸の形をしたがいる──!」
速水は叫んだ。
「正解。お前も妖が視えるんだな……」
夏目は頷いた。
(あの子は妖が視える。私たちと同じだ──)
妖が視える人が増えた。それほど嬉しいことはなかった。
だからその気持ちのまま言った。
「そうみたいね。速水君。私たち手伝うわ」
形見を奪われた気持ちはよく分かる。
友人帳を奪われた際には従兄と共に焦ったからだ。
「本当!? ありがとう!」
速水は嬉しそうに二人の手をつないで握手してきた。
こうして速水を二人は手伝うことになった。
落ち着いた速水は自己紹介をした。
「よろしく……。私たちのこと知っているのね?」
「ああ。君たちは有名人だから……。それに妖怪が視えるんだろう?」
速水の言葉に美結花はぎょっとした。
「だ、誰に聞いたの……?」
心臓がばくばくと音を立てる。
多軌の時に慣れたとはいえ、人から妖怪が視えると指摘されるのはなれなかった。
「妖怪に」
速水はそう答えた。
「ま、待ってくれ。君は妖怪が視えるのか……?」
夏目は勢いよく聞いた。
「普段は視えない。だけど鏡に陣を描くと妖怪が視えるんだ」
速水はそう言った。
「僕の家は古い家で様々なものが受け継がれている。その中で亡くなった母から受け継いだのがこの陣だ。母はうっすらと声だけは聞こえていたようで妖の話をいつもしてくれた。そして陣を鏡に描くと妖が視えるようになることも教えてくれた」
速水は説明を始めた。
「ある日、その陣を使って鏡を見ているとある妖が現れた。そして僕のペンダントを奪っていってしまった……。そして『1か月以内に私を見つけて捕まえて。無事見つけることが返してあげる。見つけられなかったらあなたの大事なものをもう一つ奪う。鬼ごっこよ』といったんだ。奪われたペンダントは母の形見だし、これ以上大事なものを奪われたくない……! 期限まであともう少しなんだ。だから助ける義理はないと思うけれど。お願いします。力を貸してください……!」
速水は必死だった。
(母親の形見か……。「友人帳」も祖母の形見だ。それと同じようなものなのかな……)
美結花はそう思った。
「力を貸すのは良いけど一つ確かめさせてくれ。あの妖、視えるか?」
夏目は河原の向こう岸にいる狸の形をした妖を指した。
「いや。視えない……」
速水は目を凝らすが視えないようだった。
「じゃあこの鏡を使って向こう岸を視てみてくれ」
速水は言われるがまま向こう岸を映す。
「!? 狸の形をしたがいる──!」
速水は叫んだ。
「正解。お前も妖が視えるんだな……」
夏目は頷いた。
(あの子は妖が視える。私たちと同じだ──)
妖が視える人が増えた。それほど嬉しいことはなかった。
だからその気持ちのまま言った。
「そうみたいね。速水君。私たち手伝うわ」
形見を奪われた気持ちはよく分かる。
友人帳を奪われた際には従兄と共に焦ったからだ。
「本当!? ありがとう!」
速水は嬉しそうに二人の手をつないで握手してきた。
こうして速水を二人は手伝うことになった。
