夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十八話 鏡に映るものは
夢小説設定
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「なんですって? 妖が視えるかもしれない人?」
「そう。いつも鏡を持ち歩いているんだって」
美結花と佐貝は散歩していた。最近佐貝が太り気味なので運動のために、リードをもって散歩しているのだ。
「鏡を持ち歩いているねえ。よっぽど容姿が気になるんじゃないの」
「でもでも。鏡に変な模様というより陣が描かれていたんだよ! なんだか透の陣みたいだって思った」
「タキの陣ねえ……。鏡は確かにあちらに通じやすいとされているけど……。見てみないと何とも言えないわね」
佐貝はそんなことを言った。
「だよねえ……。本当に透と同じか分からないし……」
一人と一匹が歩いているとニャンコ先生がスズメを捕まえようと頑張っていた。
「先生──! こけるなよ─!」
「この私が滑るか!」
文句を言うニャンコ先生だが、ずてっとこけた。
「ふふふっ。言わんこっちゃない」
「笑うな夏目! 油断しただけだ」
「あはははは。ごめん、先生」
「笑うなって言っておるのに─!」
先生はますます怒ってしまった。
「二人とも何やっているの?」
呆れたように美結花は声をかけた。
「いや。先生のこけ方がおかしくてね」
夏目は少し笑いつつも言った。
「まあ、見事なこけっぷりだったからおかしかったけどね」
美結花もつられて笑ってしまう。
二人して笑っていると誰かがぶつかってきた。その拍子に何かが飛んできて思わずキャッチしてしまう。
「うわっ!」
思わず悲鳴を上げる。
「ご、ごめん……」
ぶつかった少年は謝ってきた。
「だ、大丈夫……」
美結花は思わずそう答える。
ぶつかってきたといっても大した怪我はなかったからだ。
「鏡……?」
先程キャッチしたものを見ると不思議な陣が描かれた鏡だった。
「あ、そ、それ……!」
少年が真っ青になる。
「あなた……」
その少年は噂の速水だった。
「はい。鏡。大事なものなんでしょう?」
美結花は鏡を返した。
「あ、ありがとう……!」
泣きそうな顔で速水はお礼を言った。
そして去っていこうとした。
「鏡に陣が描かれているなんて不思議ね……」
「ああ……」
聞こえないと思って小さな声でそう呟くと彼は振り向いた。
「な、なに……?」
「夏目美結花さん、夏目貴志君! これが陣に見えるのなら手伝ってほしいことがあるんだけど!」
がっしりと美結花の肩を彼はつかむ。
「はい?」
「は?」
夏目と美結花は戸惑った。
「あ~あ。また面倒ごとに巻き込まれた」
「二人ともお人よしだからな」
呆れたように佐貝とニャンコ先生が呟いた。
「そう。いつも鏡を持ち歩いているんだって」
美結花と佐貝は散歩していた。最近佐貝が太り気味なので運動のために、リードをもって散歩しているのだ。
「鏡を持ち歩いているねえ。よっぽど容姿が気になるんじゃないの」
「でもでも。鏡に変な模様というより陣が描かれていたんだよ! なんだか透の陣みたいだって思った」
「タキの陣ねえ……。鏡は確かにあちらに通じやすいとされているけど……。見てみないと何とも言えないわね」
佐貝はそんなことを言った。
「だよねえ……。本当に透と同じか分からないし……」
一人と一匹が歩いているとニャンコ先生がスズメを捕まえようと頑張っていた。
「先生──! こけるなよ─!」
「この私が滑るか!」
文句を言うニャンコ先生だが、ずてっとこけた。
「ふふふっ。言わんこっちゃない」
「笑うな夏目! 油断しただけだ」
「あはははは。ごめん、先生」
「笑うなって言っておるのに─!」
先生はますます怒ってしまった。
「二人とも何やっているの?」
呆れたように美結花は声をかけた。
「いや。先生のこけ方がおかしくてね」
夏目は少し笑いつつも言った。
「まあ、見事なこけっぷりだったからおかしかったけどね」
美結花もつられて笑ってしまう。
二人して笑っていると誰かがぶつかってきた。その拍子に何かが飛んできて思わずキャッチしてしまう。
「うわっ!」
思わず悲鳴を上げる。
「ご、ごめん……」
ぶつかった少年は謝ってきた。
「だ、大丈夫……」
美結花は思わずそう答える。
ぶつかってきたといっても大した怪我はなかったからだ。
「鏡……?」
先程キャッチしたものを見ると不思議な陣が描かれた鏡だった。
「あ、そ、それ……!」
少年が真っ青になる。
「あなた……」
その少年は噂の速水だった。
「はい。鏡。大事なものなんでしょう?」
美結花は鏡を返した。
「あ、ありがとう……!」
泣きそうな顔で速水はお礼を言った。
そして去っていこうとした。
「鏡に陣が描かれているなんて不思議ね……」
「ああ……」
聞こえないと思って小さな声でそう呟くと彼は振り向いた。
「な、なに……?」
「夏目美結花さん、夏目貴志君! これが陣に見えるのなら手伝ってほしいことがあるんだけど!」
がっしりと美結花の肩を彼はつかむ。
「はい?」
「は?」
夏目と美結花は戸惑った。
「あ~あ。また面倒ごとに巻き込まれた」
「二人ともお人よしだからな」
呆れたように佐貝とニャンコ先生が呟いた。
