夏目の従妹が主人公。原作設定。黒髪に翡翠の瞳の美少女です。
第十六話 祖母が守った家
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「レイコさん……」
夏目の部屋に何となく集まったところで美結花はそう言った。
美結花と夏目には滋の話す女の子が間違いなくレイコだと思えたのだ。
滋のために妖を追い払ったのだ。
「…相変わらず気まぐれみたいな女だな。レイコは。構ったり急にそれをやめたり」
「そしてこっちの事情は知ったこっちゃないとばかりに離れていくんだから」
「…構いたいけど構えないと気だってあるだろ」
「…人間には事情があるのよ……」
美結花たちはレイコをかばった。
「…本当に人間は面倒だな。お前たちも。レイコも」
そう先生は言った。
「…そうか。レイコはこの家に来た事があったのか……」
「…不思議な縁ね……」
そう優しい声で二匹は言った。
「「……」」
何となくなでたくなって二人はニャンコ先生と佐貝をそれぞれなでた。
「…なんだ」
「…何よ」
ちょっと怒り気味に二匹は言った。
ぱたぱたぱた
そこへ足音が聞こえた。
美結花はびくりと肩を震わす。驚いてしまったのだ。
すぐそばの襖から上半身に目のついた黒い影が見えた。
「「ひっ……!」」
あまりにも不気味で夏目と美結花は声を出してしまう。
「あれ!? あいつでっかくなっていないか!?」
夏目が驚いたように声を出す。
「そうなの!?」
ちゃんと姿を見たわけではなかった美結花は驚く。
「そう言えば滋の話では悪いことがエスカレートしていったといったな。もしレイコの時と同じ妖が舞い戻ってきたのであれば塔子が病気になり、滋が怪我をする」
「そんなことさせない!」
「待てい! 影人間!」
ニャンコ先生の話を聞いて慌てて二人は影人間を追いかけていった。
「あいつ速い……!」
足が速いのか見失ってしまった。
「あそこの角を曲がろう」
角を曲がると二人の目の前には影人間が立っていた。
「貴志!」
回避する隙もなかった。
影人間は夏目を捕まえると体にある口らしきところにいれた。
「貴志を離しなさいよ!」
慌てて引っ張るが、強いのか外に出すことができなかった。
「ぎゃ──! 喰ってる─!」
「夏目が喰われそうになっている─!」
後を追ってきたニャンコ先生と佐貝が悲鳴を上げる。
「先生、佐貝! 出すの手伝って!」
美結花が言うと二人は影人間を攻撃し、夏目を吐き出させることに成功した。
「ニャンコ先生!! 佐貝!!」
ニャンコ先生は夏目を引っ張ってその場から逃げていった。あとを美結花と佐貝は追いかける。
「くそう。奴め。お前の力を吸いとってまたでっかくなったぞ。早いところ追い払わないとまずいことになるぞ、この家」
「この家から出ていかないといけない羽目になるかも……」
「「!!」」
ニャンコ先生たちの言葉にはっとする。
(そうだ。この家を守らなければ……。レイコさんが守った家を今度は私たちが守る!)
