夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十八話 鏡に映るものは
夢小説設定
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「速水君はね、中学までしっかりして明るい子だったんだけどね。最近見る感じだと近づくとびくりと震えたり、鏡を真剣な顔で見ていたりするのよね……」
「へえ~」
鏡を噂になるくらい見ている。いったいどんな理由があるんだろうか。
「それでね、私、気になったんだけど。速水君のあの目……。何かを探しているような気がするの。それに周りの人を巻き込みたくない。そんな昔の私のような感じがするの……」
「昔の透? それって……」
多軌が妖に呪いをかけられたせいで人と関わらないようにしていたのは記憶に新しい。夏目と美結花の協力で呪いが解けたことで彼女は元の明るさを取り戻した。最近ではクラスメイトと話すところをよく見る。
そんな彼女が昔の自分と言ったのだ。
(速水君には何か理由がある……?)
美結花は考え込んだ。
「もしかしてあいつも妖が視えるのかな……」
「速水君が? そうね……。彼の家もうちと同じくらい長く続く家だって聞いた事がある。私の祖父の陣のように速水君も誰かからそういうものを受け継いでいてもおかしくはないかも……」
夏目の言葉に多軌はそう言った。
「なるほど……」
美結花は頷いた。
ただ問題はどうやって本人に聞くかだ。
そこが問題だった。
「透──! 次体育だよ。早めに準備しないと!」
多軌のクラスメイトが彼女を呼ぶ。
「今、行く─! あ、もう行かなきゃ。夏目君、美結花ちゃん。この話は後で」
多軌はそう言ってクラスメイトの元へと向かった。
彼女が言ってしまうと二人は無言になった。
「……ところでさ。速水君が妖が視えるとして……。どうやって訊く?」
美結花が沈黙を破った。
「それは……。直接聞くわけにはいかないよな……」
「うん……。違ったら変な人じゃない……」
「だよな……。どうしようか……」
二人はしばらく頭を悩ませた。
放課後、どうやって妖のことを訊くか頭を悩ませていると美結花は鏡を見つけた。
小枝たちが噂していたように不思議な模様みたいなものが描かれている。
(いや、これは模様というより陣かな……)
多軌の陣みたいだと思った。
そこへ足音が聞こえた。
(誰か来る……!)
まずいと思って机の上に鏡を置いて隠れた。
入ってきたのは話題の速水だった。
「あった……!」
彼はほっとしたように鏡を確認すると教室を去っていった。
(今のは……)
陣が描かれた鏡を持つ男の子。
彼に美結花は興味を持ったのだった。
「へえ~」
鏡を噂になるくらい見ている。いったいどんな理由があるんだろうか。
「それでね、私、気になったんだけど。速水君のあの目……。何かを探しているような気がするの。それに周りの人を巻き込みたくない。そんな昔の私のような感じがするの……」
「昔の透? それって……」
多軌が妖に呪いをかけられたせいで人と関わらないようにしていたのは記憶に新しい。夏目と美結花の協力で呪いが解けたことで彼女は元の明るさを取り戻した。最近ではクラスメイトと話すところをよく見る。
そんな彼女が昔の自分と言ったのだ。
(速水君には何か理由がある……?)
美結花は考え込んだ。
「もしかしてあいつも妖が視えるのかな……」
「速水君が? そうね……。彼の家もうちと同じくらい長く続く家だって聞いた事がある。私の祖父の陣のように速水君も誰かからそういうものを受け継いでいてもおかしくはないかも……」
夏目の言葉に多軌はそう言った。
「なるほど……」
美結花は頷いた。
ただ問題はどうやって本人に聞くかだ。
そこが問題だった。
「透──! 次体育だよ。早めに準備しないと!」
多軌のクラスメイトが彼女を呼ぶ。
「今、行く─! あ、もう行かなきゃ。夏目君、美結花ちゃん。この話は後で」
多軌はそう言ってクラスメイトの元へと向かった。
彼女が言ってしまうと二人は無言になった。
「……ところでさ。速水君が妖が視えるとして……。どうやって訊く?」
美結花が沈黙を破った。
「それは……。直接聞くわけにはいかないよな……」
「うん……。違ったら変な人じゃない……」
「だよな……。どうしようか……」
二人はしばらく頭を悩ませた。
放課後、どうやって妖のことを訊くか頭を悩ませていると美結花は鏡を見つけた。
小枝たちが噂していたように不思議な模様みたいなものが描かれている。
(いや、これは模様というより陣かな……)
多軌の陣みたいだと思った。
そこへ足音が聞こえた。
(誰か来る……!)
まずいと思って机の上に鏡を置いて隠れた。
入ってきたのは話題の速水だった。
「あった……!」
彼はほっとしたように鏡を確認すると教室を去っていった。
(今のは……)
陣が描かれた鏡を持つ男の子。
彼に美結花は興味を持ったのだった。