そう決心した。
「先生、美結花、佐貝。妖の記憶が一瞬視えたんだ。レイコさんの追い払い方も少し視えた。出鱈目になってしまうかもしれないけどやってみる」
「しくじったら今度こそ喰われるぞ」
「やって見せる」
夏目はいいきった。
「貴志がそういうのなら」
美結花も頷いた。
「たぶんあれはカリメという妖だ。気に入った家の者に災いをもたらして追い出し自分が住み着く」
先生が妖の説明をする。
「しかしこの家ではレイコに追い出され…。最近見たおまえをレイコだと思って復習に出も来たんだろう」
「あ~。夏目はレイコに似ているからね……。あれは止まらないわね。悪いことが起きていないと良いんだけど……」
佐貝の心配通り、階下では塔子が頭痛を訴えていた。
「! なら追い払わないとね。貴志、やり方教えて!」
「ああ。こっちだ」
二人は一つの部屋に滑り込んだ。
夏目の部屋に何となく集まったところで美結花はそう言った。
美結花と夏目には滋の話す女の子が間違いなくレイコだと思えたのだ。
滋のために妖を追い払ったのだ。
「…相変わらず気まぐれみたいな女だな。レイコは。構ったり急にそれをやめたり」
「そしてこっちの事情は知ったこっちゃないとばかりに離れていくんだから」
「…構いたいけど構えないと気だってあるだろ」
「…人間には事情があるのよ……」
美結花たちはレイコをかばった。
「…本当に人間は面倒だな。お前たちも。レイコも」
そう先生は言った。
「…そうか。レイコはこの家に来た事があったのか……」
「…不思議な縁ね……」
そう優しい声で二匹は言った。
「「……」」
何となくなでたくなって二人はニャンコ先生と佐貝をそれぞれなでた。
「…なんだ」
「…何よ」
ちょっと怒り気味に二匹は言った。
ぱたぱたぱた
そこへ足音が聞こえた。
美結花はびくりと肩を震わす。驚いてしまったのだ。
すぐそばの襖から上半身に目のついた黒い影が見えた。
「「ひっ……!」」
あまりにも不気味で夏目と美結花は声を出してしまう。
「あれ!? あいつでっかくなっていないか!?」
夏目が驚いたように声を出す。
「そうなの!?」
ちゃんと姿を見たわけではなかった美結花は驚く。
「そう言えば滋の話では悪いことがエスカレートしていったといったな。もしレイコの時と同じ妖が舞い戻ってきたのであれば塔子が病気になり、滋が怪我をする」
「そんなことさせない!」
「待てい! 影人間!」
ニャンコ先生の話を聞いて慌てて二人は影人間を追いかけていった。
「あいつ速い……!」
足が速いのか見失ってしまった。
「あそこの角を曲がろう」
角を曲がると二人の目の前には影人間が立っていた。
「貴志!」
回避する隙もなかった。
影人間は夏目を捕まえると体にある口らしきところにいれた。
「貴志を離しなさいよ!」
慌てて引っ張るが、強いのか外に出すことができなかった。
「ぎゃ──! 喰ってる─!」
「夏目が喰われそうになっている─!」
後を追ってきたニャンコ先生と佐貝が悲鳴を上げる。
「先生、佐貝! 出すの手伝って!」
美結花が言うと二人は影人間を攻撃し、夏目を吐き出させることに成功した。
「ニャンコ先生!! 佐貝!!」
ニャンコ先生は夏目を引っ張ってその場から逃げていった。あとを美結花と佐貝は追いかける。
「くそう。奴め。お前の力を吸いとってまたでっかくなったぞ。早いところ追い払わないとまずいことになるぞ、この家」
「この家から出ていかないといけない羽目になるかも……」
「「!!」」
ニャンコ先生たちの言葉にはっとする。
(そうだ。この家を守らなければ……。レイコさんが守った家を今度は私たちが守る!)
そう決心した。
「先生、美結花、佐貝。妖の記憶が一瞬視えたんだ。レイコさんの追い払い方も少し視えた。出鱈目になってしまうかもしれないけどやってみる」
「しくじったら今度こそ喰われるぞ」
「やって見せる」
夏目はいいきった。
「貴志がそういうのなら」
美結花も頷いた。
「たぶんあれはカリメという妖だ。気に入った家の者に災いをもたらして追い出し自分が住み着く」
先生が妖の説明をする。
「しかしこの家ではレイコに追い出され…。最近見たおまえをレイコだと思って復習に出も来たんだろう」
「あ~。夏目はレイコに似ているからね……。あれは止まらないわね。悪いことが起きていないと良いんだけど……」
佐貝の心配通り、階下では塔子が頭痛を訴えていた。
「! なら追い払わないとね。貴志、やり方教えて!」
「ああ。こっちだ」
二人は一つの部屋に滑り込んだ。
